横山由依にとってAKB48は「人と人とをつないでくれる場所」!初ソロコンでCHEMISTRYとコラボやさまざまな思いを伝える姿も

 『AKB48』総監督の“ゆいはん”横山由依(25)が17日、TOKYO DOME CITY HALLで『横山由依ソロコンサート~実物大の希望~』を開催した。

 『AKB48』グループが13日から21日までの9日間、連続で公演を開催するというイベントで、これまでにもグループの成人メンバーや、『NGT48』、さらには同グループの中井りか、『AKB48』の岡田奈々らがライブを繰り広げている。横山にとってはこれが初のソロコンサートとなっている。

 ライブは横山ソロ曲のバラード『月と水鏡』から幕開け。しかも同曲を作曲した作曲家・石井健太郎氏がピアノ演奏するという豪華なもので、ムーディーな感じで歌い終えると「本当に素敵な楽曲でしたけど度肝は抜かれました?」と、ニコリ。

 さらに、「きょうでAKB48に入って8年2ヶ月3日前なんです。入る前から歌手になりたいなと思っていたんですけど、最近そのことを口にできない日々があって、グループのために頑張ろうと思って、自分の夢を追うじきではないのかなと思ったりして。それでも歌える女優さんになりたいと口にしていたらこうやってソロコンサートを開催することができました!みなさんありがとうございます!」と、ファンへ厚く御礼した。

 コンサートは横山のこれまでの歩みを初期の貴重な映像とともに振り返るという構成。2009年にSKE48第二期メンバーオーディションを受けるも不合格、AKB48第5回研究生オーディションを受けるも不合格。そんななかやっと『AKB48 第六回研究生オーディション』に合格したというエピソードを持つ横山は「あのときSKEに受かっていたらどうなっていたんだろうって。そんな私を想像できますか?」と、しみじみ。

 これまでに影響を受けたアーティストの楽曲も『SPEED』の今井絵理子のソロ曲『冷たくしないで』や、“たかみな”高橋みなみの楽曲『愛しさのアクセル』を“剣”を振り回す高橋のそっくりさんとともに披露。

 さらには、小学生のときに人生で初めてコンサートを観たことがきっかけで歌手を目指すことになったという『CHEMISTRY』の『PIECES OF A DREAM』の歌唱もあったが、こちらはサビあたりから、堂珍嘉邦と川畑要が登場!横山は2人とハモる際に満面の笑みで、観劇といったようだった。

 ほかにも、『AKB48』谷口めぐ(19)、川本紗矢(19)、田口愛佳(14)が登場し、“横山あるある”を立て続けに披露することとなり横山さんのよく言う『何やろなぁ』は何も考えてない!」「横山さんが可愛いと言った服は基本ちょっとダサめ!」と手厳しいものもあれば田口は「横山さんに愛されすぎてる!毎日のように連絡とってるし、会うとお話する」と言う話も飛び出した。

 その後、横山、谷口、川本、田口で『Not yet』の楽曲を連続披露したり、ボイスパーカッションにチャレンジし、『夕陽を見ているか?』を歌ったりと、横山の魅力がたっぷり伝わるものとなっていた。

 アンコール後には横山の母親から届いた手紙を川本が代読するサプライズがあり、これには横山も落涙。そのあふれてくる涙をこらえファンからも「頑張れ!!」の激励が飛ぶ中「私はすごく強がっているように見えるときもあるかもしれませんけど、家族だけには相談したりとかしていたこともあって、1番近くで支えてくれているなと思っています。自分自身不器用な部分もあったりするんですけど、AKB48に入れて頂いて、いろんなことに挑戦するときに、自分の足りないことを考えるまでもなく、いろんな新しいことに挑戦させてもらえて、仲間も新しく増えていったり、ファンのみなさんともそうですけど、AKB48は人と人とをつないでくれる場所だなってすごく思っています。AKB48にいなかったら出会ってなかった人もたくさんいたと思いますし、ここに来てくださっているみなさんとも出会えなかったし……。そういうのを思うと、AKB48に入れて頂けてすごく幸せですし、これからもいろんなことたくさんあると思うんです。でも、私は常に前を見て、いろんなことに前を向いて果敢にチャレンジして、失敗を恐れずにやってみて、その後の人生を生きていきたいなと思っていて、それが私、横山由依の生き方なのかなって。みなさんに至らない姿を見せることもたくさんあると思うんですけど、1つ1つ着実に前に進んで歌える女優さんになるという夢をかなえていきたいと思います」と、自分の思いの丈をスピーチ。

 そんなしんみりしたシーンの直後に「最後に聞くのもなんですけど、われこそは1番遠くから来たよって人います?」と、マイペースさは変わらず。ちなみに、1番近いのは文京区、1番遠方だったのはベトナムとのことだった。

 ラストは自身が笛、ギター、ピアノ演奏している映像とともに『365日の紙飛行機』をパフォーマンスし、終演を迎えていた。

 ■セットリスト
 Overture
 M1:月と水鏡
 M2:右肩
 M3:光と影の日々
 M4:クロス
 M5:長い光
 M6:RESET
 M7:Everyday、カチューシャ
 M8:May
 M9:太宰治を読んだか?
 M10:冷たくしないで
 M11:愛しさのアクセル
 M12:PIECES OF A DREAM
 M13:ペラペラペラオ
 M14:西瓜BABY
 M15:波乗りかき氷
 M16:週末Not yet
 M17:ボイスパーカッション
 M18:夕陽を見ているか?
 M19:見えない空はいつでも青い
 M20:重力シンパシー
 M21:背中から抱きしめて
 M22:Bird
 M23:未来の扉
 M24:出逢いの続き

 EN1:ALIVE
 EN2:最終ベルが鳴る
 EN3:転がる石になれ
 EN4:365日の紙飛行機

 ※記事内写真とSNSはレギュレーションにより削除致しました。

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