歌手で俳優・菅田将暉(30)が22日より全国放映予定の株式会社ダスキン運営のミスタードーナツ新TVCM『今年のミスドはワッ!』篇に出演する。
CMでは、1996年にミスタードーナツのCMソングとして書き下ろされた、歌手・山下達郎の『ドーナツ・ソング』を菅田が歌唱。その曲に合わせて、周年を迎えたポン・デ・リングの20周年企画『白いポン・デ・リング』やフレンチクルーラー、飲茶の記念商品が発売されることが紹介される。菅田の「ワッ!」と驚く表情もポイントな仕上がり。
撮影は赤一色の空間に、白いスーツ姿の菅田という、周年CMにあわせた紅白仕様で撮影。台に置かれたテイクアウトボックスに手をかけるシーンでは、監督から「何が入っているんだろう、と期待が膨らんでいく感じを表現してください」という指示を受けた菅田。まずはテストで、徐々にトラックインしながら上昇していくカメラの動き、スピードを把握すると、本番ではカメラワークに合わせて、高まっていく菅田の胸の内が垣間見えるようなスマイルを浮かべ、あっという間にOKテイクとなっていた。
続けて、箱の中のおいしいサプライズに嬉しそうに驚くシーンへ。アップの表情を印象的に捉えるため、撮影した映像をスローモーションで再生できるハイスピードカメラで収録。ここではスローになる分、映像の使い所が限られているため、よりインパクトの強い瞬間的な芝居が求められることに。「リアクションをやや抑え目で」「全体的にコンパクトに」「嬉しさをもっと前面に出して」という細かい演出にも的確に対応していく。モニターでプレイバックを確認した際には、スロー再生で徐々に表情が変化していく自らの演技を見て、「めっちゃ驚いてる~(笑)」と、無邪気なコメントがとびだす一幕もあった。
撮影後に菅田へインタビューが行われた。以下、主なやり取り。
――20周年の「ポン・デ・リング」、30周年の「飲茶」、50周年の「フレンチクルーラー」にまつわる思い出やエピソードがありましたらお聞かせください。
菅田:「ポン・デ・リング」が20周年なんですね。それは、僕も“世代”なわけですね。(発売当初)10歳ですもん。地元にある1号店によく行っていて、「ポン・デ・リング」ばかり食べていた時期がありました。その後、たくさんバリエーションが出ましたけど、なんだかんだで、やっぱりシンプルなポン・デ・リングを一番食べている気がします。
――「飲茶」についてはいかがでしょうか。
菅田:「飲茶」はよくセットで食べていました。学生の頃は担々?が好きだったので、それとドーナツ3個、もしくは「D-ポップ(※)」を学校終わりに食べたり、休みの日に家族で出かけたりする時に食べていました。担々?がすごく好きな時期があって、ポン・デ・リングがすごく好きな時期もあったし、オールドファッションの時期もありました。ちょっとお茶というノリで店内に入って、ドーナツと飲み物を頼むんですけど、誰かが担々?や飲茶系を頼むと、つられて「僕も!」って追加する感じでしたね(笑)。
※現在は「ドーナツポップ」という名称で販売しております。
――「フレンチクルーラー」がすごく好きな時期もありましたか?
菅田:「フレンチクルーラー」期か「オールドファッション」期のどっちかが最初だったと思います。そこが2強のイメージでした
ね。食感も好きで、子供心をくすぐるというか。あの食感、他にないですよね。ホント、あっという間になくなるじゃないですか。溶けていく感じというか。50年売られているって本当にすごいですよね。
――ラストシーンの、菅田さんの驚きの表情にも注目してほしい今回のCMですが、普段の生活の中で、最近“ワッ!”と驚かれたエピソードがありましたらお聞かせください。
菅田:武道館のライブでステージに立った時の気持ちは、まさに驚き、の感覚だったかもしれません。客席の上の方がせり出ていて急なので、お客さんの視線や声が降ってくるような感覚なんですよ。あんなにたくさんの視線が、上から降ってくるみたいなのは初めてだったので、不思議だったというか。ワッというか、ワーッという感じでしたね。
――テーマの「周年」になぞらえて、菅田さんが今年「〇周年」を迎えるような出来事・趣味は?
