福田悠太、辰巳雄大、越岡裕貴、松崎祐介による4人組アイドルグループ『ふぉ~ゆ~』が22日、東京・ヒューリックホール東京で主演舞台『隅田川ヤングロード物語 ~嗚呼!そりゃあいけねえぜ!~』(演出:小林顕作)公開ゲネプロを開いた。
葛飾区柴又にある寂れた商店街、隅田川ヤングロードが舞台。地上げの憂き目にあう隅田川ヤングロードを存続させるため、団子屋「丸福商店」の主人・丸福五郎(福田悠太)と、その息子・末吉(辰巳雄大)、そして飼い犬のポチ(松崎祐介)、さらには呉服店「はんなり屋」の主人である高輪はじめ(越岡裕貴)、五郎の母・たね(前野朋哉)を巻き込んだドタバタコメディが繰り広げられる。
本作は2018年上演の『ふぉ~ゆ~』主演舞台『放課後の厨房男子』から5年連続でタッグを組むことになる演出家・小林顕作氏が担当。これまで『放課後の厨房男子』シリーズ、ンビニエンスストアの密室殺人事件を舞台にした『BORN 2 DIE』など4作品を上演しているが、本作は初のオリジナル作品となっていることが特徴。ゲネプロでもその座組の雰囲気が遺憾なく発揮。人情話の展開と同時に思わず笑ってしまうようなジャニーズ事務所ネタが散りばめられたり、アドリブで乗り切るコーナーなど、これまで『ふぉ~ゆ~』と演出の小林氏が培ってきた空気感で魅せるものとなった。
終演後の取材会ではレギュラーキャストは5年連続の座組ということで「劇団尺伸ばしでーす!」と、楽しげにスタート。福田も「このメンバー5年目なので、みんなの思ってることがすべて分かるという感じで。舞台上でもお芝居をしながら遊んでいるような感じです。本当に楽しい時間を過ごしていています。舞台上でお芝居しながら遊んでいるようで、この楽しさがお客さまにも伝わればと思っています」と、気持ちを話す。
今回の舞台の配役の際に小林氏は「ふわっと」したイメージで決めたそうだが、辰巳のイメージしていたものとぴったり重なっていたそう。なかでも松崎が犬を演じることへ小林氏は「まっつんは犬だよなというのがリンクしていて」といえば辰巳も「アイドル誌で質問して頂いたときの家族構成を話したことがあるんですけど、松が犬というのはまったく違和感ありません」とのこと。
当の松崎も「あー、もう犬来たか~って。逆になんで、今まで犬が来なかったのかというくらいで。犬が来たからワンダフルに行こうと思いました」と、当意即妙な言い回しでキャスト陣からも「おおっ!」との声も漏れる。そんななか辰巳は「犬の役がしっくり来すぎてるみたいで、『これから動物の役をしかないかやらない俳優になろうかな』って言ってました」と松崎の願望を明かしていた。
作品へ越岡は「新しい新喜劇みたいに見えてきてるんです。登場の仕方がとかも、それぞれの伝統芸能みたいなのが盛り込まれていて、昔から見ている人にはやってるやってるという感じになっていると思います」と、たとえる。すると小林氏は「続けていきたいと思っていて。シリーズ化を目論んではいるんです。五郎の過去とか、宇宙人とか。構想は2ページくらいあります」とも明かしていた。
劇中には、“毎年恒例”の舞台『Endless Shock』に登場するコウイチこと『KinKi Kids』堂本光一のネタも盛り込まれており、福田は「あそこは一番の山場ですから」と、楽しげ。そして辰巳から“劇団尺伸ばし”にかけて辰巳から「みなさんの尺を僕たちにください!」と、アピールしていた。
舞台『隅田川ヤングロード物語 ~嗚呼!そりゃあいけねえぜ!~』東京公演は10月22日から同30日まで有楽町・ヒューリックホール東京にて、さらに11月12日から同18日までよみうり大手町ホールにて、大阪公演は11月26、27日に松下IMPホールにて上演予定!なお、毎公演、ストーリーに組み込まれる“お楽しみシーン”が設定されており、なにが起こるかわからない!?スペシャル演出プランとなっている。
※ふぉ~ゆ~過去記事
・ふぉ~ゆ~恒例忘年会ショー「ENTA!」“ギラギラ”で開催
・ふぉ~ゆ~越岡裕貴主演「まくをおろすな!」ティザー&特報解禁
・ふぉ~ゆ~主演×小林顕作 舞台「隅田川ヤングロード物語」上演