『劇団EXILE』町田啓太が31日、東京・有楽町朝日ホールで『連続ドラマW フィクサー Season1』完成披露試写会イベントに唐沢寿明、藤木直人、内田有紀、小泉孝太郎、要潤、小林薫、西浦正記監督とともに登場した。
脚本家・井上由美子氏が“フィクサー”を題材に描く大作。政界、財界、法曹界などの金とそれに群がる人間たちの悲喜劇、その裏で暗躍する“フィクサー”の活躍を描いたもので3Seasonにわたる大型オリジナルドラマを予定している。唐沢演じる謎のフィクサー・設楽拳一を主人公にした物語となる。
まずは唐沢が緑色の衣装を着ていることからから「まりもっこりです」といきなり自己紹介して場内は大爆笑に包まれるなか、町田も笑いが止まらずといった様子。さらに、町田は「こんな重厚な作品で先輩方とご一緒できて、光栄です」と、感無量な様子。
町田は毎朝新聞政治部記者の渡辺達哉役を演じており、設楽から接近を受けるという役どころ。新聞記者役はこれが初といい、町田は役作りに際して、「新聞記者は僕の周りにあまりいないんですけど、政治部は我先に我先にという感じですごいらしくて。前のめりな人物なんだろうなと言うのでやらせていただきました」という。
町田演じる達哉の母で看護師の渡辺響子役を斉藤由貴が演じる。その関係性として「達哉はちょっとマザコンと、(小泉演じる)板倉さんから言われちゃうんです。僕も母リスペクトなのでマザコンと言われてもいいです(笑)」と、リップサービス。これに司会がそのまま受け取ってしまい「町田さんは達哉と親しいってことですか?」と問い返すと、町田は「マザコンというわけではないですよ」と苦笑い。
このマザコンという言葉に続く小泉が反応し、「僕の頭の中はマザコンでいっぱいです。本番でも、そのセリフで受けたぞと思ったんですけど、いまのコメントを聞いて納得しました」というと、町田もこれには笑顔が浮かぶ。
さらに、町田と小泉の共演シーンは多いようで、「3rdシーズンの撮影を今していますけど、コーヒーを飲むシーンは唯一、町田くんとのシーンで、ある種『フィクサー』という社会派の骨太ドラマの中でもホッと一息のようなシーンをもらったと思います」というシーンなのだとか。すると町田は、「孝太郎さん演じる板倉とはコーヒー仲間なんです。いろいろ出てくると思うので楽しみにしていてください。2人で協力関係になったりするんです」と、先の展開をチラリと話しつつ、「孝太郎さんの笑みをこんな至近距離で見れるのは、きょうはご褒美のようですごく嬉しいです」と、2人で笑みを交わしていた。
また、この日登壇のなかった斉藤からVTRで「イケメンな息子を持って幸せな気持ちです」などのコメントが寄せられることに。これに町田は、「お母さーん」と映像に手を振った後に、「嬉しいですね。マザコンだからという意味ではないですが。斉藤さんとはじめtえやらせて頂くんですが、家のシーンや2人のシーンがすっごい楽しくて、なんでもやっていいんだなと思わせてくれる感じが好きで。毎回現場が楽しかったです」と、共演を楽しんでいたようだった。
ほかにも、唐沢が財前五郎役で主演作品で脚本家・井上由美子氏が手掛けたドラマ『白い巨塔』も大好きだそうで、撮影後に「唐沢さんにおいしいお寿司を頂いて、ごほうびのご褒美でした」と、憧れの視線を寄せる。これに唐沢も上機嫌で、「もし何かあったときは縫うことはできないけど、切ることはできるから」と、財前の執刀のような仕草を見せると、藤木も楽しげに、「財前先生よろしくお願いします」と、一礼して盛り上がる。ちなみに、西田敏行からVTRでメッセージが寄せられると、自身が財前五郎の義父・財前又一役を演じたということで、そのことに触れて場内を沸かせることもあった。
一方、唐沢演じる設楽が“気持ち悪い”と共演者からも言われまくったことから、唐沢が「僕にも町田くんみたいな時期があったんですよ。王子様と言われた時期が。いまは、点がついて“玉子”になっちゃって……、そしていまはもうキモいと言われるようになったんですよ」と、漏らすと、町田は「僕は玉子目指します。玉子から最終的にキモいといわれるくらいに」と、仰ぎ見るように唐沢に対応し、これには唐沢も楽しげに応じていた。
『連続ドラマW フィクサー Season1』は4月23日よりWOWOWにて放送・配信予定!
※町田啓太過去記事
・町田啓太 休みができても「草野球とかやってます」
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