俳優・中村倫也(36)が23日、東京・hmv museum渋谷6で写真展『中村倫也 童詩×蓑唄 写真展 2023』を訪れた。
2018年8月に発売した「中村倫也 最初の本『童詩』」と今年1月に発売した「中村倫也 続きの本『蓑唄』」(ともにワニブックス)の2冊を引っ提げて展開している中村初の写真展。『蓑唄』の発売日となった今年1月20日からの大阪を手始めに、札幌、仙台、福岡、名古屋をめぐってきた。そして、最終会場となる東京の同所にて6月23日から7月23日まで行われることとなる。
中村が来場したのは初日前日の閉店後。会場前にズラリと並んだオリジナルグッズを眺めながら、「すごいね、このスペース。なんか変な感じ(笑)」と少し照れる様子も。ひとしきりグッズ売場をぶらぶらした後、いざ、初写真展初鑑賞へ。
足を踏み入れるなり「ははは!」と笑い声。「俺の写真ばっかり続いているよ。やっぱり『童詩』のころは若いね。この時はいろんなこと考えてたんだよなぁ」などと呟きながら足を進めていく。途中、ここでしか見られない映像や展示物のコーナーに立ち止まり、「こんな映像を撮っていたのか。この紙も残しておいたんだね。これはいつの?」とスタッフへ質問。撮影時のオフショットを集めた一角でも1カット1カットを確認しながら、「この写真、おもしろい、珍しい」と笑顔がこぼれる。
来場記念に写真を撮ることができるフォトスポットでは、中村自身も記念撮影。「童詩」「蓑唄」と書かれた暖簾風の布を触りながら、「これ、終わったらちょっと欲しいかも」とぽつり。短い時間ながら、展示スペースを満喫した様子だった。
鑑賞後に中村からコメントが寄せられた。
自分だけが被写体なので恥ずかしさもあり、なんともコメントが難しいですが、こうやってまとまって見た時に、改めて使ってきた時間と携わった人達とまつわる場所、そして各写真を撮っていたころ自分がどんな仕事をしていたのか、やっぱりリアルに思い出しました。走馬灯みたいですね。入口から順路とともにページをめくっていくような流れになっていて、きっと観てくれる方々も歩きながら“この時期はこうだったな”とか時系列で想いを馳せてくれるのではないかと。そう考えると、2冊あったからこそこういう形で実現できた写真展だなと感じます。“うた”シリーズでタイトルを付けて良かった(笑)。僕にとってこの写真展は“歴史”です。
既に2冊持っている人は、衣装が展示してあったりレアなコーナーもあるので勿論楽しめると思いますし、書籍を知らずに入った方がどんな2冊なんだろうって思ってくれたらおもしろいですよね。あと、オリジナルグッズもいろいろあります。「中村倫也ファンなんですね」と言われないギリギリラインのかわいいアイテムもそろえております。
初写真展にして、もう2度と機会はないだろうと思っているので、この貴重な企画の最終会場、渋谷へ、ぜひ足を運んで頂けたら嬉しいです。
■中村倫也 童詩×蓑唄 写真展 2023
【東京】2023年6月24日(土)~7月23日(日)
会場:hmv museum / HMV&BOOKS SHIBUYA 6F
開館時間:11:00~20:30 ※入場は 20:00 まで 入場料?500 円(税込)
https://www.hmv.co.jp/news/article/221124109/
※大阪、札幌、仙台、福岡、名古屋は終了
※中村倫也過去記事
・中村倫也「ニキビ一緒に治そう Project」続投で今度は美容師
・中村倫也「インドカレーのときは、求愛のダンスを踊りながら」と冗談
・中村倫也「ルードヴィヒ」ベートーベンは「魂注いでいる人」
※写真クレジット「撮影:sai」