女優・広瀬すず(19)が11日、都内で日本赤十字社の「平成30年『はたちの献血』キャンペーン」の記者発表会に出席。10日スタートの主演ドラマ「anone」(日本テレビ系)で役づくりのためのベリーショートヘアが話題だが、「10センチちょっと切った。1年前もショートにしていたが、こんなに短いのは人生初めて。ドライヤーも1本でいいので楽。夏(髪が)長くて冬に切るのは季節的に逆だけど、洋服なども楽しんでいる」とフレッシュな笑顔をみせた。
献血者が減少しがちな冬期の輸血用血液の確保と、医療機関へ安定的に血液製剤を供給するため、今年新成人を迎える「はたち」の若者を中心に、広く国民に献血に対する理解、協力を呼びかけるもの。イメージキャラクターを務める広瀬は放送中のテレビCMにも出演しているが、「撮影の前に命の話を聞いて心を打たれてから、責任を持ってちゃんと私たちの世代に献血の大切さを伝えていかなきゃと思った。献血は人と人をつなげるもの。ぜひたくさんの人に足を運んほしい」としみじみとPRした。
これまで「自分にとってあまち身近なものではなかった」という献血だが、実際に「行ってみるとカフェスペースがあったり、スタッフが優しかったり、友だちとふらっと立ち寄れる場所。そのとき私は採血の数値が足りなくて献血ができなかったが、それも行って見なければわからないこと。CM撮影では献血だからと重くせずに、一緒に行こうよくらいのポップな感覚を意識した」と笑顔。「献血を一言で表すと”つながり”。人はひとりでは何もできない。人とつながっているからこそ、刺激がもらえたりするが、献血すれば救えるものがあるし、人同士で支えることができる」と想いを込めていた。
今年はたちを迎えるが、「実感がない。まずはドラマを成功させたいし、気づいたら、あした”はたち”だって思うんじゃないかな」と目の前のことに精一杯の様子。それでもはたちになったら「『海街diary』のお姉ちゃんたちに今でも仲良くしていただいているが、やっといろいろなことが話せる年齢になったかなと。当時は15歳で共通の話題があまりなかった。それと、はたちを越えたらご飯に行くときも少し遅くまでとかもいいのかなと」と楽しみもたくさんある様子だった。
また、同イベントのMCは、昨年がんで実妹・小林真央さんを亡くしたフリーアナウンサーの小林麻耶(38)が務めたが、「献血が主に使われているのはがんの治療。妹も輸血によって命を支えていただいた。10代20代の方にぜひ献血の大切さを伝えたい」としみじみ。イベントで想いをストーレトに伝えていた広瀬に対しても「一言一言、真摯に言葉を選んでいる印象で、本気なんだなと思った。とても直感を大事にされている方」と想いに共感している様子だった。