“セクゾ”の略称で親しまれるアイドルグループ『Sexy Zone』の“ケンティー”中島健人が12日、東京・ウォーターズ竹芝で主演映画『おまえの罪を自白しろ』（監督：水田伸生／配給：松竹）プレミアイベントを俳優・堤真一、池田エライザ、山崎育三郎、中島歩、美波、水田監督とともに開いた。
政治家一族の宇田家の孫娘が誘拐されたことから始まる、国家を揺るがす”罪”が暴かれていくタイムリミットサスペンス。中島は宇田家の次男で、内閣府副大臣の父・宇田清治郎のやり方に疑問を持ちながらも、やむなく父の議員秘書を務める宇田晄司役を演じる。誘拐事件をきっかけに、家族の命を救うために奮闘する役どころで、中島にとってはサスペンス映画初主演となる。
会場にはレッドカーペットが敷かれ、遠方には東京スカイツリーもバックに見えるなか、キャスト陣は大物政治家一族・宇田家を彷彿とさせる、黒塗りの車＆SPのエスコート付きという、まさに“VIP(要人)”さながらの演出で登場。
中島も作品に合わせるようにブラックスーツにブラックタイ姿でのレッドカーペットを闊歩。観客たちから歓声を浴びるなか時折、ニコニコと手を振りながらイベントをスタート。
まずは、「自分自身この作品ついに、ようやくきょう完成披露という形を迎えることができてとても嬉しいです。きょうという日を思い日々を歩まさせて頂いていおります。自らがこうしてフィルムの中に入って、しっかり表現をしてお届けできることに心から感謝をしております」と、噛みしめるように語る。
撮影から約1年、「撮影のときの印象が去年の夏の印象が強く残っていて、みなさんと汗をかきながら作って。そこから1年経って、初号試写を含め取材を含めいろいろチームで取り組んできて、きょうという日を迎えられて本当に嬉しいんです。このダイナミックな感じのイベントが、この作品にふさわしいと思っています」と、感慨深げ。
堤との共演は「お芝居の圧、存在感が圧倒的で若者ならではのパワーをぶつけはしたんです。でもそこに釣り合うかといったら、まだまだたどり着けない部分があるくらい、役者として尊敬できる姿を見させて頂きました。鼓膜から緊張感が伝わってくるというか。僕が小さなころからドラマや映画で活躍されているので、その方を目の当たりにしてお芝居をするというのが自分にとってこんなぜい沢な時間あっていいのかなというくらいな気持ちと、緊張もあって。でも父と子の話ですからぶつかっていかなければという気持ちでぶつかっていきました」と、感想を。
逆に堤は中島健人へ「現場の雰囲気を温めるし元気だし、スタッフとコミュニケーションをとってて。僕はスタッフとしゃべるのが苦手ですけど、みんなとできているのを見ていたので、本当に素晴らしい座長でしたよ」と、称える。
そんななか中島歩が「ここはどこでしょうか。こんな素敵な場所があるんですね」と同所の景観の良さに見入っていると、中島健人は「素敵なオーシャンビューですね（笑）」とオシャレな言い換えを。さらに中島歩が本格的なSPたちに「ケンティー、ケンカ売っちゃダメだよ。ケンカしたら勝てないよ」というと、中島健人は「俺でも勝てないの？（笑）売るわけないでしょ！（笑）」と、楽しげに返していた。
さらに、宇田家の長男を演じた中島歩とは撮影現場でも和気あいあいだったようで、中島歩が「僕も中島でやらせて頂いていて」と中島健人をニヤリと見ると、中島健人は「全体的に先に中島になった方ですし、僕は後発です」と返す。これに中島歩は「なんか後から真似してきたやつがいるんですが……」というと「定めなのよ！」「ガチャでこういう名字だったのよ」「何アニキ～！？」と、ツッコんだりと楽しげな様子。
その後も、トークが盛り上がってくると、中島歩が「ケンティーさん」と距離をもって扱い出すことに。これに中島健人が「アニキ俺より年上じゃないですか」というと、急に中島歩が「俺の方が中島だよ！」と声を張り出し、中島健人は「急にアニキ感出してくるな」と、笑っていた。
その後、撮影中のエピソードを“自白”するコーナーもあったが、池田が途中トークテーマが迷子になり、中島健人から突然、「What talkng about you?」と、英語が飛びだす一幕もあったりと盛り上がっていた。
そして中島から「素敵な背景で東京スカイツリーをバックにやることができて嬉しいです。映画を通してですけど、人はいろんな境遇や環境に、身を置くことになると思います。とのときに、いかに自分の決断を信じて新たな道を切り開くのか、それを晄司が前のめりに進んでいったことに今の自分はとても共感しました。これからの映画もそうですが、いろんなことで自分自身、観て頂いたみなさま自身の決断で、あらたな前向きな希望の未来を切り開けるような、そういう気持ちにこの映画を観たらきっと思ってもらえると思います」と、アピールしていた。
イベント終了後には、ステージの階段から降りる際に、中島健人が池田の手をとってあげる紳士ぶりを披露。すると池田の後ろにいた中島歩も中島健人に向けて手を伸ばし、笑いながら中島健人もその手を取ったり、降りた後も2人で肩を組んだりと和気あいあいでイベントを終えていた。
映画『おまえの罪を自白しろ』は10月20日より全国公開予定！
撮影・文：水華舞
※中島健人過去記事
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