ダンス&パフォーマンスグループ『三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE』のNAOTO、小林直己、岩田剛典、今市隆二、ØMIが27日、東京・丸の内ピカデリーで映画『JSB3 LIVE FILM / RISING SOUND』(監督:二宮“NINO”大輔/配給:松竹)スタンディング応援上映イベントを開催した。
2020年7月7日にグループ初のオンラインライブとして開催した「LIVE×ONLINE」、2020年9月26日に開催したベスト盤的ライブ「LIVE×ONLINE IMAGINATION」、2020年11月10日に開催したデビュー10周年記念の「LIVE×ONLINE INFINITY JSB HISTORY」、2020年12月24日に開催したクリスマス特別企画「LIVE×ONLINE BEYOND THE BORDER」という、デビュー10周年の2020年に開催した4つのオンラインライブの映像をリミックスした作品となる。
以下、公式レポート部分。
当時のオンラインライブが劇場公開という形で、たくさんのファンに届いていることに対して、NAOTOは「あのライブは僕らが直接みなさんに届けられなかったコロナ禍からスタートしたチャレンジ。あの時はみんなつらい時期だったが、考えてみれば、あの期間でしか作れないものを作れた。それを映画館で作品として届けられることが嬉しい」と率直に語った。続けて「ライブこそが真ん中の活動のグループなので、それを奪われた中で見つけた形がこの作品。それが劇場公開という形で届けられて嬉しい」とコロナ禍での葛藤も振り返った。
小林直己は試写を事前に見た感想を聞かれると「率直にとても面白かった。オンラインライブを1年で4回実施して、それを二宮監督が、曲で言うところの“リミックス”してくれた。自分達のライブだが、何倍にも増して楽しめるような内容になっています」と答え、「初めてこの映画を試写で観た後も、“立って歌いながら観れると良いですね。”と話していたのでそれが叶って嬉しい」と念願のスタンディング上映だったことを明かした。
周りからの反響を聞かれた岩田剛典は「僕の周りは“ドルビってきました”と、”ドルビ沼に浸っている”と聞いてます」とDolby Cinema(R)(ドルビーシネマ)で上映される本作ならではの冗談も交えながら、「この時期のライブはオンライン仕様になっている。映画館で見るためのライブになっているので、ぜひ映画館でドルビ沼につかっていただければと思います」と重ねた。
三代目とはどのような存在か、と聞かれた今市隆二は「12年それぞれがいろんな活動をしたが、やはり自分達が帰るべく場所だなと、僕だけではなくメンバー全員も感じている」と答え、さらに「2023年の再始動にあたり雰囲気もすごくいい。2月からツアーもスタートするので7人で心を1つにしたい」とツアーに向けて着々と準備を進めていることを明かした。
主題歌「この宇宙の片隅で」の作詞を手掛けたØMIだが、主題歌が決まった時は嬉しかったと話し、「再始動に向けて曲を作らせていただいて、初めて試写でエンディングとして主題歌が流れているのを観た時に、MVでは使われてない映像で、いろいろなことを思い出してジーンときた。一つのストーリーとして繋がっている感じがしてグッときた」と話した。
二宮監督は主題歌「この宇宙の片隅で」のPVも監督しており、「この宇宙の片隅で」を映画のエンディングで流す時の映像にもこだわりながら作っていったという。
見どころについては「ポイントはなんでみんなさん観ているんですか?」とファンに目線を配るもメンバーから二宮監督が正しい見方というのをYouTubeでしっかり説明しているというと顔を赤くする一面も。そしてNAOTOは、今年一番びっくりしたことが二宮監督のキャラクターが違うことについてを挙げる。「でも本当に伝えたいところは全て詰め込んでおり、声は出せないけどスタンディングで楽しんでいただきたい」と語った。応援上映についてどんなふうに楽しんでいただきたいかという問いに岩田剛典は、「どんなふうに楽しんでいるか逆に観てみたい」と語る。「来月からのライブに向けてのリハビリ的な?少しずつ体を慣らせるというか」とNAOTOが言うと「違う違う。予習復習というんですよ」とØMI。そして「ぜひこの作品を観て会場に来ていただける方々を…なんて言うんだっけ」と言葉が思いつかずメンバーからツッコまれるシーンも。そこに岩田が「ドルビ沼!」と回収し会場が笑いに包まれた。
そして2023年の1年の抱負を各メンバーに質問するとNAOTOが率先して「昨日みんなと話していて、今年は三代目というアーティストのパフォーマンスというものを……」とNAOTOも言葉詰まらせつつも健康第一と答える。おじいちゃんかとØMIにツッコまれながらもさらに「パフォーマンスに命かけていこうぜ。いいんだよ、パフォーマンスで黙らせれば」とNAOTOが語っていたことを明かした。小林直己もそれに合わせ「それは、パーフォマンスで黙らせる」と冗談を交えながらも「毎日ツアーリハをして、早く観てもらいたいなという思いが日々高まっている」と語る。
岩田剛典は、「毎日リハーサルを重ねてまして、今日も全員集まって久しぶりにトレーニングをきっちりやるというのをやり、ツアーに向けて気持ちを高める一環として去年から毎月メンバー飯をしている。そして実は昨日もそうでした」ということを明かすも「さっきからずっと言ってたけど。聞いてた俺たちの話?」とNAOTOから言われるも「それはドルビ沼ってやつです」と会場を再度賑やかにした岩田。そして最後に「シンプルにメンバーで集まる時間をもっと増やしていきたい」と語った。今市隆二は「今年は、三代目に時間を作り情熱を注ぐ1年間にしたい。そしてパフォーマンスで黙らせる」と今市隆二もNAOTOをいじった。ØMIは「来月からツアーが始まるがハードな一年になるのは間違えないので心身共に健康で活動していきたい。そしファンのみなさんにも忘れられない1年にしたい」とメンバー最後としての抱負を締めた。
続いて二宮監督は、「ファンのみなさまと同じで裏方として支えたいと思います」と語り、そして新曲のMVもとても素晴らしいので楽しみにしてほしいと伝えた。
最後にリーダーのNAOTOがこれから観る人へ「コロナ禍で生まれた苦しみだったり、当てどころのない憤りの気持ちだったり全てをひっくるめたいつもと違ったライブ作品となっていると思います。あれを観ると本当に自分達もいろんなことにチャレンジしながらいろいろやったなと思います。まだコロナが明けていないですけど、来月から直接みなさんと会えますのであんな時があったなと思えるぐらいな気持ちでこの作品と向き合ってみなさんも感じて、直接観るライブも楽しみにしていただければ」と最後の一言で締めた。
※記事内写真は(c)2023 松竹株式会社