アイドルグループ『HKT48』チームKIVの『制服の芽』初日公演が29日、福岡・天神の西鉄ホールでスタートを切った。
これまでチームKIVは、2014年5月に『シアターの女神』公演、16年5月からは『最終ベルが鳴る』公演を上演。『制服の芽』公演は、SKE48劇場で09年10月にスタートしたオリジナル公演で、SKE48以外のグループが本公演を行うのは初となっている。
開演前のアナウンスを担当したのはキャプテンの本村碧唯。「みなさん、盛り上がる準備はできていますか?よろしくお願いします!」と呼びかけると、早くも大きな歓声が返り熱気を見せる。
Overtureが鳴り響くと、『恋を語る詩人になれなくて』からスタート!全メンバーがメガネ姿で登場する『合格Kiss』、ステージを駆け回る姿が印象的な『アンテナ』、公演タイトルでもある『制服の芽を続けて披露し、本家であるSKE48のパワフルなダンスに負けじと、激しいパフォーマンスで魅せた。
冒頭のMCで本村は「みんなでずっと作り上げてきたものを、やっとみなさんにお披露目できるということで、すごくワクワクしていました!」と、気持ちを伝えると、副キャプテンの宮脇咲良は「パフォーマンスで私たちの本気を見せられたらと思っています。みなさん最後までついてきてください!」と、ごあいさつ。深川舞子は「すごく大好きな公演で、SKE48さんに敬意を払いつつ、自分らしさを出せるパフォーマンスができたらと思っています!」と、意気込みを語った。
また、本日はケガにより、急きょ一部出演となった朝長美桜は「みんなでレッスンしてきたので、すごく出たかったです」と、悔し涙があふれることも。「みなさんにも申し訳ない気持ちでいっぱいですが、きょうは一部出演という形ですが一生懸命頑張りますので応援よろしくお願いします」と一礼すると、客席からは温かい声援と拍手が沸き起こっていた。
公演終盤の『仲間の歌』では、本村が「みなさん一緒に歌ってください!」と呼びかけると、お客様は大合唱で応え、盛り上がりは最高潮!しかも、『仲間の歌』で使用するメガホンは、岩花詩乃が長い期間をかけデコレーションしたことを明かし、「自分の職業こっちかも」と、錯覚したとも話すと、場内には笑いも起こっていた。
最後に宮脇から「あらためてきょうは1人1人の存在の大きさを感じました。このチームが大好きです。これからも制服の芽公演、ケガなくみんなで頑張っていきたいと思いますので応援よろしくお願いします」と、これからの公演へ意気込み、ラストの曲『手紙のこと』をしっとりと歌い上げ、約2時間に及ぶ初日公演は幕を閉じた。
今回の公演を経て、本村は、「とてもハードルの高い公演ですが、メンバー一丸となって良い公演を作ろうと頑張ってきました。今までのチームKIV公演にない、パワーを見せられる公演だと思いますので、ぜひ公演に来ていただき、そのパワーを体感していただけたら嬉しいです」と、抱負を語り、宮脇も「全員そろっての初日を迎えられなかったことはすごく残念でした。この公演はSKE48さんのオリジナル公演で、厳しい目で見られるんじゃないかと心配だったんですが、その不安をチームで乗り越えて、まだまだ未熟でここからがスタートですが、私たちなりの公演ができたんじゃないかなと思います。また、HKT48としても、もっともっとたくさんの方に知っていただきたいです。アリーナツアーも始まるの、公演で培ったことを外に向けて発信できるよう、初心に戻って頑張ります」と、気持ちを燃やしていた。
■出演メンバー
今田美奈・岩花詩乃・植木南央・運上弘菜・熊沢世莉奈・下野由貴・田中優香・地頭江音々・冨吉明日香・朝長美桜・深川舞子・渕上舞・宮脇咲良・本村碧唯・森保まどか( ※村重杏奈は体調不良の為、休演/朝長美桜は一部出演)
■セットリスト
OVERTURE (HKT48 ver.)
M1:恋を語る詩人になれなくて(ALL)
M2:合格Kiss(ALL)
M3:アンテナ(ALL)
M4:制服の芽(ALL)
M5:思い出以上(岩花・熊沢・本村)
M6:狼とプライド(朝長・渕上)
M7:女の子の第六感(植木・運上・田中優・冨吉・深川)
M8:枯葉のステーション(宮脇)
M9:万華鏡(今田・下野・地頭江・森保)
M10:ジェラシーのアリバイ(ALL)
M11:Doubt!(ALL)
M12:仲間の歌(ALL)
M13:水のないプール(ALL)
EN1:楽園の階段(ALL)
EN2:ピノキオ軍(ALL)
EN3:手紙のこと(ALL)
※記事内写真は(C)AKS