浜中文一、室龍太 思い入れの大阪松竹座に喜び!W主演「わが街、道頓堀」取材会

浜中文一、室龍太 思い入れの大阪松竹座に喜び!W主演「わが街、道頓堀」取材会1

 俳優・浜中文一、室龍太が2日、大阪府内のホテルで大阪松竹座開場100周年記念となるW主演舞台『わが街、道頓堀 ~OSAKA1970~』(演出:G2)取材会を綺咲愛里とともに開催した。

 大阪万博を控える1970年に道頓堀を舞台にしたハートフルコメディー。大阪万博へ向けとある新聞社で特別版が組まれ、抜てきされた東京出身の記者・藤井和也(浜中)。藤井はある日「何でも屋の健ちゃん」と呼ばれる村井健太郎(室)に出会い、大阪を案内される。大きな盛り上がりを見せていくなか、順調かと思われた矢先に問題が持ち上がる。和也と健太郎はミナミの街を揺るがす問題を解決することができるのか……。一方、綺咲は衣裳デザイナーを夢見て和也に興味を持っていく波多野葉子役を演じる。

 大阪松竹座といえば、浜中、室ともに少年時代から関西ジャニーズJr.として何度も舞台に立っている。それだけに浜中は第一声から「久しぶりの大阪松竹座ということで嬉しく思っています」と、喜びもひとしおの様子。さらには、「(室と)2人で関西時代でやってきて、家のような感じで。楽屋とかも最高なんです!」と、思い入れも窺わせる。それだけに、「正直、なぜいままで松竹座でなかったのか疑問に思ってます。松竹さん!」と、関係者の方を見回し、記者たちの笑いを誘いつつ、今後への猛アピールも。

 室は「松竹さんの今年の1年の締めくくりの作品に出演できることを嬉しく思います。今年2回目(1回目は舞台『垣根の魔女』)を立たせて頂きます」と、話していたが、浜中が「取材会前のコメント撮りのときに、『1回』と言ってて」と持ち出してイジると、室は「それはないわー」と、ひたすら苦笑いで2人でわちゃわちゃとやりとりする一幕も。

 3人とも産まれていないが本作の舞台となる1970年のイメージとして、浜中は、「普段からお芝居で出会ったことがない100年、200年前の方々を演じますが、その方たちよりイメージが湧きやすい。ニュースでも当時の万博の映像が流れているのを見ますが、エネルギーにあふれているようなそんな時代なのかなと思います。この舞台もそうなれるように」と話し、室も「今ももちろんそうですが、気さくにワイワイ・ガヤガヤしているイメージです」とのこと。綺咲は「大阪って温かい場所だなと思いますし、その原点になるような場所だと思います」と、しみじみ話した。

 役作りの話題へ。浜中は、「みんな関西弁でしゃべってますけど、僕は東京出身という設定なので標準語なんです。僕はもともと関西人で、標準語でお芝居して、周りが関西弁なので釣られて関西弁が出るかもしれなくて(苦笑)」と、本作ならではの苦労を挙げる。そんな浜中を尻目に室は、「僕は関西弁なので釣られる心配はないです(笑)。気軽にリラックスして演じたいと思います」と、余裕を見せた。

 記者からは、本作が大阪松竹座開場100周年記念の大トリを飾る作品ということで、その心境についても質問。浜中は「もっといるでしょうと思うんです(苦笑)。荷が重すぎますよ。101年目のスタートだったらと思うんです。それでも選んで頂いたので、心してかかりたいと思います」と、恐縮しきり。室、綺咲ともに同じ心境だったようで、同じく気を引き締めていた。
浜中文一、室龍太 思い入れの大阪松竹座に喜び!W主演「わが街、道頓堀」取材会2

 ほかにも、2025年の大阪・関西万博の開催へ向け、浜中は「大阪が盛り上がるんだったら僕らも少しでもという感じがしてます」、室も「2年後に控えていますが、何かしらでかかわることができればと思っています」とのこと。

 さらに、取材会の行われた2日の時点ではプロ野球の日本シリーズが阪神タイガースVSオリックス・バファローズによる“関西ダービー”で関西が盛り上がっているということもあり、トラ党という綺咲に話が振られると「関西ダービーということで盛り上がっているのは誇らしく思っています。トラの方を応援していますが、大阪でこれだけ盛り上がっているのは嬉しいので目が離せないです」と、声を弾ませる。それでも室からは盛り上がりすぎて、道頓堀にダイブするファンへは「飛びこんだらダメです」と、きっちり止めていた。

 そして綺咲からは「人との出会いや関わりが全てという時代で、まっさらな気持ちで役作りに挑んでいきたいと思います」と意気込むと、室からも「100周年の最後にふさわしい作品になるようにと思っています。観に来てよかったなと思ってもらえるような作品に」。浜中からは「万博にウキウキしている人や、そうでない人も描いていて、昔のようなエネルギーが、この街に出ているような作品にしたいと思っています」と、それぞれ意気込んでいた。

 大阪松竹座開場100周年記念『わが街、道頓堀 ~OSAKA1970~』は12月16日から同25日まで松竹座にて上演予定!
浜中文一、室龍太 思い入れの大阪松竹座に喜び!W主演「わが街、道頓堀」取材会3

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