『TVアニメ「ビックリメン」放送開始記念スペシャルイベント ~これが、令和のビックリマン。~』昼夜公演が17日、東京・一ツ橋ホールで開かれ、ヤマト役の梶田大嗣、牛若役の森嶋秀太、ジャック役の橘龍丸、フェニックス役の斉藤壮馬、マリス役の小西克幸が登場した。
以下公式レポート部分。
司会のアメリカザリガニ・柳原の呼び込みで、ビックリメンのキャラクターたちの姿がデザインされたステージにキャストたちが登壇すると、大きな歓声とともに梶田大嗣(ヤマト役)、森嶋秀太(牛若役)、橘 龍丸(ジャック役)、斉藤壮馬(フェニックス役)、小西克幸(マリス役)の5名が登場。
まず初めに本作の原作「ビックリマンチョコ」についておさらいする「WHAT’S、ビックリマン?」コーナーからスタート。商品が一躍社会現象となるまでの歴史が紹介され、当時の盛り上がりを知る小西は「キラキラとした豪華なデザインに熱中していた」と、同世代であるMC・柳原と熱く思い出を語りました。
続いては、大ブームを巻き起こしたビックリマンチョコに関わる事件や珍事、知られざる秘密に関して早押しクイズ形式でキャスト陣が答えていく「レジェンドオブビックリマンクイズ」のコーナーへ。
「ビックリマンという商品名の由来は?」というクイズでは”いたずらで人をびっくりさせるシール”という意外な理由が明かされました。
「クリエーターにきくビックリメンの魅力」のコーナーでは、月見里智弘監督とシリーズ構成を担当する綾奈ゆにこ氏からのコメントを森嶋と橘が、本人に代わり代読。作品の見どころとして、月見里監督からは「キャラクターはビックリマンの因子を受け継いだ故のテーマや悩みをそれぞれ抱えていますが、人生観と考えたときに、皆さんも共感できる部分があるお話になったと思う」と、綾奈ゆにこは「オープニングの最初のカットが魅力的なので、楽しみにしていてください。可愛く、楽しく、時々エモい。人生頑張っているあなたへ、ビックリメンをお届します!」とそれぞれメッセージが読み上げられました。
さらに原作である株式会社ロッテの本原正明氏からのコメントも代読され、「絶対にビックリマンチョコをアニメ化したかった。構想から5年、自信を持って皆さまにお届けできる」と熱意が伝えられました。合わせて、キャラクター原案の武井宏之先生の描き下ろしイラストが紹介されると、武井氏の大ファンであるという斉藤は「あとでデータでください、細かくみたい。めちゃくちゃ素敵!」と大興奮のコメントを述べました。
そして本編第1話・2話の上映へ。上映中は客席が「ビックリメン」の個性的な世界観に引き込まれながら、会場中が初めてお披露目となる本編を堪能しました。
本編上映を終えると、キャスト陣が再び登壇。上映中に“ビックリメンTシャツ”に衣装替えをした小西の軽快なトークと合わせて、キャスト陣への深堀りQ&Aコーナーがスタート。
「演じることが決まった時の感想」というテーマで、梶田は「初めて作品の主演を務めるということで、台本を手にした時にやっと現実として実感した、ただただびっくりしました」と当時の心境を振り返ると、サプライズとして、梶田がヤマト役に決定した瞬間の映像がスクリーンに投影。橘は梶田の印象について「スタジオでもヤマトというキャラクターに全力でお芝居に向き合っている。一緒に切磋琢磨できる現場で嬉しかった」と語りました。森嶋はスタジオオーディションでのエピソードを披露し「とてもいい掛け合いで手ごたえがあった」と当時の心境とオーディション時からの縁について話しました。
さらに、担当するキャラクターについての印象について斉藤はフェニックスについて「大人な魅力がある、役柄としてとても美味しいキャラクター」とイケボな演技を交えて語り、会場ではすかさず歓声があがりました。アフレコ時のエピソードでは梶田は「共演する先輩キャストの方々の収録スタジオでのON・OFFの切り替えに関して感銘を受けた」と先輩たちとのエピソードを披露。小西は梶田の印象について「ダメ出しを受けるときもへこまずに前向きに取り組む姿勢がまさにヤマトのようだった」と印象的なコメントを残しました。
続けて、ビックリマンチョコの設定を深堀り紹介していくコーナーでは、“自称・ビックリマン専門家”である小西が自身の知識も交えながらビックリマンの世界観を紹介していきました。
“天使と悪魔”が存在する2つの世界、それが対立する“聖魔大戦”についての解説や、“聖フェニックス”と“若神子”の関係性についてなど、アニメでも原作から設定として引き継いで描かれていく要素をわかりやすく解説していきました。
さらに、舞台上でキャスト陣がビックリマンチョコのパッケージを開封していくコーナーでは、それぞれ1枚ずつビックリマンチョコが手渡され、封入されていたシールを披露。スタッフから受け取ると待ちきれんとばかりに開封してしまう小西をはじめ、袋を開けて開封するときのワクワク感・楽しさが伺えるコーナーとなりました。
最後の企画コーナーでは、お題に沿ってオリジナルのビックリマンシールをキャスト陣が考案し、イラストに描き起こすお絵かきコーナーへ。梶田・森嶋・橘がそれぞれ、要素の記入されたくじを引き一つのテーマに組み合わせると、「天高く舞う、泣いた、小西克幸」という突飛なテーマが決定され、本日一番の笑いが会場中から溢れました。
エンディングの挨拶では、キャスト陣それぞれが「ビックリメン」初回放送に向けた意気込みについて語っていきました。主演である梶田は主人公であるヤマトの台詞を借りながら「本日のイベントでは、会場の皆さんから沢山の“ありがとう”を届けていただいた。これから始まる放送で盛り上がっていくストーリーで“ありがとう”をお返ししていきたい」と締め、大きな拍手に包まれながらイベントは終演を迎えました。
アニメ「ビックリメン」は、TOKYO MXにて 10月5日(木)23:30~、BS朝日にて10月6日(金)23:00~放送開始となります。(配信情報は後日公開となります)
※記事内画像は(C)ロッテ・ビックリマンプロジェクト/ビックリメン製作委員会