俳優・上村侑(20)、黒木ひかり(22)、田野優花(25)、お笑いコンビ『とろサーモン』村田秀亮(43)、筧利夫(60)が8日、東京・新宿ピカデリーで映画『近江商人、走る!』(監督:三野龍一/配給:ラビットハウス) 完成披露上映会舞台あいさつを三野監督(34)とともに開いた。
今は昔の近江国(現在の滋賀県)をベースに全国を駆け抜ける“近江商人”の活躍を描いたビジネス時代劇作品。そろばん勘定だけじゃない。ある時はケガをして働けなくなった大工を救済する方法をひねり出し、ある時は閑古鳥が鳴く茶屋をアイディアで助ける、そしてまたある時は、店の大借金返済に知恵で挑む。主演の上村は商いの才と人情に長けた銀次役を演じる。
それぞれ役イメージに近い和装で登壇。撮影は2年前だそうで、壇上でそれぞれ「お久しぶりです」と、“プチ同窓会”といった和気あいあいな雰囲気。その流れで上村はほかのキャスト陣がカツラまでセットしている様子をみて、「僕だけカツラを忘れたわけではなくて、ちょっと事情があって金髪です」と、サラッと話して場内を沸かせた。
続く、黒木は「当時高校生でしたが、無事卒業できました」と話していたが、近江商人については本作にかかわるまで、「知らなかったですね(苦笑)。近江商人の読み方が分からなかったので調べることからスタートして。もちろんいまは存じておりますが、いちから説明しろといわれると怖い(苦笑)。でもマネージャーさんから、近江商人はいまでいう“Amazon”というイメージと教えてくれて」と、一発で頭に入ってきたそうだ。
田野は、「ちょっとでも、みなさんが楽しんでもらえるような要素をお話できれば」と意気込んでいたが、これまで時代劇出演は夢だったそうで、「そうなんですよ!!いま25歳ですけど、こんなに早く出演している絵が浮かんでいなかったんです。(2年前の撮影で)20代前半で夢が1つかなって嬉しいです」と、笑みが浮かぶ。
さらに、田野はその時代劇出演への夢をかなえるために、耳を指さしながら「ピアスとかは開けないようにしようと思って、アクセサリーとかは好きなんですけど、今も開けてないんです。こうして、夢がかなったのは嬉しかったですし、開ける予定もないです」といい、出演の夢が叶う可能性もへ向けて、今後もあけないそうだ。ちなみに、筧からは「見どころは、田野ちゃんのダンスシーン!」とのコメントが寄せられ、これには田野も満面の笑みが浮かんだ。
イベント終盤には、本作で“殿”を演じた、俳優・藤岡弘、から、劇中で“近江商人”のトレードマークにもなっているおそろいのハッピがクリスマスプレゼントされ、羽織りながらの記念撮影となり、盛り上がっていた。
映画『近江商人、走る!』は30日より全国公開予定!