『オダイバ!!超次元音楽祭-ヨコハマからハッピーバレンタインフェス 2023-』DAY1が11日、神奈川・横浜のぴあアリーナMMで開催されangela、入野自由、大橋彩香、畠中祐、宮野真守、ミュージカル『刀剣乱舞』刀剣男士、R3BIRTH、前座を務めた『GuilDrops』が歌にトークに観客たちと一緒に盛り上がった。
『オダイバ!!超次元音楽祭』とは、アニメやゲーム、インターネットから生まれる音楽、そしてそれを取り巻くファンの熱狂を届けたい!という思いのもと、「2次元も、2.5次元も、3次元も…垣根を取っ払い、次元を超えてひとつになろう!」というコンセプトで誕生した音楽番組。20年正月に特番としてフジテレビ地上波にて放送され、反響があり、21年から2月に同会場で開催され、今年で3回目となる。
トップバッターとなったのボーカルのatsukoとギターのKATSUによるユニット『angela』。2021年7月に放送されたTVアニメ『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…X』のOP曲でクラシックをカントリー調にアレンジした楽曲『アンダンテに恋をして!』から爽やかに入り、続くTVビアニメ『K』のOPにもなった楽曲『KING』では、事前に観客たちと一緒にできる振り付けやウェーブを練習し、ベテランらしい盛り上げ方で場内一体となって楽しむものに。
MCでは、今年『angela』が20周年を迎えるということで、atsukoからアニメ『宇宙のステルヴィア』OPでデビュー曲『明日へのbrilliant road』の振り付けをレクチャー。最初は同楽曲は歌わないと言っていたが、レクチャーのためにと数小節生披露して見せる一幕もありつつ、ラストは現在放送中のアニメ『最強陰陽師の異世界転生記』楽曲『RECONNECTION』、アニメ『シドニアの騎士』OP曲でアップテンポな楽曲『シドニア』を炎演出や、「超次元音楽祭の騎士たちよ!」とのあおりやKATSUおなじみの『機動戦士ガンダム』の演説ネタを挟み込むなどトリッキーさと熱唱で魅せ、最後は大ジャンブで締めて、キッチリとトップバッターの役目を果たした。
2組目はスクールアイドル『虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』内ユニット『R3BIRTH』(リバース)の三船栞子役の小泉萌香、ミア・テイラー役の内田秀、鐘嵐珠役の法元明菜がステージを繰り広げることに(詳報記事:R3BIRTH「超次元音楽祭」で6曲披露!椅子を使ってアクションも)。
3組目は大橋彩香。配信では『angela』と『R3BIRTH』の間に登場し、本日の衣装も先見せし「腹チラもするような気合をいれてまいりました」と、笑みを見せる。さらには思わず、この後4曲を歌うことを思わず口走ってしまう“予告”ありのマイペース気味なご愛嬌も。
そんな大橋はその1曲目『ダイスキ。』をダンサーとともに披露。直後のMCでは『超次元音楽祭』には『BanG Dream!』のキャストとして出演したがソロは初ということで緊張していると話しつつ、2曲目はポンポンを手に持って『NOISY LOVE POWER☆』、ロック調な『Be My Friend!!!』を歌唱。3曲歌ってみて、声出しも可能なステージということで「みなさんの声がバッチリはまると大きなエネルギーを生み出すんだと感じました」としみじみ話すと、楽曲『ワガママMIRROR HEART』で、“予告”どおり4曲で終了していた。
4組目の畠中祐はダンスやクラップを組み込みながら5曲を披露。5組目となった入野自由は観客を前に初披露の楽曲を連発。その2曲目には新海誠監督の2013年の作品で自身も秋月孝雄役で主演した『言の葉の庭』のOP曲で大江千里の楽曲を秦基博がカバーした楽曲『Rain』を「僕も歌いたいなって思って」と、雨の映像で雰囲気満点ななかしっとりと歌い上げていた。
