アイドルグループ『嵐』二宮和也が31日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで主演映画『アナログ』(監督:タカハタ秀太/配給:アスミック・エース=東宝)大ヒット御礼舞台あいさつイベントを俳優・桐谷健太、浜野謙太とともに開いた。
お笑いタレント・ビートたけしが70歳で書き上げた初恋愛小説『アナログ』(集英社文庫刊行予定)が原作。全てがデジタル化されている世界だからこそ、当たり前の「誰かを大切にする」という気持ちを書きたくなったという動機から始まった作品だ。二宮は、手作り模型や手書きのイラストにこだわるデザイナーの水島悟役を。ヒロインで悟が惹かれていく謎めいた女性・美春みゆき役には波瑠が起用されている。桐谷と浜野はそれぞれ、悟の親友の高木役と山下役を演じた。
以下、公式レポート部分。
この日はTOHOシネマズ六本木より、全国102スクリーンに向けて同時生中継。主演の二宮は全国のファンに向けて手を大きく振りながら「数ある作品の中から『アナログ』を選んでいただきありがとうございます!102スクリーンの全国のみなさんも、きょうはよろしくお願いします!」と元気にあいさつした。
二宮は桐谷&浜野との親友シーンについて「この3人のシーンは見ていて楽しかったし、3人のシーンがないと成立していなかったのではないかと思うくらい、この映画の根幹になるシーン。本編には使用されなかったシーンもたくさんあって楽しかったので、映画を観ながら思い出して自分は倍楽しめたような気がする」とすっかりお気に入り。
悟の小学校以来の友人・高木淳一役の桐谷は「この3人のシーンでバッサリとカットされたところもたくさんあるので、DVDが発売される際に観られるようにしてほしい。僕ら自身も観てみたいから」と特典映像に期待していた。
高木と同じく悟の小学校以来の友人・山下良雄役の浜野は、今作で二宮とは初共演。ゆえに「最初の頃に撮った3人での焼き鳥屋のシーンではちょっとだけ照れていた」と告白するも「その時は『二宮さん』と呼んでいたけれど、今では『ニノ』呼びだからね」と今ではすっかり二宮とも親友だと自負した。
すると二宮は「でも俺は認めてないからね。呼ぶなら『二宮君』がいい」とバッサリで、折衷案として桐谷が「『ニノ』がダメなら『カズ』にしてみては?」と提案。これに浜野は「『カズ』…確かにカッコいい。その呼び方は俺しかしないわけだから」と喜ぶも、当の二宮からは「いや…『二宮君』で」とかたくなに拒まれてしまった。
この日も二宮と桐谷からいじられっぱなしの浜野だったが「最近は現場に行っても年齢が上の方だからいじってくれる人がいない。だからこの二人が真っ向からいじってくれるのが嬉しい。どちらかと言えば気持ちがいいかも」と喜色満面。すると桐谷から「こちらがポカ~ンとなるくらい、一緒にダンス動画を撮ってくれ感が強かった」と撮影時の一コマを思い出され、浜野曰く「空中に浮いているように見える」今流行りのダンスを急きょ、舞台上で披露することに。
浜野はそのダンスのステップを必死に踏む様子を二宮からスマホで撮影されたり、桐谷から「存在が“浮いている”」などと突っ込まれたりして、2人から終始いじられていた。
二宮はこの3人の仲睦まじい空気感に触れて「そもそも相性が良くて、結果的に仲良くなった。初めて会った瞬間から『だよね』みたいなしっくりくる感じがあった。だからこそ3人のシーンでは長回し撮影ができたのだと思う」と手応え。桐谷も「以前に何回会って何度一緒に仕事をしたかという、それだけが理由ではない。きっとお互いの波長というのが合う気がする」とその理由を分析した。
一方、浜野はシリアスな演技を要求されたシーンの撮影を振り返り「ニノが『一人にしてあげようか?大丈夫?』と僕に気を遣ってくれた」と二宮に感謝。これに桐谷が「俺も気にかけていたよね?」と聞くと、即答で浜野は「してないです。横でベラベラベラと喋っていました!」とジロッと睨んで場内爆笑となった。
この日は事前に映画公式Xで3人への質問を募集。「このトリオでまた共演するなら?」との質問には、「三国志」「水戸黄門」などの候補作が挙がる中、二宮は「『ゆとりですがなにか』とかは?」とまさかの提案。桐谷が「俺たち全然ゆとり世代じゃないし!高校の時ポケベル持っていたけど!?」と爆笑するも、二宮は「凄いニセモノ感が出るけど、まったく知らない顔して同じことをやってみない?」と、劇中の3人同様に悪ノリを繰り返すのだった。
スクリーンの中そのままの仲の良さを炸裂させた舞台挨拶もあっという間に終了のお時間に。最後に主演の二宮は「僕らもこうして集まると撮影時の楽しかったシーンが蘇ってくるくらい思い出深い作品です。皆さんにも何度も観ていただき、何度も映画館で再会してもらえたら嬉しいです」とロングランヒットを祈願していた。映画『アナログ』は大ヒット公開中!
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