『ワールドツアー上映「鬼滅の刃」上弦集結、そして刀鍛冶の里へ』(監督:外崎春雄/配給:東宝・アニプレックス)公開記念舞台あいさつが4日、東京・TOHOシネマズ日比谷で開かれ竈門炭治郎役の花江夏樹、竈門禰豆子役の鬼頭明里、我妻善逸役の下野紘、嘴平伊之助役の松岡禎丞が登壇し、司会はアニプレックスの高橋祐馬プロデューサーが務めることに。下野が花江からピシャリとたしなめられる一幕もあった。
漫画家・吾峠呼世晴氏が少年誌『週刊少年ジャンプ』に連載していたシリーズ累計発行部数1億5000万部を突破した漫画『鬼滅の刃』。2019年に2クールでTVアニメ放送され人気に火がつき、20年10月には『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』の公開、21年から22年には、『テレビアニメ「鬼滅の刃」 無限列車編』『テレビアニメ「鬼滅の刃」遊郭編』を放送・配信され、いづれも大きな反響を呼んだ。本作はその続編までが描かれており放送・配信された『遊郭編』の第十話、第十一話とともに、その後の新たな任務地での霞柱・時透無一郎と恋柱・甘露寺蜜璃との出会いや無限城に集められた上弦の鬼の姿を描いた『刀鍛冶の里編』へつながるものとなる。
上映後に登壇したキャスト陣。劇場で上映され、ド迫力の映像の連続に、下野は「TVで観て、みなさんが劇場で観たいという思いもあったと思いますし、大迫力で、かつ、われわれの死闘や激闘を観て頂いて、よりTVと、違った感じで、みなさんの中に違った感じが観られたんじゃないかなと思います」と、ポイントをアピール。
昨日、2月3日は上弦の鬼の新キャストとして上弦の壱[いち]・黒死牟[こくしぼう]役に置鮎龍太郎、上弦の肆[し]・半天狗[はんてんぐ]役が古川登志夫、上弦の伍[ご]・玉壺[ぎょっこ]役を鳥海浩輔が演じることが発表(なお、上弦の弐[に]・童磨[どうま]役の宮野真守は『遊郭編』最終話に登場)。こちらも大きな話題となった。
これらを踏まえて玉壺というキャラクターが気になっていたという下野は、「原作を読んでいたときに、たくさんの人が気持ち悪いと思うのではないかと思います。でも、アニメ化されて、ちょっと可愛く思えてきてて。逃げ去るようなちょこちょこ感とかが可愛らしいなって」と、見方が変わったという。
さらに、下野はアニメーションで動く童磨についても言及。「原作で分かっていたんですけど、童磨って、ほかの上弦の鬼から、嫌われているというか……。無視されているという、この感じが、ちょっと言い方はあれですけど、善逸に相通ずるような感じがあるなって。アニメ化されると、親近感が湧きましたね。映像は迫力ありますけど、そういう部分もアニメーションになってより個性などが浮き彫りになりましたね」と、感じたことを伝えていた。
イベント後半には、4人が演じているキャラクターそれぞれの着ぐるみも4体登場。下野は善逸が禰豆子に好意を寄せているという設定にあわせるように着ぐるみに向かって「禰豆子ちゃーん!」と声色を1トーン高くして手をフリフリ。しかし炭治郎の着ぐるみが妹である禰豆子と下野の間に立ち守るような姿勢を見せたということもあり、「そんなこと言わないでくれよ兄さ~ん」と、悲しげな声をだす演技も。
さらに、記念撮影前の時間に、下野は善逸の着ぐるみがお客さんの方ばかり向いているため、「こっち(下野の方)を全然向かないんですよ!禰豆子ちゃんが目の前にいるのに」と、ツッコむことも。そんな下野だったが、写真撮影の際には善逸の目線を誘導してあげたりと、しっかりと面倒を観てあげる優しさを見せていた。
最後に下野は「ワールドツアーが始まって、個人的にはほかの国に行きたかったんですが、スケジュールが出ちゃってるから、僕がいけないことが確定しています(苦笑)」というと花江は自身がめぐる国の名前を羅列しだし「下野さんには世界の中で、日本を担当して頂いて」と、たしなめようとする。しかし、下野は「なんでだよぉ~!!」と食い下がろうとする。これに、花江は「もう、うるさい!(笑)」とピシャリとする笑いあふれるやりとりで、舞台あいさつを盛り上げた。
そして、下野から「日本のいろんな方や、TVアニメの方が、もっともっと盛り上がるように力を貸してください、我々も『鬼滅の刃』が盛り上がるように頑張ってきます。ありがとうございました」と、メッセージを寄せていた。
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