トークコーナーでは、宮野真守、入野自由、畠中祐、大橋彩香、『angela』、『R3BIRTH』がひな壇形式で事前に答えたアンケートをもとにトークを展開。畠中が『何事も全力でやり過ぎちゃう声優』とアピールしていたが、「みんな全力でやってませんか?」と投げかける。ここで畠中の学生時代から見ていたという入野が、畠中が高校時代、収録前日に体育祭で全力を出したというと、畠中が続きを引き取り「応援団をやって声枯れちゃったんです(苦笑)。もともとハスキーな(声の)タイプだから大丈夫かなって」と、思い出を披露。そんな畠中へ入野は「そういうのが何回かあってその都度怒られてましたね」と、付け加えていた。
さらに畠中のエピソードは続き、入野は高校生だった畠中から電子辞書を借りた際に、履歴の単語帳を見て畠中が「いろいろな恥ずかしい単語」を調べていたという“お年頃”だったとも証言して畠中を照れ笑いさせることも。続けて入野はキックボクシングにハマっているそうで「心拍が上がるんです。蹴りが入ると脇腹も絞れるし」とハイキックを披露したり、途中から畠中が体を鍛えてベンチプレス85キロまであがるようになったとアピール。ではと、畠中に日村を持ち上げてもらおうという流れとなり、畠中がが床に寝そべると日村が上に乗っかるあげかける一幕もあった。
トークは続き、『誤字・脱字にうるさすぎるアーティスト』として『angela』がアピールするなか、大橋は『スケジュール詰め込みすぎ声優』として話題を提供。「時間通りにこなせたときに、喜びを感じるタイプで」と午前9時から午後8時までびっしり詰まった予定帳を披露。オフの日も「5、6件詰め込んで」「意外とせっかちで」と話していた。そこから宮野のオフの日の予定も話が振られたが、「なんもないときは寝れるまで寝たい派ですね」と、明かしていた。
トーク後には、ミュージカル『刀剣乱舞』刀剣男士と、トリには宮野真守が登場し熱気を帯びたまま1日目の公演を終えていた。(ミュージカル『刀剣乱舞』刀剣男士、宮野真守記事はそれぞれ別記事でお届け予定)
■セットリスト
○GuilDrops
M1:何回目のダイスキ?
○angela
M1:アンダンテに恋をして!
M2:KINGS
M3:RECONNECTION
M4:シドニア
○R3BIRTH
M1:繚乱!ビクトリーロード
M2:Vroom Vroom
M3:Look at me now
M4:バブルオーバー!
M5:全速ドリーマー
M6:MONSTER GIRLS
○大橋彩香
M1:ダイスキ。
M2:NOISY LOVE POWER☆
M3:Be My Friend!!!
M4:ワガママMIRROR HEART
○畠中祐
M1:Feel the Real
M2:Promise for the future
M3:DYING WISH
M4:イッサイガッサイ
M5:Solid
○入野自由
M1:Atarimae
M2:Rain
M3:Alive
M4:S.H.E
M5:確かにそうだ
○ミュージカル『刀剣乱舞』刀剣男士
M1:STARTING NOW
M2:Colors
M3:Fairytale
M4:革命前夜
M5:Supernova
M6:Lose Your Mind
M7:ストレンジャー
M8:ETERNAL FLAM
○宮野真守
M1:LAST DANCE (Maozon REMIX)
M2:SHOUT!
M3:透明
M4:ULTRA FLY
M5:シャイン
M6:Quiet explosion
M7:光射す方へ (Brighter ver.)
※超次元音楽祭過去記事
・GRANRODEO「オダイバ!!超次元音楽祭」DAY2トリステージ!花澤香菜「谷山紀章コノヤロウ!」に直立不動 内田雄馬は“共倒れ”展開に!?
・ウマ娘「オダイバ!!超次元音楽祭」に出走で4曲披露!ダイタクヘリオス役・山根綺「バイブス上げていこう!」や松井恵理子「熱気と光で応援するぞという意思を感じました」
・あかせあかり“着せ恋”喜多川海夢のコスプレ姿で楽曲「恋ノ行方」生歌唱でステージデビュー!「オダイバ!!超次元音楽祭」オープニングアクト務め“フワフワダンス”で世界に引き込む
※初稿にて事実と違う箇所がありました。お詫びして訂正致します。
※記事内写真は(c) オダイバ 超次元音楽祭 2023