『エル シネマ大賞2017』授賞式が12日、東京・新橋のスペースFS汐留で開かれ女優・長澤まさみ(30)、中条あやみ(20)、俳優・坂口健太郎(26)、河瀬直美監督(48)が受賞のため登壇した。
ファッションメディア『ELLE』(株式会社ハースト婦人画報社)が文化人や映画ジャーナリスト、ファッション関係者ら約50名を審査員に迎え、独自の視点でその年のナンバーワン映画を選ぶ賞で2015年から開催されているもの。
映画界で一番輝いた女優に贈られる『エル ベストアクトレス賞』を受賞した長澤は胸元が開いたフェンディーが9月に発売したセクシーな黒いドレスで登場。『散歩する侵略者』での演技が高評価となり「まさかなこんな日が来るとはと思っていました」と、受賞に喜びを口にする。
今年を振り返って、長澤は「やっぱりどうしても、自分が何をやっているのか分からなくなるというか、孤独な作業だと思うんですこの仕事は。こういった賞を頂けるのはこのまま頑張れと言って頂けているようで、賞を頂くって良いことなんだなって感じています。本当に映画漬けだったのかなって思っています。もっと精進していきたいと思いました」と、しみじみ。
来年へ長澤は、「目にしたときにこの人おもしろいな、なんか楽しい、気になるといおうような作品作りをできるようにと思っていますので、人の目に留まるようなことができれば自分らしいなと思いますね」と、抱負を口にしていた。
今年新設された『エル・ガール ライジングアクトレス賞』に選出された中条は、ホワイトとゴールドのシャネルのドレスで現れた中条は「『エル』さんとは、いつもモデルとしてご一緒していっますが、朝日の上るような温かい賞を頂いて嬉しく思っています。二十歳として前に進んでいますが、自分の力ではどうにもできないときもあってたくさんの人に支えられて愛されてここまでこれたので恩返ししていきたいです。来年は暴れたいです。名前を覚えてもらえるような女優さんになりたいです」と、アピールしていた。
同じく今年目覚ましい活躍をした男性に贈られる『エル メン賞』に選ばれた坂口。グレーチェックのグッチのスーツに黒のタイで現れ、「すごく素直に嬉しいです。この1年やってきたことを少し認めてもらえたのかなって。『エル メン』賞初ということも嬉しいですね。ことしは映像は少しずつやらせていただきましたけど、苦しんだ1年でした。今年は本当に1歩1歩でした。でもそれが来年力になるだろうなと振り返って思いますね。来年?どうしますかねぇ(苦笑)。役に対して向き合っていければと思いますね」と、前を向いていた。
ほかにも長澤から坂口の印象について、「前に恋人役をやらせてもらって、活躍が著しくてどんどん頑張ってほしいなって」とエールをお送ったり、中条へは、「TVでいつも観ていて可愛らしいなって思っています。いましかできないことをして、来年は暴れてほしいなって」と、オススメしていた。
ほか『エル ベストディレクター賞』に河瀬監督が輝いた。