ティザービジュアル
アイドルグループ『Hey! Say! JUMP』山田涼介が2024年1月公開予定のオリジナル脚本による映画『サイレントラブ』（監督：内田英治／配給：ギャガ）でラブストーリー映画初主演を果たすことが11日、発表。あわせて共演に俳優・浜辺美波も起用や主要スタッフ、特報映像なども公開された。
『ミッドナイトスワン』などを手掛けた内田監督オリジナル脚本の最新作。希望もなくただ生きているだけの主人公・蒼（山田）が、事故で目が不自由になるもピアニストの夢を持つ音大生の美夏（浜辺）と出会ったことから始まる切ないラブトーリー。ある出来事をきっかけに声を発することをやめた蒼だったが「ピアニストになるという君の、美しい夢を叶えたい。」と、美夏の傷ついた心に蒼が触れ始める。しかし運命の濁流がふたりをのみこんでいく……。
山田は、ラブストーリー映画初主演となる本作で、声を発することをやめた不器用な主人公を繊細に演じ新たな境地を。浜辺は蒼と出逢うことで絶望の淵から希望を見出していく難しい役どころを演じ切っている。
音楽はスタジオジブリをはじめとした作品で音楽を担ってきた久石譲氏が担当。優しくもどこか切ない音色が二人の物語に花を添えて彩る。
一方、公開となった特報映像では、蒼と美夏の出会いの場面をはじめとした美しい映像が収められている。ピアノを弾く美夏の姿を偶然見かけた蒼、彼女の手のひらに触れたその時から世界でいちばん静かなラブストーリーが始まる。そして、ある出来事から声を発することをやめた蒼と、ある事故により絶望の淵にいるピアニスト志望の美夏が次第に交流を深めていく様子が美しい映像と音楽にのせて描かれていく。「彼はある日突然現れた。その手で、私を助けてくれたの、、、。」、「暗闇の中に、一瞬光が差し込んだ気がした。」言葉と表情で心を通わすことができない二人だが、お互いの手に触れた感触を確かめ合うように、その心はゆっくりと交差していく。そして最後には、降りしきる雨の中で悲しみの表情を見せる蒼の姿が、、、。果たして2人にはどんな運命が待ち受けているのか？また合わせて解禁となったティザービジュアルには、美しい光の中で、お互いの存在を確かめあうかのように惹かれあう蒼と美夏の姿が描かれており、切なくて繊細なラブストーリーを期待させる仕上がりとなっている。
今回の発表にあわせ内田監督からコメントが寄せられた。以下、全文。
言葉が氾濫する時代に、極端までにセリフのない映画を作りたい。そう考えて出来上がったオリジナル作品でございます。役者さんの表情や、内面の気持ちの変化だけでストーリーが進んでゆく。優しさや怒りや悲しさが、音楽によって静かに奏でられてゆく。そんな静かな静かな純愛物語でございます。
本作では山田涼介さん、浜辺美波さんと初めてご一緒させていただきました。極度に純粋な若い二人の愛の感情を、ほとんどセリフに頼らずに表現しなければならない。そんな難しい役を最高な形で演じていただきました。撮影現場では驚くほど静かに佇んでいながら、その視線の力強さが印象的だった山田さん。静かな優しさがそのまま演技に投影されていた浜辺さん。お二人が持つ素の魅力がより作品に力を与えたと思います。
そして音楽を久石譲さんに担当していただきました。その昔、映画を夢見ながら記者をやっていた頃に憧れからインタビューさせていただき「いつか映画監督になったら音楽を作っていただきたい」とお話しして、２５年がたちました。今回はその夢が叶った作品でもあります。出来上がった曲を聴いただけで涙してしまいました。そんな曲の数々が、山田さん、浜辺さんの静かな演技と融合します。みなさんぜひお楽しみに。
内田英治
■特報映像（30秒）
https://www.youtube.com/watch?v=c-uh5lEaCd0
■映画公式HP: gaga.ne.jp/silentlove
■映画公式SNSアカウント
X：＠SilentloveMovie
instagram：＠silentlovemovie
※山田涼介過去記事
・原田眞人監督 安藤サクラも山田涼介も「監督としては非常に楽」だったと感じた部分
・安藤サクラ＆山田涼介「バッド・ランズ」新場面写！「美しいものには毒がある」
・山田涼介 映画館内ランウェー闊歩！「天国でした」なセリフで原田眞人監督に感謝
※記事内画像は（C)2024「サイレントラブ」製作委員会