拝礼の仕方として、空気を大きく吸い込むという動作も入ったものとなる
『山形県朝日町と「空気」でのコラボレーションに関する共同記者会見』が9日、山形・旭町内のAsahi自然観で開催された。
空調・換気・除菌などの技術で空気質の向上に取り組んでいるパナソニック株式会社 空質空調社と、日本一（※）空気がきれいな山形県にある、朝日町の町民発案で総額5000万円の寄付を集め建立された世界で唯一空気に感謝して祀る環境モニュメント『空気神社』とコラボレーションを果たす。（※各都道府県のPM2.5濃度調査を基に、山形県が集計）
同社として、地方自治体とのコラボはこれが初。今回のコラボにより、同社では朝日町が目指す『環境の町』のシンボル化に向けて、空質空調機器、LED照明、クリーンエネルギー関連製品などを活用してサポート。それとともに、空気や自然の大切さを発信し、体感できる場を提供することを目的とする。
“いい空気の日”となる11月9日の会見となり、同町の鈴木浩幸町長からは空気神社設立までの沿革の説明とともに、平成2年に全国有志の協賛を経て建立された際に、空質空調社の松下精工株式会社、現在のパナソニックエコシステムズ株式会社も寄付をしており深い縁を感じていると話す。
さらに、鈴木町長としては、今回の取り組みにより『空気神社』をシンボルとしつつつ『環境の町』へ「加速化させたいと思います」と、弾みとなることへ期待を寄せる。『空気神社』は今年約1万人ほどが訪れたそうだが、「『空気神社』を盛り上げることでより、空質空調社さんのプラスにつながっていけるようにという思いがあります。情報を発信させて頂き、お互いにレベルアップを図っていければありがたいなと思っています」と思いを語った。
一方、同社の道浦正治社長は、「両者同じ思い出スタートとしたと考えております。われわれはいい空気を提供したいと思っております」と、コメントを寄せた。
なお、会見ではこの取り組みは2023年以降でWEBサイトやSNSを活用して継続的に配信の展開も予定していることを発表。『空気神社』における環境への取り組みのことはもちろんのこと、空気の課題、あるべき姿に対して取るべき行動、意外と知られていない身近な役立つ情報も紹介していくとしている。さらに、2023年度以降には子供を対象にした『空気教室』を朝日町と企画し、空気の価値を伝え、その恩恵に感謝する環境教育に取り組んでいくとしている。
また、同社の空質7要素（温度・湿度・清浄度・気流・除菌・脱臭・香り）の技術を駆使して、『空気神社』のきれいでおいしい空気を現地でなくても体感できる場を提供していく予定であることもアナウンス。会場ではその体験ができる空調設備のブースも公開。同社関係者としては、今後部屋1室をブースと同じ空気での提供を目指し開発を進めていることも明かしていた。
「空気神社」と同じ空気を提供するブースも公開
