島﨑信長「Free!」へ思いを熱く語りすぎてツッコミ!STYLE FIVEがSPライブ

島﨑信長「Free!」へ思いを熱く語りすぎてツッコミ!STYLE FIVEがSPライブ30

 『Free! 10th Anniversary -Memories of Summer-』昼公演が13日、埼玉・さいたまスーパーアリーナで開催された。

 放送開始から今年で10年を迎えるアニメ『Free!』。その10周年を記念したイベントとなる。

 以下、13日昼公演イベント公式レポート部分。

 会場の照明が落ちると、会場からは大きな歓声が。ステージ上の画面に映し出されたのは本イベントにおけるファンへのメッセージと『Free!』シリーズのダイジェスト。すでに感極まるファンもいる中、主人公・七瀬遙によるイベントタイトルのコールを合図にステージへ登場したのは、『劇場版 Free!-the Final Stroke-』の「フクオカ大会」のチームジャージを再現した衣装姿の七瀬遙役・島﨑信長さん、橘真琴役・鈴木達央さん、松岡凛役・宮野真守さん、葉月渚役・代永翼さん、竜ヶ崎怜役・平川大輔さん。なんとイベント初めから「STYLE FIVE」によるスペシャルライブがスタート。TVアニメ第3期『Free!-Dive to the Future-』エンディングテーマ「GOLD EVOLUTION」をセンターステージで歌い上げ、早くも会場は熱気に包まれる。

 歌い終わったSTYLE FIVEはメインステージへ。桐嶋郁弥役・内山昂輝さん、椎名旭役・豊永利行さん、桐嶋夏也役・野島健児さん、芹沢尚役・日野聡さん、似鳥愛一郎役・宮田幸季さん、御子柴百太郎役・鈴村健一さんが登壇。さらにはスペシャルゲストとしてイワトビちゃん、サメヅカちゃんも登場し、大きな拍手が送られた。

 各々に挨拶をしたところで、「Memorial talk」と題したトークパートへ。遙たちの中学生時代を描いた『映画 ハイ☆スピード!-Free! Starting Days-』の振り返りからスタート。同作でメインキャラクターを務めた島﨑さん、鈴木さん、内山さん、豊永さん、野島さん、日野さんが登場。話題は、中学生の声を演じることに対する心境やどのように芝居へアプローチしていたのか、そして『映画ハイ☆スピード!-Free! Starting Days-』で『Free!』シリーズ初登場となった時の心境について。豊永さんは『Free!』への出演に憧れていたこと、野島さんは出演が決まって水泳を練習し始めたこと、日野さんが息継ぎの芝居を教えてもらったけれど実際には息継ぎのシーンがなかったことなどを語った。また、内山さんは中学生の郁弥の容姿が思いのほか幼かったこともあり、当初は戸惑いがあったことなど思い出話に花を咲かせた。

 続いてはシリーズの始まりであるTVアニメ『Free!』、そして『Free!-Eternal Summer-』についてのトークコーナー。ここでは、島﨑さん、鈴木さん、宮野さん、代永さん、平川さん、宮田さん、鈴村さんという岩鳶高校&鮫柄学園の面々が登場。振り返り映像を見た島﨑さんは「本当に懐かしい」としみじみ。

 2013年のニコニコ生放送で実施された新作発表会の心境やキャラクターに対する第一印象を振り返る。また、『Free!』第11話の凛と怜のリレー出場を巡るシーンのアフレコ秘話、そして次回予告の「Perfect body」ネタで笑いを誘った宮野さんと平川さん。さらに、第2期で描かれた岩鳶と鮫柄、それぞれのチームやメドレーリレーについても語られた。第2期からの登場となった鈴村さんは、百太郎を演じる上では兄である御子柴清十郎(CV:津田健次郎)の色を受け継がなければいけないことに対しての緊張を告白。10年間分の裏話が次々と飛び出し、会場はさらなる盛り上がりを見せた。

 最後のトークテーマは、大学生になった遙たちが描かれた『Free!-Dive to the Future-』とシリーズ最終章である『劇場版 Free!-the Final Stroke-』。島﨑さん、宮野さん、内山さん、豊永さん、野島さん、日野さんがトークを繰り広げる。遙たちが大学生になる直前の春を描いた短編エピソード『特別版
Free!-Take Your Marks-』にも触れつつ、話題は長く続く『Free!』ならではの深く絡んでいくキャラクター同士の関係性について語ることに。郁弥と日和や金城、旭との関係や印象深かったエピソード、郁弥と夏也の兄弟の在り方への考え、夏也と尚の姿勢、そして、遙と凛、真琴との関係性への思いなど、それぞれの関係性と共に印象に残っている想いを挙げていた。

 そして『Free!』のキャラクターたちの未来に期待を寄せたところで、トークパートは終了。

 ステージが暗転すると金城楓役・小野大輔さん、鴫野貴澄役・鈴木千尋さん、遠野日和役・木村良平さん、山崎宗介役・細谷佳正さんによるムービーコメントが公開された。ペンライトをそれぞれのイメージカラーにして聞き入るファンの皆さんが印象的だった。

 ムービーコメントが終わると、松岡江(CV:渡辺明乃)と御子柴清十郎(CV:津田健次郎)による天の声が響き渡り、コールアンドレスポンスの練習へ。「筋肉~!(大好き~!)」「上腕!(二頭筋~!)」とひとしきり筋肉ネタでコールアンドレスポンスをしたところで、新たな衣装のSTYLE FIVEが登場!