菅田:音楽は5周年を超えて、俳優業は、そろそろ15周年ですね。16歳からこの仕事を始めたので、もう少しで人生の半分になるんだなと、30歳になった時に思いました。菅田将暉業というか、菅田将暉になってからの人生の方が長くなるんだなと。さっきスタイリストさんから現場で「関西弁は出そうと思って出るの?」と聞かれて。あんまり考えたことなかったんですけど、標準語のイメージがあると言われることもあるので、友達と関西弁で喋ることもありますし、たまにセリフで標準語を喋っている時も、未だに『イントネーションが関西になっています』と注意されることがあるんです。だから、その辺はちょっとファジーなんですけど、関西と東京の半々でミックスされ始めている感覚はあります。
――CMリリース日の前日3/14は「ホワイトデー」ですが、学生時代などもふくめて、「ホワイトデー」の思い出はありますか?
菅田:もらった方には、お返ししています。学生時代に、手作りチョコをもらった時は、ちょっと頑張って手作りのお菓子をあげたこともあります。作るのが好きなので、最近もガトーショコラが食べたくなって作りました。
――お菓子作りは難しくないですか?
菅田:難しいですよね。オリジナルとかは無理ですけど、今は調べたらいろいろ出てきますし、分量通り、時間通りやれば、それなりにうまくできるので、たまに自分でも作ることがあります。
――実際に「ドーナツ・ソング」を歌ってみての心境の変化や感想を教えてください。
菅田:まず、歌詞がすごいです。本当にミスタードーナツのための歌詞というか。そこを訪れる人たちのムードだったり、人とドーナツとの距離感みたいなものが書かれていて。それは今回歌ってみて初めて気付きました。
――歌ってみて苦労されたところはありましたか?
菅田:全部難しかったです。今までの自分の歌には無い歌い方で、見当もつかない感じでした。仮歌を歌ってくださった方が山下達郎さん風に歌うのがうまくて。さらっとしているけど、明るくハッピーな感じも漂う歌い方をされていて。自分の声だと、重い話のようになってしまうので、すごく苦労しました。ポップに歌えるようにというのを心掛けました。
――完成した「ドーナツ・ソング」を聴いてみていかがでしたか?
菅田:楽しみですね。ほどよいBGMになっていたらいいなと思います。しっかり聴いてもらうというよりは、ちゃんと溶け込んで、なじんでくれることを願っています。
また『ドーナツ・ソング』の起用に山下からもコメントが寄せられた。以下全文。
「ドーナツ・ソング」は、ミスタードーナツのキャンペーン・ソングとして 1996 年に制作されました。あれから四半世紀あまり、時代は移り、この歌の舞台だった渋谷公園通りのミスドは残念なことにもうありませんが、歌の中では美しい想い出となって生き続けています。そしてまた今回は、菅田将暉さんの歌唱によって「ドーナツ・ソング」に新しい命が吹き込まれ、よみがえりました。素敵なトラック。自分もこれでまたライブで演れます。
CM『今年のミスドはワッ!』篇は15秒で22日より全国放送予定! なお、 『ドーナツ・ソング covered by 菅田将暉』は、22日からミスタードーナツショップの店内BGMにもなる予定としている(※店内BGMでの放送時間はミスタードーナツ公式HPにて)。
■CM本編URL
https://youtu.be/EH6Xqv5USJ8
■「ワッ!」特設キャンペーンサイト
https://www.misterdonut.jp/2023_misdo_wa/
■周年記念商品関連 今後の予定
・2023年3月22日(水):『ドーナツ・ソング covered by 菅田将暉』を店内 BGM で放送開始予定、Twitter 「#周年ドドド」キャンペーン開始
・2023年4月下旬:『ドーナツ・ソング covered by 菅田将暉』スペシャルムービー公開予定記念デザインテイクアウトボックス展開予定
・2023年6月 :ポン・デ・リング 20 周年記念商品「白いポン・デ・リング」発売予定
・2023年夏 :フレンチクルーラー50 周年記念商品発売予定
・2023年秋 :飲茶30周年記念商品発売予定(飲茶取り扱いショップのみ)
※詳細は決まり次第、ニュースリリースや公式ホームページにてお知らせいたします。
※ミスタードーナツ過去記事
・菅田将暉ミスタードーナツ新CM撮影中にカメラマンから「もう1度撮らせてほしい!」と言われたワケ!七夕願い事に関連し「最近、料理もするようになった」【インタ主なやりとり有】
・菅田将暉ミスタードーナツ最新TVCMは「むぎゅ」のセリフだけでさまざまな感情表現!撮影現場で興味津々で指先でツンツンすることも
・菅田将暉「“フォンダン”でした(笑)」とお茶目な連発!ミスタードーナツ新商品新TVCMについに登場で地元・箕面のミスタードーナツ1号店に行っていたとも【インタ部分全文】