俳優・福原遥、水上恒司が19日、東京・新宿ピカデリーでW主演映画『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』大ヒット御礼舞台あいさつを原作者で作家・汐見夏衛氏とともに開いた。
汐見氏の同名ベストセラーが原作。戦時中の日本にタイムスリップした女子高生と特攻隊員とのラブストーリーを通じて「命の大切さ」や「相手を愛しく思う気持ち」を伝える。福原はタイムスリップ先で出会った特攻隊員・彰に恋をする女子高生・加納百合役を。水上は、百合と出会い、自由にものを言う姿に驚きながらも惹かれていく、特攻隊員・佐久間彰役を演じている。12月18日までに83万人を動員し、興行収入は10億7000万円を突破している。
拍手に迎えられる中、登壇したキャスト陣。福原はいっぱいになった劇場を見て「公開から1週間以上経って、こんなに来て頂いて、感謝の気持でいっぱいです」と、胸いっぱいな様子を見せると、水上は「先程、名古屋でのあいさつをしたのですが、平和への活動を研究しているという高校生の方から、『平和を広げるために、どうしたらいいですか？』と聞かれて、すごく嬉しく思っています」と、しみじみ語る。
周囲の反響へ、福原は「親戚の高校生の子ですけど、この作品を観て、戦争のことを勉強するようになって、資料を見るようになったと言いってくれていて」と、影響を与えているといい水上は計13回の舞台あいさつをしてきたそうで「ティーチインという形でさせて頂いたんです。そのときのお声、直に顔を見て声を聞いて、お答えしていくとうのが嬉しかったんです。その中にはギャル男やギャルの方もいましたけど、その方たちにも観て頂けているというのが嬉しくて」と、こちらも生での反応の高さに笑みがこぼれた。
多くの舞台あいさつで各地をめぐったが、福原は「地方に行っている感覚がなくて。移動が多かったので。でも各地で、すごく美味しいご飯を用意してくださって」と感謝をしていたが、「先程の名古屋でも手羽先を頂いたんですが、朝と昼に頂いたあとに、新幹線のなかでも4、5本バリバリと頂いて」と、食いしん坊な一面を披露していた。
この日は、福原と水上にサプライズで汐見氏からサプライズで感謝の手紙をプレゼント。司会から読みあげられ、2人の演技や、劇場を出ていく方たちが涙したり、感慨深げに出ていく姿などを詳細に伝えたものとなり、これに福原は感激で涙をぬぐいながら聴き入り、水上も目を赤くして聞く様子を見せていた。
手紙の終わりに3人でお辞儀しあう
この手紙を受けて、福原は「めちゃめちゃ嬉しいです」と、再び涙をぬぐいながら「汐見先生の原作が素晴らしくて読ませて頂いたときから、素敵な作品で泣いていました。でも、百合に近づけられるのかなって不安に思って、無理かもしれないと思っていたので汐見さんに素敵な言葉を頂いて、嬉しいです。幸せです」と、深々とお礼。
水上も「役者の仕事は監督のOKを出すために、日々邁進していくものだと思っています。ですが、原作者である汐見先生から言葉を頂けたことで、興行が伸びようと伸びまいと、それが一番嬉しいことでした」と、率直な感想を寄せていた。
そして観客たちを交えての記念撮影をするとともに、最後に福原から「自分の大切な人を大切にできるきっかけになればいいなって思っています」と、メッセージが寄せられ、温かな拍手に送られるなかイベントは終演を迎えていた。
映画『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』は上映中！
セルフィー撮影も
目を真っ赤にする水上
