アイドルグループ『ジャニーズWEST』小瀧望、俳優・木下晴香、益岡徹が7日、東京・日生劇場でミュージカル『ザ・ビューティフル・ゲーム』(上演台本・演出:瀬戸山美咲)取材会を演出の瀬戸山氏とともに開いた。
サッカーに青春のすべてを懸け、逆らうことのできない運命に翻弄されながら戦っていく男と、そんな男を愛する女、その仲間たちの鮮烈な人生を描く。小瀧は、ひたむきにプロサッカー選手を目指すジョン・ケリー役を演じる。
この後の初日を目前にして、小瀧は「コロナ禍で迎える舞台3作目です。毎回、言ってますけど初日を迎えられることを奇跡のように感じています」と、初日の幕が開けられることを感謝しつつ、「やっとここからスタートで、身が引き締まる思いです。キャスト・スタッフ一同が頑張って行きたいと思います」と、意気込みを。
本作が初ミュージカルとなる小瀧。この話を初めて聞いたときのことへ「やってないことをやってみたいという気持ちが強くて。歌うことでの表現だったり、それで自分がどう感じるのか、相手にどう感じさせるのかという興味があって。いつか挑戦したいと思っていて」と、気持ちを語る。
ただし、自身の中でのミュージカルというものへのイメージとしても「僕が勝手にイメージしていたのは、ミュージカルは30歳手前にできたら良いなと思っていたんです。もうちょっと心の準備と歌のレベルを積み上げて挑戦と思っていたら、予想より早くてビックリしました」と、心境も。
そんな小瀧だが初ミュージカルでの座長としては「本当にみんなにおんぶにだっこで、助けてもらっています。右を見ても左を見ても信頼できる方ばかりですし、本当にみんなに追いつこうと思って頑張っています」と、学んでいるそう。なお、カンパニーの雰囲気として、「年下のキャストがいるというのが初めてで新鮮だったのと、こんなにも同世代が集まるなんて、こんな作品がほかにあるのかもわかりません。同世代が多いからこそ、チームワークも築けたと思います。仲間感が本当に大事な作品になっているので助かりました。僕自身も新鮮でした」と、同年代ならではの空気が流れているそうだ。
ミュージカルの歌げいことしては、「昨年9月から始まってまして、今回は海外と中継して、ボイストレーナーさんとやり取りさせて頂きました」と、相当に力を入れているようで、指導としてはあごや首の部分の意識を変えるようにと、ジェスチャーをしながらアピールしていた。
さらに、『ジャニーズWEST』との歌い方の違いを語ることもあり、「ご存知かと思うんですけど、『ジャニーズWEST』というグループに所属してまして、喉を“いわす”歌い方をしているんです。(けいこ中も)気がついたら喉を“いわす”歌い方をしていて、その癖をとるのが少し大変でした」とのことで「アイドルとしてではなく『ザ・ビューティフル・ゲーム』のジョンとして、この場に立ちますから」と、気持ちを語っていた。
歌唱面へは、「去年は僕にとっても歌うことが本当に多かった1年で、2023年も歌から始まってますし、歌がつながっているなって。スキルアップしていきたいと思います」といい、見どころとしては、「とにかく登場人物の生命力と、エネルギーです。あとは、この時代の僕たちが描く舞台の人たちは明日命があるかもわからないくらい、死と隣合わせで生きているので、僕たちが1日1日を全力で100%で演じて、生命力を感じてもらえれば。いまの僕ら世代にはあまり馴染みがないかもしれませんが、海を越えた先には起こっていることで、戦争・分断はいかに無意味かを伝えられれば」と、気持ちを伝えていた。
ミュージカル『ザ・ビューティフル・ゲーム』東京公演は7日から同26日まで日生劇場にて、大阪公演は2月4日から同13日まで梅田芸術劇場 メインホールにて上演予定!
※取材会別記事
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