アイドルグループ『A.B.C-Z』の橋本良亮、女優・家入レオ、俳優・木村優一が15日、都内ホテルで『「蜜蜂と遠雷」リーディング・オーケストラコンサート~コトダマの音楽会~』(演出・振付:藤林美沙/元生茂樹)製作記者会見を音楽監督の千住明氏、指揮者・澤村杏太朗氏、ピアニスト・西本夏生氏、川田健太郎氏とともに開いた。
直木賞・本屋大賞を受賞した作家・恩田陸氏の作品『蜜蜂と遠雷』。その物語で紡がれる言葉の数々を歌と朗読で紹介しながら、千住氏によるオリジナル楽曲の旋律や音楽をピアノ、本格的オーケストラによって表現するという朗読劇。千住氏によるオリジナル書き下ろし楽曲も楽しめる。
橋本は原作の本を手に持って登場。作品へ出演できる喜びを語りつつ、「きのうから読み始めました(苦笑)」と、これから役を練っていくよう。それだけに役作りや演技プランとしても「初めてでどうやっていいのかなとか、動画を観たんですけど、これにオーケストラもプラスされるので、どうなのかな?できるのかなって」と、不安が先立っているようで、「頑張りたいと思います」と、意気込む。
一方の家入は、「音楽以外のジャンルに参加させていただくのが今年からなので、ドキドキしていて」と、現在の心情を口にした。
なお、家入によると、「新しい提案なので私達自身どうなるか分からないんです」と、いまのところ演出プランなどはいまいちはっきりしていないのだとか。続く、橋本も「けいこ期間が2日だけと聞いてビックリしたんです。このお仕事を頂いたのが2週間前で、『マネージャーさん遅くない!』って。ビックリしましたけど頑張ります」と、かなり短い期間と明かし報道陣をも驚かせる。
すると家入が「私はもうちょっと前からお話いただいったので今の話を聞いてビックリしました。でも、才能のある方たちでスターという才能がある方なので」と、橋本の方を向くと、橋本は「やめてください(苦笑)」と、ひたすら謙遜していた。
そんな橋本をイジっていた家入だがコンビネーションは意外とよく、今年の自身のことを漢字1字で現してとリクエストすると橋本が「『五』ですね」と言うと、家入も「私も『五』です!気が合いますね」と、ハイタッチ。この『五』にした理由へ、橋本が『A.B.C-Z』がデビュー5周年ということを話すと、家入もデビュー5周年イヤーだったという共通点がわかり、2人で再びハイタッチし、この奇跡的な共通点に報道陣もどよめいていた。
ほかにも音楽監督の千住氏とは以前舞台で一緒に仕事したことがあるという橋本は、「あのときも音楽劇でしたね。千住さんは優しい方で、怒られたことがないんです」と、2人でほほ笑み合い、信頼をお互いに寄せ合っている姿も見せていた。
最後に橋本から「僕も朗読劇が初めてなので、どうなるか分からないですけど、1人1人の良さと曲の良さをこの舞台、目茶苦茶最高だなと思って帰ってもらえたらと思います」と呼びかけ、家入も「素敵な方とオーケストラとすごく豪華なものになると思いますし、いい意味で思い切ってやれると思います。私が演じるのは元天才ピアニスト役ですけど、そこが相まっていい相乗効果になれば」と、メッセージを寄せていた。
『「蜜蜂と遠雷」リーディング・オーケストラコンサート~コトダマの音楽会~』東京公演は2018年1月5、6日にBunkamuraオーチャードホールにて全3公演、大阪公演は2018年1月27、28日に森ノ宮ピロティホールにて全3公演で上演!