『M-1グランプリ2022 敗者復活戦』が18日、東京・六本木ヒルズアリーナで開かれ『シンクロニシティ』、『ママタルト』、『からし蓮根』、『THIS IS パン』、『オズワルド』、『令和ロマン』、『ストレッチーズ』、『カゲヤマ』、『ビスケットブラザーズ』、『ななまがり』、『ダンビラムーチョ』、『ハイツ友の会』、『ケビンス』、『ヤーレンズ』、『ミキ』、『かもめんたる』、『マユリカ』の17組が決勝の1枠をめぐって火花を散らした。
以下、公式レポート部分。
前年から約1200組増、史上最多の7261組が出場した今大会。予選はこれまで以上に熾烈を極め、かつてのファイナリスト、インディアンス、オズワルド、ミキ、モグライダーらが次々と敗退。芸歴3年目の女性コンビ『ヨネダ2000』をはじめ5組が初の決勝進出を成し遂げるというお笑い下剋上が巻き起こった。さらに、敗者復活戦では、昨年新型コロナウイルス感染により3回戦棄権となり今年のリベンジが期待されていた『コウテイ』が、体調不良のため棄権という波乱の幕開け。残る17組による敗者復活組が決勝の1枠を狙ってネタを繰り広げた。
敗者復活戦の司会を務める陣内智則は「今年も本当にレベルが高い!」とコメント。ゲストの『NON STYLE』石田は「いろんなジャンルの漫才ができて、レベルが上がっている」と語った。また、陣内から注目コンビを聞かれると「個人的には『ヤ―レンズ』が好き」というコメントも。そして、準決勝を見たという『スピードワゴン』小沢は「どのコンビが決勝に行っても一波乱起こせる」と敗者復活組に期待を寄せていた。結果はこれまで同様、視聴者投票で決定。投票は1人3組となっている。
トップバッターは結成5年、フリーの男女コンビ・シンクロニシティ。ローテンションなよしおかが言葉巧みに西野を振り回す様子に会場からは大きな笑いが沸き起こる。決まり文句の「お世話になってます」で漫才を始めた『オズワルド』は、畠中が「去年の準優勝です」と堂々の挨拶。ネタ中でも優勝への意気込みをのぞかせた。『令和ロマン』は王道の国民的アニメを題材にしたネタで会場から拍手と笑いが。石田は彼らを「はるかに超えてきた。感覚が新しい」と絶賛。「キングオブコント2022」王者の『ビスケットブラザーズ』は原田がいい声のボケを会場中に響かせる。『ななまがり』森下のキャラを存分に活かしたトリッキーな世界観には会場中が爆笑。4年ぶりの決勝返り咲きを狙う『ミキ』は同世代のスターを背負って渾身の兄弟ゲンカ漫才を展開。ラストイヤーとなる「キングオブコント2013」王者の『かもめんたる』は、う大がコント同様の独特の世界観に槙尾と観客を巻き込んだ。
決勝進出者は、このあと午後6時34分からABCテレビ・テレビ朝日系全国ネットにて生放送される「M-1グランプリ2022」にて発表。ABCラジオでは決勝と同時刻に『ラジオでウラ実況!M-1グランプリ2022』を生放送。また、GYAO!ともタッグを組み、M-1グランプリを盛り上げる。
※記事内写真は©M-1グランプリ事務局
※記事は12月31日まで掲載