俳優・坂本昌行が2023年10月より上演予定のミュージカル『キャメロット』(演出:宮田慶子)を主演することが3日、発表。共演者も一部発表となり『ジャニーズWEST』桐山照史、唯月ふうからが共演することもアナウンスされた。
『マイ・フェア・レディ』を手掛けたアメリカの脚本家アラン・ジェイ・ラーナー氏と作曲家フレデリック・ロウ氏によって書かれた名作ミュージカル。アーサー王に関する史実やエピソードを着眼点を変えて描いたT.H.ホワイト氏の『永遠の王』を原作にした作品。
坂本はアーサー王役で主演。桐山は円卓の騎士ランスロット役、唯月はアーサー王の妻グィネヴィア役を演じる。ほか、アーサー王の隠し子で謀反を起こすモルドレッド役に入野自由、キャメロットに流れ着いた辺境の騎士ペリノア役に今井清隆が起用された。
今回の発表にあわせ、3人と演出の宮田氏からコメントが寄せられた。
●演出:宮田慶子
1960年に初演された「キャメロット」は、クラシカルでロマンティックであり、そして美しい楽曲と共に、ち密な人間ドラマとセリフで紡がれた、重厚感のあるミュージカルです。
“英雄・アーサー王”としてだけでなく、「円卓会議」に至るまでの苦悩と決断、その根幹となる揺るぎない「平和と協調の世界」を求めるアーサーの哲学と願いが、日々戦禍の報を目にする今こそ、より一層深く心に響いてきます。
治世と愛と正義に苦悩して揺れるアーサー王には、近年ますます円熟の活躍をなさる坂本昌行さん。そして桐山照史さん、唯月ふうかさん、今井清隆さん、入野自由さん、他の皆さんとご一緒に作り上げる舞台を、とても楽しみにしています。
●坂本昌行
開場60周年という記念の年に再び日生劇場の舞台に立てる事を嬉しく思います。
実は今作の様な中世ヨーロッパの騎士道を題材とした物語をいつかはやってみたいと思っていました。
それが今回2度目となる宮田慶子さんの演出、そして多彩なキャスト陣と共に作品を作れる事に大きな喜びを感じています。
アーサー王のようにみんなで円卓を囲みコミュニケーションと作品愛を深め、お客様の心に響くミュージカルになるよう頑張っていきたいと思います。
●桐山照史(ジャニーズ WEST)
関西ジャニーズ Jr.時代からお世話になっている松竹さんの作品に出演させて頂ける事が本当に嬉しいです!今から日生劇場、松竹座に帰るのが楽しみです。
そして舞台「赤シャツ」でお世話になった演出家、宮田慶子さんと再びタッグを組ませていただける事も本当に嬉しいです。今回も慶子さんにいっぱい甘えさせていただきます。(笑)
そして、何より!先輩の坂本君と同じ舞台に立てる事に感動しています!いつか舞台でご一緒させていただきたい。という僕の夢の1つが叶いそうです。大先輩に負けないように必死に食らいつかせていただきます。
全てのキャスト、スタッフの皆さんと最高の「キャメロット」をお届けできるように、全力で挑みます!
●唯月ふうか
私自身、王妃という初めて挑戦する役柄で、とてもドキドキしております。
高貴な美しさと王妃としてのオーラを身につけられるよう、仕草や立ち居振る舞いをしっかり研究し、おけいこに臨みたいと思います。
台本を読んで、各々が従わざるを得ない現実と向き合いながらも葛藤している描写、本心を隠して強く生きている姿に胸が苦しくなりました。
グィネヴィアの心の奥にある繊細な感情の変化、上品さ、包容力と強さをしっかり表現できるように、そしてグィネヴィアを通して、新たな自分の引き出しを見つけたいと思います。
ミュージカル『キャメロット』は2023年10月に日生劇場にて、11月に大阪松竹座にて上演予定!
■あらすじ
中世イングランドの都キャメロット。
アーサー王(坂本昌行)は政略結婚を嫌がり逃げ出したグィネヴィア(唯月ふうか)と森の中で出会い、互いの素性を明かさないまま、2人は恋に落ちる。
グィネヴィアを王妃として迎えたアーサー王は、戦いが絶えない時世の中でも正義と公正さを信じ、武力ではなく法による統治を目指す。そして、皆が対等に話し合える円卓会議を発案し、イングランド全土から気高き騎士の招聘を試みる。辺境の騎士ペリノア(今井清隆)は図らずもキャメロットへ流れ着いた一人だが、そんなアーサー王の噂を聞きつけたフランス人騎士ランスロット(桐山照史)も一路キャメロットへ向かい、王に直談判で志願、「円卓の騎士」の一員となる。アーサー王は極めて優れた騎士道精神を持つランスロットに惚れ込み、全幅の信頼を置くようになるが、その裏でランスロットと最愛の妻グィネヴィアが密かに愛し合っていることを知る。2人の幸せを願うものの、自身への裏切りを許すことができず、苦悩するアーサー王。そこに追い打ちをかけるように隠し子のモルドレッド(入野自由)が現れ……。
※出演者過去記事
・坂本昌行主演「ザ・ミュージック・マン」扮装ビジュ解禁
・ジャニーズWEST×PILOTボールペン「Juice」とコラボ動画で指人形パフォーマンス!重岡大毅きっかけや藤井流星手書きは濵田崇裕「寝起きのような顔」、桐山照史「愛嬌はあった」【インタ部分ロング】
・佐々木美玲 唯月ふうかから“みれたん”で「癒やしの存在」