俳優・神木隆之介が27日、東京・有楽町の丸の内ピカデリーで映画『大名倒産』(監督:前田哲/配給:松竹)完成披露試写会を俳優・杉咲花、松山ケンイチ、小手伸也、桜田通、浅野忠信、佐藤浩市、前田監督とともに開いた。
作家・浅田次郎氏の同名時代小説を実写映画化。越後・丹生山藩の鮭売り・小四郎(神木)が徳川家康の血を引く、大名の跡継ぎであることが判明。それと同時に丹生山藩が借金100億円を抱えるビンボー藩で、全ての責任を小四郎に押し付け切腹させようとしていた。切腹を避けるため、小四郎は幼馴染のさよや、兄の新次郎・喜三郎、家臣の平八郎らと共に節約プロジェクトを始めるが、小四郎たちは次から次へとピンチの連続となり……。
ステージには、小四郎の顔がプリントされた巨大なお札が用意されており、神木はこれを自ら突き破って観客の前に飛び出すサプライズ演出で幕を開け。「出てきた演出どうでしたか?」と問いかけると、拍手を浴びて安どする様子も見せながらイベントをスタート。
「お話はシンプルで100億円の借金を返すという作品です」という神木。小四郎の役どころへ、「常にくじけない強い男の子です。その意識を持ちつつ」と意識していたそう。さらに「コメディなので、その場で起きたハプニングやアドリブもあったり、アイデアも会ったりするなかで、瞬発力でその場その場で演じながら、楽しく小四郎を演じられました」と、さまざまなことが起こった様子。
そんななかアドリブが採用された部分もあるそうで、杉咲演じるさよとのシーンで「小四郎と一緒に追いかけられるシーンがあるんです。そして手詰まりになったときに、ある人が出てきて、懐から出したナイフを舐めるんですよ。そのときに、前田監督が『ナイフ舐めて!』と叫んでいて、それで舐めたときに、『俺初めて観た!』と台詞が出てきて。その直後の“花さま”(杉咲)のアドリブがすごいんですよ!かぶせるように鋭いツッコミ入れるんですよ。使って頂けるかなと思っていたら使って頂けて」と、裏話を披露していた。
本作で神木演じる小四郎には“巻き込まれ系プリンス”という名前がついているということで、自身が巻き込んでいるものは?という質問が。「ここ最近“花さま”が僕に巻き込まれて(同じ撮影になって)いるなって。もしかしたら巻き込み系男子かもしれないです」と、笑っていた。
5月19日に30歳の誕生日を迎えた神木へ挑戦していること、やってみたいことは?という質問があがったが、「何に挑戦したらいいんでしょうか。つい先日誕生日を迎えて20代でやり残したこととか、30代にやらないととかあんまり考えたことがないんです。何人も考えなくて30代に突入して」といい、キャスト陣に何をしたらいいか質問。松山に話が振られたが、松山はここで唐突に、「この舞台上でチャレンジしてみようと思ったんですけど、座席の奥にあるムービーカメラのレンズをこの舞台あいさつが始まってからいまずっと見てるんです」と、告白。これに佐藤は「どういう見返りがあるんだよ。こっちみろよ!」と一喝。佐藤も神木にアドバイスしていたが、松山は視線をムービーカメラからずらさずで、「おい松山なんで俺の話聞いてないんだ!」と、いじって楽しんでいた。
そんな直近で30歳となった神木へ、サプライズケーキもプレゼント。「めちゃくちゃ嬉しいです!そこまで明確な30代の目標はないですけど、今まで通り、変わらずこのスタンスでゆっくりと、より楽しく生きることができればと思います」と、抱負を。隣にいた杉咲からも、神木を“神さま(かみさま)”と親しみを込めつつ「“神さま”は共演して6回目になるんですけど、交わるシーンがあんくても、“神さま”の存在があるから心が開放されたり、返しきれないくらいの優しさを頂いています」と、感謝のメッセージを寄せていた。
そして神木から「純粋に楽しんで笑ったりないたりしてもらえれば」と、メッセージを寄せると、作品にあわせて場内には小判型の紙吹雪が散り、雰囲気満点ななかイベントは終演を迎えることに。ちなみに、松山は最後までカメラ目線を崩さずその場を後にして笑いを誘っていた。
映画『大名倒産』は6月23日より公開予定!
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