山根綺舞台「ウマ娘」プロット読んで「揺さぶられて」

　『舞台「ウマ娘プリティーダービー」～Sprinters’ Story～』（演出：児玉明子）製作会見が21日、東京・品川プリンスホテルステラボールで開催されダイタクヘリオス役・山根綺、ヤマニンゼファー役・今泉りおな、ダイイチルビー役・礒部花凜、ケイエスミラクル役・佐藤日向が登場。司会は元ラジオNIKKEIの小屋敷彰吾アナウンサーが務めた。

　『ウマ娘プリティーダービー』（略称：『ウマ娘』）はキャラクタースマートフォン向けゲームアプリとPCゲーム、およびそれを中心としたメディアミックスコンテンツ。かつての名勝負、伝説のレース、偉大な記録を生んだ競走馬の名前と魂を受け継いだ「ウマ娘」たちが織りなす物語が展開されている。舞台化はこれが初で、レースあり、物語あり、ウイニングライブありの舞台が展開される予定だ。

　1人1人が順番に呼び込まれ、ポーズや決め台詞などを披露した後に会見へ。出演が決まったときのことへ1人ずつコメントを寄せていくことに。

　山根は「普段声優をしていて、台本を持たずして、表現しきるということが初めてです。自分にできるかなって不安もありましたが、やるからには最後までやりきろうと思っています！」と、決意を窺わせつつ、「1年前にお話を頂いたので、発表まで気にして、ワチャワチャ動いたりしながら過ごしていましたが、心強い仲間がいるので大丈夫だと思います」と、3人の方を見て笑みを送る。

　ダイタクヘリオスという役どころへ、山根は「性格は太陽のように照らしていくような感じで、走るときも楽しいを大事にしています。4人とも抱えているものも違うと思うので、気持ちのやりとりりを大事にしたいなと思います」とも。

　今泉は、「ヤマニンゼファーさんは、小さいときにマイルのレースで、風を体現した姿を見て、風についてより強く思った女の子です」と説明しつつ、「ウマ娘が好きだったので、私もウマ娘として、風を体現できるというのが嬉しいです」。

　佐藤はケイエスミラクル役へ「おだやかで爽やかな印象のウマ娘です。かつて2度も生死の境をさまよったことがあるという設定なので、常に周囲の人に恩返しをしたいという気持ちでいます。どう変化していくのかというのが見どころだと思っています」と、アピールしつつ、自身としては「歌って踊って舞台で表現するのが好きなので、ウマ娘として、どうやってお届けしようかと考えています」と、今から思いをめぐらせているようだが、「ウマ娘のコンテンツで、アニメーションだったりゲームだったりで、印象的なのがトレーニングだと思っているんです。この舞台もすごく汗をかくだろうと思って、トレーニングに必要な筋肉をつけている状態です」と、下準備にも余念がない様子。

　磯部は「舞台に立てるという喜びが大きかったです」と、心情を語るとともに、ダイイチルビーへは、「お嬢ですね。華麗なる一族の令嬢で一族の名にふさわしい、振る舞いやレースの結果を残すことができるのかという気持ちで過ごしていています」と、説明。そこから、「舞台を通してダイイチルビーのことを理解できるんじゃないかなとか、好きになってもらえるんじゃないかなと思って楽しみにしています」と、語った。

刺繍部分をアピールする磯部

　この日、4人はそれぞれのウマ娘の勝負服姿で登場。衣装の解説もされ山根は「衣装さんもヘアメイクさんも忠実に作ってくださっていて。どうしたらヘリオスらしくなるかというのを相談して作ってくださっています」といえば、今泉は、「細かい飾りとかまで再現してくださって嬉しいです」と、ニコリ。佐藤は「フィッティングしながらディスカッションして作りました。公演が始まる前から共同作業でやらせて頂いてます」と、裏話を披露しつつ、磯部は刺繍部分を持ちながら「刺繍をはじめ、上質な感じが出るようにこだわって作って頂いたので、舞台で細かいところまで観てもらえればなと思っています」と、決めの細かさを感じせるコメントも寄せていた。

　すでに、本作のプロットも読んだという4人。その感想へ山根は「初めて頂いたときに電車で読んでいたんですけど、涙が出てしまいそうなくらい揺さぶられて、レースにぶつかっていくんだという気持ちになりました。けいこが楽しみになりましたね」と、感動の仕上がりだったそうだ。

　また、本舞台のために書き下ろされた主題歌『Overrunner!』の情報も初公開。明るく前向きな曲調でくじけそうになっても夢に向かって走り続けたいという気持ちが沸き上がるような気持ちを込めているといい、会場ではそのインストゥルメンタルが流される。

　この主題歌の印象を語ることもあり、山根は、「サビから盛り上がっていく感じで、コールアンドレスポンスできるようなものがあるんです！トレーナーさんの心のなかで歌って頂きたいなって。それと1人1人の気持ちもリンクしています。精いっぱい歌っています」とのことで佐藤も「舞台の観劇後にこの曲を聴いたら、さらに胸が熱くなるというか。舞台の情景を思い出せるようなものになっていると思います」と、感想を語っていた。

　イベント終盤には演出を務める児玉明子氏からのメッセージが寄せられることに。そのなかで、「今作はかなり体、足回りを酷使すると思います」と予告。これに以前、児玉氏の舞台に出演したことのある佐藤としては「求められたことに応えられなかったときの悔しさを知っているので、下半身をというメッセージを受け取って、鍛えたいと思います」と、意気込む。

　そこから体力の話題となり、今泉はキービジュアルの撮影の際に、「体力には自信がないんです。このお写真を撮るときもで筋肉痛になりました。なんとか筋肉をつけて頑張っていきたいなと思います」と、体作りをするといい、磯部も「これからジム行きます」と、気合を入れていた。

　『舞台「ウマ娘プリティーダービー」～Sprinters’ Story～』は2023年1月15日から同29日まで品川プリンスホテルステラボールで上演予定！なお、公式サイト（https://eplus.jp/umamusume-stage/）にてチケットの最速先行（抽選）を11月27日正午から12月4日午後11時59分まで受け付けるとしている。

　■出走者
　ダイタクヘリオス役山根綺
　ヤマニンゼファー役今泉りおな
　ダイイチルビー役礒部花凜
　ケイエスミラクル役佐藤日向

　飯島優花石川鈴菜石田彩夏大久保胡桃久保田有紗鈴木珠子西宮ゆうき
　福嶋晴菜星野七茜森憩斗森本さくら山田京奈結月花渡来美友

　実況役門田奈菜
　解説役稲村梓

　■チケット料金
　9,800円（前売・当日共／全席指定・税込）
　■公演に関するお問合せ
　ネルケプランニング https://www.nelke.co.jp/about/contact1.php
　■主催
　ネルケプランニング
　■協力
　一般社団法人日本 2.5 次元ミュージカル協会
　■協賛
　イープラス
　■舞台公式 Twitter
　@umamusume_stage （https://twitter.com/umamusume_stage）
　■公演概要
　https://nelke.co.jp/stage/umamusume_stage/
　■公式サイト
　『ウマ娘プリティーダービー』公式ポータルサイト
　https://umamusume.jp/
　『ウマ娘プリティーダービー』公式 Twitter
　@uma_musu（https://twitter.com/uma_musu）