アイドルグループ『KAT-TUN』亀梨和也が2日、東京・丸の内ピカデリーで主演映画『怪物の木こり』(監督:三池崇史/配給:ワーナー・ブラザース映画)公開記念舞台あいさつを俳優・菜々緒、吉岡里帆、三池監督とともに開いた。
作家・倉井眉介氏が2019年第17回『このミステリーがすごい!大賞』を受賞した同名作が原作。凶器の斧で脳を奪い去る連続猟奇殺人事件が発生。次のターゲットとして狙われたのは、弁護士・二宮彰(亀梨)だったが、実は二宮は犯人をも凌駕する狂気のサイコパスだった。犯人を追う警察と、返り討ちを狙う二宮。追う者と追われる者がどんどん入れ替わっていく、その果てには……というサスペンスとなっている。
上映後に拍手に包まれるなか登壇したキャスト陣。黒のシルエット衣装でまとめた亀梨は「公開2日目でいろんな意見もチラホラ拝見をしていて。みなさんの感想も見せて頂き、いよいよ巣立っていくというか、どういうふうに育ってくれるのかというところまで、無事にたどりつくことができました。多くの方に感謝しています」と、感謝しつつ、「後ほど濃厚なトークをさせていただきますので楽しみにしてください」と、期待させるようなコメントで観客たちを楽しませる。
SNSなどで、試写会からの感想も見ているようで亀梨は「移動中に拝見してました。『サイコパスに泣かされる』と発信していましたが、『こんなに泣かされるとは』という感想を見て」と、伝わり切っていないことに苦笑いしつつ、観客たちを見回すと「上映後でお化粧直しもされたのか、全然泣いている感じがしない……」と少々不安そうな表情を浮かべることも。
さらに菜々緒が見てくれた方の感想を読んで自分たちも思いつかなかったものを、メディアの取材などで自分の意見として取り入れていることを告白。亀梨もうなずきながら「こういう考え方あるんだというのもあるんだって。確かにそういう側面あるなって。それを自分の言葉のように『これってこうですから』」と意見を参考にしているそうだ。
犯人についてのトークとなると亀梨は「25年この仕事をしてるのでキャスティングの並びとかで、まあまあこの人かなということがあって。そういう、ちょっと曲がった見方をするようになってしまって」というと会場の沸き立ち、三池監督も「ポスター見たらわかるよね」と苦笑い。それでも意外と外れている方も多いそうで、亀梨は「フラットに楽しんでもらえれば」と、アピールしていた。
本作主題歌は『SEKAI NO OWARI』による新曲『深海魚』となっており、Saoriからメッセージも寄せられ、亀梨の瞳の良さを褒めていたがこれに、「嬉しいです」とニッコリで「素敵な楽曲をありがとうございます」と、お礼していた。
映画『怪物の木こり』は公開中!