お笑いタレント・バカリズムが24日、都内ホテルで開催された『東京ドラマアウォード 2023』授賞式に脚本賞を受賞したことから登壇した。
『東京ドラマアウォード』は、作品の質の高さだけではなく、“市場性”、“商業性”にスポットをあて、“世界に見せたい日本のドラマ”というコンセプトのもと、世界水準で海外に売れる可能性が高い優秀なテレビドラマを表彰するというもので今年で15回目の開催となる。バカリズムは本イベントで作品賞<連続ドラマ部門>でグランプリを受賞した『ブラッシュアップライフ』(日本テレビ系)の脚本を担当した。
『ブラッシュアップライフ』は平凡な人生をもう1度やり直す平凡な女性・近藤麻美(安藤サクラ)の不思議な日常を描いたタイムリープヒューマン・コメディ作品となる。
今回の受賞へ、司会の石坂浩二から「ビックリしました」と、その脚本の妙を褒めるとバカリズムは笑顔で応じつつ、「自分もコントを20年以上書いているので、その延長線上で書いている感覚です」と話す。
「本当に人生を何度も繰り返すという感じで、生まれたところからやり直すって、これを成立させるのは大変だなっていうことで始まりました。新生児からやり直すとということで想像を膨らませていました」と、制作へのポイントを離していた。
さらに、本作で麻美の親友・米川美穂を演じた俳優・木南晴夏、永尾柚乃も会場に駆けつけることに。木南は「この作品は本当に楽しかったんです。3人グループから始まって、長回しで、ただただ会話している感じでお芝居をしたりして、リアルの境界線がわからなくなるような感じでした」と、撮影現場で感じたことを話すとともに、「本当にリラックスして臨める場で、そのセリフをバカリズムさんが書いてくださいました」と、振り返っていた。
主役の安藤サクラ演じる麻美の幼少期を演じた永尾も「言い残したことがあったんです」と、切り出すと間をたっぷり溜めて「主役の……安藤サクラです」と、元気よくあいさつ。ちなみにバカリズムからは、「『登場してそれをすぐに言ったらウケるから』って。なかなかタイミングが合わなかったんだよね」と、永尾に耳打ちしていたことも明かしていた。
また、この日『東京ドラマアウォード 2023』をドラマ『silent』で助演女優賞を受賞した夏帆も主要キャストとなる麻美の親友・門倉夏希役で出演しているということで、あらためて登場していた。