大阪・関西万博カナダパビリオンイメージ図お披露目!コンセプトは「再生」に

大阪・関西万博カナダパビリオン完成イメージお披露目!コンセプトは「再生」に3

 2025年開催予定の大阪・関西万博のカナダパビリオン コンセプト発表会が30日、大阪・万博公園内の国立民族学博物館内で開かれ駐日カナダ大使 イアン・マッケイ氏、カナダ国際貿易大臣のメアリー・エング氏、カナダ政府代表のローリー・ピーターズ氏、特命全権大使の山野内勘二氏、日本国際博覧会協会 事務総長の石毛博行氏が出席した。

 会見内ではカナダパビリオンのデザインコンセプトが『Regeneration/再生』と発表。これは『すべての人にとってより良い未来の実現を目指すカナダの斬新で前向きな思考、活力、未来志向の民族、インクルーシブな価値観を広く紹介する』としている。建てられる位置は、「いのちに力を与える」ゾーンの中心的な場所になることも明かされた。

 そのイメージ図も公開。春の訪れとともに凍っていた川の水が溶けて流れ、合流する風景をイメージしたものとするものと明かすことに。これはカナダで見られる自然現象の『水路氷結』から着想を得たものといい、冬から春へと季節が移り、氷が溶けて川が流れだし合流していくことによって、自然だけではなく社会にも新たな成長と再生の機会が生まれていることを表現するとしている。

 建築とプロジェクト全体を統括する建築会社のRayside Labossiereのマリリン・チボー氏からは「カナダパビリオンは、自然がもたらす春の川の流れによって彫刻され、運ばれてきたもののようなデザインになります。建物には、時間の経過によって絶えず姿を変える氷と水を表現するために選んだ素材が使われます」と、話している。

 また、氷を連想させるような外観とは対照的に、カナダ全域を巡るかのような川の旅に出かけ、明るい未来を夢見る若者たちに出会い、その多様な若者たちが川のようにさまざまな流れが加わっていき、持続可能な未来を表しているともしている。

 なお、パビリオンのデザインと展示はES GlobalとJFKLを中心とするコンソーシアムが担当。クリエイティブ面はMirariとアーティスティック・アドバイザーのロバート・ルパージュ氏が統括。さらに、建築会社のRayside LabossiereとGuillaume Pelletier Architecteから建築家が加わるとしており、来春より建設がスタートするとしている。

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エング大臣と石毛氏

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ミャクミャクも会場に駆けつけ

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