俳優・磯村勇斗(25)が21日、東京・新橋のスペースFS汐留で映画『ダンケルク』(監督・脚本・製作:クリストファー・ノーラン/配給:ワーナー・ブラザース映画)ブルーレイ&DVD リリース/デジタル配信記念 スペシャルトーク付試写会に登場し、司会は有村昆(41)が務めた。
『ダークナイト』『インセプション』など、クオリティーの高い映像表現と世界観で世界を魅了しているノーラン監督最新作。海の町・ダンケルクを舞台に、実際に起こった史上最大の英仏軍40万人の撤退作戦を陸・海・空と壮大なスケールで描き、2018年のアカデミー賞の最有力候補と言われるほどの大反響を見せている作品だ。
本作のファンという磯村は「ダンケルクファッションです」とロングコートと、胸元にタグをさげながら登場。IMAXで観たという作品へ、「恐怖、緊張しかなかったですね。そういう世界で役作りするのは過酷な精神だと思います。息ができないくらいのシーンもあってヒヤヒヤしていました」と、興奮気味に感想を寄せる。
俳優としては「役者自身も限界に挑戦してくので、画から魂がみえたりするんです。そういう作品に出演したいと思います。まだないので」と、胸を熱くさせるものがあったようだ。
イベント中にはメイキングの一部上映もあったが、有村と意気投合して話が盛り上がるくらいだったが、そこからノーラン監督について磯村は若手俳優起用の妙があるといい「兵隊に見えるくらい、その場で生きているんです。若い人材を演出する力もあるんだなって思いましたね」と、分析したり、「時系列もうまいですよ。計算された撮影技法というのがあるんです」と、本作を観てひたすらうなるものだったようだ。
もしノーラン監督から声がかかるようなことがあったらという質問も寄せられ、「気持ちはアガると思いますよ!僕もブルーバックでお芝居をしたことあるんですけど、それは自分の中での想像で。実際にノーラン監督のように実際のものにこだわっている方なら、楽と言っていいか分からかないですけど、その場で生まれた感情を演じることができるので」と、起用された際も思い浮かべる。
さらに、ノーラン監督の次作はどうなるかと思い浮かべてもらうと、「想像がつかないようなところにボンボン来ているので……なんでしょうね。地底ですか?宇宙は行ったので、人類が想像できないところに行くというか」と、想像も楽しんでいた。
終了後の囲み会見ではプライベートのことも質問があがり、今年の観た映画の本数について、「映画館で観る時間はなかったですけど100本くらい観ましたね」と相当に観ている様子も。そんな2017年を振り返って、「朝ドラの『ひよっこ』に出させて頂いて大きく変わったなと思っていて、そこで経験したことを、生かしてもっと成長していけるような年で感謝の1年でした」と充実した表情。
続けて、今年の自身のことを漢字1字で現してもらうと、「進化の『進』ですね。自分の朝ドラを出させて頂いて目次から、『ひよっこ』にちなんで成長した羽根が生えて歩けるようになった感じです」と、ひたすら感謝といったようだった。
最後に有村から「ダンケルクスピリッツという言葉があるくらい、一般の人達も勇気を持って立ち上がろうという話です。世界情勢も動きがありましたし、2017年の暮れには観ておかないとと感じています」と、オススメし、磯村からは「映画は観るというスタンスでこれまで観ていましたけど、この作品で体験するというスタンスを知ったので、実際にあった実話を観客自身が体験してほしいなって。スリルを味わってほしいですし、こういう歴史があったというのを知ってもらえればと思っています。それとより深くノーラン監督のことを知ってもらえると思います」とPRしていた映画『ダンケルク』(ワーナー・ブラザースエンタテインメント)ブルーレイ&DVDは20日より発売中!
※磯村勇斗さんの名前をタイトルと本文で間違って表記しておりました。お詫びして訂正致します。