展覧会『君に届け展 “すき”のちから』オープニングイベントが20日、東京・松屋銀座8階イベントスクエアで開催される。
『君に届け』は漫画家・椎名軽穂氏の人気作。きまじめで純粋な性格ながら、陰気な見た目からホラー映画にちなんで“貞子”と呼ばれている主人公・黒沼爽子と、そのクラスメイト・風早翔太を中心に、友情・恋愛・進路などを通して成長していく青春ストーリー。
本展では、爽子をはじめとした個性あふれるキャラクターたちのさまざまな“すき”のかたちを展示。名シーンの直筆原画、創作資料の数々を含め、総数300点以上が展示される。アニメ版『君に届け』といえば、先日、2024年にアニメ3期がNetflixで配信予定であることが発表。TVアニメは2009年に第1期、11年に第2期が放送されており、実に13年ぶりのアニメ化となっている。
会場は入り口で本展のためのスペシャル映像が上映されるものに。その入口の特大パネルに当たる照明はハート型にも見えるものに。このハート型に見える照明について、同展スタッフに尋ねたところ、意図的にしたものではなく、たまたまそうなったそうで、まさに『“すき”のちから』が引き寄せた“奇跡的”な光景なのだとか。
中に足を進めると、数々の名場面の直筆原画、名台詞や名シーンを振り返るとともに、爽子をはじめとしたキャラクターたちが互いに影響を与え合い成長していく様子が空間全体で表現していることも特徴だ。
ほかにもカラーイラスト約90点や、原作者・椎名軽穂氏の構想メモやプロットなど捜索資料の展示、その後のアフターストーリーなどの名シーンなども展示されている。
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