ロックバンド『THE ALFEE』の桜井賢(63)、坂崎幸之助(63)、高見沢俊彦(63)が14日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで映画『ヴァレリアン 千の惑星の救世主』(監督・脚本:リュック・ベッソン/配給:キノフィルムズ)吹替え版完成披露イベントに登場した。
リュック・ベッソンによる28世紀の宇宙を舞台にしたSF超大作。3人は情報屋トリオのエイリアンであるドーガン=ダギーズを演じた。超巨大宇宙ステーション“アルファ”に住む、ハトのような見た目をしている“ぶさ可愛い”やつらで、実は5000もの言語を駆使できる優秀な頭脳の持ち主。ただし、愛嬌たっぷりながら、金にがめつく、会話をすれば情報料をせびる程のクセがありまくりなものとなっている。
3人が担当したことは観客たちにはシークレットのなか開催。登場前にドーガン=ダギーズのしゃべる映像が公開されると「ウソっ!」などのどよめきとともに拍手が起こるなか3人が登壇となった。
本作の話をなぜ受けたのかと聞かれ、坂崎は「こういったチャンスはなかなかあるものではないですからね(笑)。俳優さんだったらイメージもありできないですけど、これだったら僕らでもできるかなって」と、直感だったよう。とはいえ、高見沢はドーガン=ダギーズのビジュアルを見た際に「これやるのこれ!?って(笑)。髪型がどうしても納得できないんだよねぇ。巻き髪できませんから」と、気になった部分も挙げ笑いを誘った。
アフレコへは桜井が現場で対応するしかないと感じて臨んだそうだが、「画面を見ているとわけわからないんです。けど、3人いると掛け合いがいつものステージと一緒なんで」と、2人との掛け合いで持ち味を出せたと証言。これに坂崎も気を良くしたのが、「バンド名もドーガン=ダギーズにしますか」と、冗談ながらノリノリだった。
本作にちなんで、助けられたor助けたというお題でトークも開催。坂崎はまだブレークする前に研ナオコ、ムッシュかまやつ、所ジョージらにご飯をごちそうになったという心温まるエピソードや、高見沢も風邪で3日何も食べずに自宅で動けなかったときに桜井に助けられたという話も。
しかし、桜井は売れてきたころにグラバー邸に行った際にファンに追っかけられ、高見沢を“犠牲”にしたところ高見沢から「あそこに桜井がいるぞ!」と“逆襲”されたことを語り、高見沢は「先に俺を売ったのはお前だろ!解散したかと思ったよ!」と、丁々発止なテンポのいい“ケンカ”が始まり、止めようとする司会に坂崎は「呼んだほうが悪い!(笑)」と、言い放ち場内は笑いであふれかえっていた。
その後囲み会見が開催。アフレコをしてみての手応えを問われた高見沢は、「ないですよ!」と、言ったものの「でも、3人でやって早かったです。あっという間に終わってしまって」と、コンビネーションがうまくいったといい坂崎も「3人のテンポ感があったよね」と、うなずきあう。
ほかにも、現在平昌五輪期間ということで気になる選手や種目を尋ねると、坂崎は「(スノーボードの)平野歩夢くんは気になりますね。よくあの大ケガから立ち直って。あとは(女子スキージャンプの)高梨沙羅ちゃんも良かったです」と、感動を伝える。高見沢と桜井は羽生結弦選手を気にかけているようで、桜井は「可哀想だよね。金メダルじゃなきゃというプレッシャーがあるから」と、心情を伝えていた。
高見沢から「この手の映画は大好きですけど、いままであまり観たことないようなSFムービー。音楽からも引き込まれましたね。冒頭でやられましたよ!」と、アピールしていた映画『ヴァレリアン 千の惑星の救世主』は3月30日より全国ロードショー!