“キンプリ”ことアイドルグループ『King & Prince』永瀬廉が12日、大阪・なんばパークスシネマで主演映画『法廷遊戯』(監督:深川栄洋/配給:東映)公開記念舞台挨拶in大阪を俳優・戸塚純貴とともに開いた。
作家・五十嵐律人氏の同名法廷ミステリー小説が原作。永瀬は、ロースクールに通い、法曹の道を目指す主人公の「セイギ」こと久我清義(きよよし)役を演じる。ほか、美鈴役に杉咲花、馨役に北村匠海らが出演。「無辜(むこ)ゲーム」と呼ばれる裁判ゲームで実際に起こった殺人事件をきっかけに、3人の仮面の裏に隠された真実が暴かれてゆく。
以下、公式レポート部分。
上映後の舞台挨拶となり、映画を鑑賞した余韻と登壇への期待でボルテージが上がり切った会場に、2人がまさかの客席から登場!驚きと興奮で、会場は黄色い声援で一杯に。割れんばかりの拍手が鳴り響く中、笑顔で観客に応えた。
公開を迎えた感想を問われた永瀬は、「(上映が)9時から!ありがたいですよね。」と、朝早くから映画館に足を運んでくれた観客に感謝の言葉を述べ、「昨日からこうやって純貴くんと楽しく(映画館を)廻らせていただいて、ほんまに公開したんだなあという気持ちです」と無事公開を迎え名古屋・大阪と、戸塚と舞台挨拶を行えている興奮を語る。戸塚は、自身の出演シーンの撮影について「(永瀬らは)大変な撮影だったと思いますが、僕は100M走を息止めて走っているような感じだった」と表現し笑いを誘いつつ、「こうやってみなさまに届けられて嬉しい」と作品を届けられた喜びを語った。戸塚の撮影期間が比較的短かったため、永瀬と戸塚が顔を合わせたのは意外にも6回目と、「まだそんなやねんな!」と永瀬も改めて驚きを口にしたが、そのように感じさせない仲の良さを見せた。
大阪の印象、思い出について、8年間大阪に住んでいたという永瀬は、「地元といったら大阪と言いたいくらい、特別な場所というか、家感・地元感を感じます」と大阪への愛を見せ、「大阪、帰ってきたという感覚ですね!」と愛着のある大阪で舞台挨拶ができた喜びを弾けさせた。お酒が好きだという戸塚は、行きたい場所に“味園ユニバース”を挙げ、「お昼に行ったことがあるんですけど、建物が不思議な雰囲気で、今度は夜に行ってみたいけどちょっと怖いな…」と、大阪のディープなスポットに興味津々の様子。MCからぜひお2人で、と誘われると永瀬も「ね、そうしましょう!」とノリノリで応えた。
改めて本編鑑賞後の観客に向け、お気に入りのシーンを問われると、永瀬が頑張ったシーンとして“無辜(むこ)ゲーム”の場面を挙げ、戸塚も「僕はほぼあそこ(のシーン)にすべてを懸けた」と同意。永瀬が「あのシーンは物語の序盤で、撮影の大変さも含めて、完成して観たらあの空気感に『おおー!』となったよね」と思い入れの強さを語ると、戸塚は同調しつつ「恥ずかしかった…」と異なる角度の感想を述べ、「模擬裁判で一人だけありえない声量で喋ってたから、みんなに受け入れてもらえるかな」と不安を口にし、笑いを巻き起こした。永瀬は、この時の戸塚の声が少し離れた場所でも聞こえてきた、というエピソードで笑いを誘いつつ、「寒いし、時間感覚もわからん中で、ずっと同じ景色を見てるから大変な部分もありましたけど、それ以上の熱をもって撮影で来たので、いいシーンになったのではないかと思います」と本作の象徴的なシーンである“無辜ゲーム”の撮影現場の、緊張感のある雰囲気を語った。
そして、昨日11月11日(土)に名古屋で2回実施した公開記念舞台挨拶に引き続き、【#法廷遊戯8番勝負 in関西】と銘打った企画を実施。この企画は、名古屋・大阪の舞台挨拶において、各回別のお題で永瀬VS戸塚の勝負を行い、計8回のうち勝った回数の多い方を予想する、『法廷遊戯』公式Xで実施中のキャンペーンである。名古屋における計2回の対決では1-1の引き分けだったということで、今回の勝負への気合を見せた2人。3回目となった今回は、2人がお互いに単語を増やし記憶しながら繋いでいく【ワード増えるゲーム<法廷遊戯>】で対決。ゲームを行うテンポについて楽しく言い合う仲睦まじい様子を見せ、いざゲームがスタート。永瀬からスタートし、永瀬「弁護士」→戸塚「裁判」→永瀬「法律」→戸塚「ノンストップ・トライアングル・ミステリー」とワードを増やし、順調に進んでいくように思えたが、「信念」と永瀬が答えたところで戸塚が順番を間違え、永瀬の勝利が決定!その後も永瀬がスラスラと弁護士~信念までを暗唱し、ゲームが続行するかと思われたが、戸塚が新しい言葉をすぐに追加することができず、大盛り上がりの中、ゲームは終了。永瀬が、戸塚も認める記憶力の良さを見せつけ、8番勝負の勝敗は残り5回のゲームに委ねられた。
最後に、主演の永瀬が「約1年前からこの作品が動いていて、ようやくみなさんのもとに届けられたことを嬉しく思います」と公開を迎えた興奮を改めて語り、「この作品がみなさまにとって、人生の大きな選択をするタイミングで思い出すような作品であればいいなと思います。何回観ても楽しんでいただけると思うので、ぜひ、たくさんの方々に最後まで愛していただければ嬉しいです」と挨拶。2人の息のあったトークに大満足の会場は温かく盛大な拍手に包まれ、大盛況の中幕を閉じた。
※記事内画像は(C)五十嵐律人/講談社 (C)2023「法廷遊戯」製作委員会