 メインステージでTVアニメ『Free!』エンディングテーマ「SPLASH FREE」を歌い終わった後、センターステージへ繰り出しTVアニメ第2期『Free!-Eternal Summer-』エンディングテーマ「FUTURE FISH」を披露。再びメインステージへ移動したSTYLE FIVEが披露したのは『劇場版 Free!-Road to the World-夢』主題歌「BRAVE DREAM」。笑顔とペンライトで光り輝く客席は、『Free!』で描かれる水面のように美しい光景だった。

 STYLE FIVEによるスペシャルライブが終わると、本イベントのキービジュアルに描かれたキャラクターたちと同じ衣装を身に纏ったキャスト陣がステージへ集合。

 「素敵な夏にこの場所で皆さんに出会えたこと、とても大事な思い出になりました」と鈴村さん。「これから先もまた『Free!』に出会いたいし、似鳥を演じていきたい」と宮田さん。日野さんが「『Free!』という作品はずっとずっと泳ぎ続けていくと思う」と作品のテーマである水泳にちなんだコメントをすると、それに合わせるかのように「この作品がリレーとなって次の世代に続いていったら嬉しい」と野島さん。

 旭への熱い思いを述べた上で、『映画 ハイ☆スピード!-Free! Starting Days-』で旭が口にしていた言葉「俺は(天才!)」をコールアンドレスポンスし、フクオカ大会でリレーに出場できなかった旭の次なる目標「今度はアテネ大会で会おう!」で締める豊永さん。続く内山さんは、「皆さんが『Free!』について語り合ってくれれば、心の中に作品が続いていく」と語った。

 平川さんは「皆さんのそばに、隣に、キャラクターたち、作品が泳ぎ続けていくと思います」と感極まった表情を浮かべ、代永さんはにこやかに「どこかでもしかしたら帰ってくる機会があるかもしれないので、末永く応援していただけたら嬉しい」と語る。宮野さんは「これからも彼らの人生は続いていくので、いろいろ想像して彼らの人生を存分に楽しんでほしい」と『Free!』の未来について述べた。また、鈴木さんは「ただただ感謝しかありません。本当にありがとうございます」と丁寧に言葉を噛みしめた。

 トリを飾る島﨑さんは、作品とキャスト、スタッフ、ファンへの思いを熱く語りすぎるあまり、「酔っぱらってる?」とキャスト陣からはツッコミが。鈴木さんから「誰よりも信長は『Free!』をこじらせているから」、豊永さんから旭が最終章の最後に遙へ向けた「やっぱりお前フリーだな」というフォローが入り、観客からは拍手が巻き起こる中、「これからもぜひ、『Free!』と共に人生を歩んでもらえたら幸いです」と最後の言葉を締めくくった。

 ここでイベント終了かと思いきや、MCから「まだまだ最後盛り上がりたいと思いませんか?いつもの決め台詞で盛り上がりましょう」との言葉が!島﨑さんの「Take your marks…Ready GO!」の掛け声と共に、『劇場版 Free!-Timeless Medley-絆・約束』の主題歌「RISING FREE」が流れる中、なんとキャスト陣がトロッコへ搭乗。カラーボールを投げながらアリーナ席の外周を巡り、客席からは今日一番の大歓声が上がっていた。

 そしてTVアニメ第1期『Free!』第12話スペシャルエンディングテーマ「EVER BLUE」と共に、ステージ上へ戻ってくるキャスト陣。歌うSTYLE FIVEと共に、ノリノリで口ずさむ豊永さんと宮田さんと鈴村さん、音楽にノリながらイワトビちゃんの動きをマネする野島さんと日野さん、笑顔で手拍子する内山さんと『Free!』のキャラクターたちと同じように十人十色な姿を見せていた。

 「EVER BLUE」を歌い終え、お別れの時間に。会場の後ろまで手を振るキャスト陣へ、精一杯背伸びをしながらペンライトや手を振るファンの皆さん。『Free!』への愛を強く感じた瞬間だった。

 キャスト陣がステージからはけると、本日を締めくくるサプライズ。「OLDCODEX」による主題歌楽曲に合わせてYORKE.さんがパフォーマンスする本イベントのエンドロールが画面に映し出され、会場から「わぁ……!」という感極まった声が響き渡る。

 最後に、遙による「俺たちの未来はこれからも続いていく。だからきっと、いつかどこかで」という言葉と鳴り止まない拍手と共に、本イベントは幕を下ろした。

 ※前夜祭の模様
 ・「Free!」10周年イベント前夜祭はSPライブ!ランキングも発表

 ※『Free!』過去記事
 ・島﨑信長、鈴木達央、代永翼、平川大輔「Free!」舞台挨拶
 ・島﨑信長「すべての人にありがとうございました!」や鈴木達央の「あなたのおかげ」に場内拍手であふれる!「劇場版 Free!-the Final Stroke-」後編」舞台挨拶開催【公式レポ】
 ・島﨑信長「劇場版 Free!」前編へ熱い思いあふれるスピーチで「一緒に成長してきた」と万感!宮野真守「本当に幸せだなって思いながら携わっております」や内山昂輝は魅力アピール【コメントロングめ】

 ※記事内画像は(c)おおじこうじ・京都アニメーション/岩鳶町後援会2021

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