松村北斗&上白石萌音 共同作業で一つの仕事を担当シーン!「夜明けのすべて」場面写

松村北斗 上白石萌音が家に押しかけで驚き演技!W主演「夜明けのすべて」場面写1

 アイドルグループ『SixTONES』松村北斗、上白石萌音W主演で2024年2月9日に公開を予定している映画『夜明けのすべて』(監督:三宅唱/配給:バンダイナムコフィルムワークス=アスミック・エース)。本作の新場面写真が18日、公開となった。

 作家・瀬尾まいこ氏の同名作。PMS(月経前症候群)でイライラが抑えられなくなる会社員・藤沢美紗(上白石)と、パニック障害を患って気力を失っている同僚・山添孝俊(松村)が恋人ではない特別な関係を築いていく物語。

 今回公開された場面写真は、松村演じる山添くんと、上白石演じる藤沢さんの友達でも恋人でもなく、同志のような特別な関係になるまでの変化を捉えた瞬間を切り取ったもの。

 黙々と仕事をする山添くんに藤沢さんが差し入れのお菓子を渡す一幕では、職場で周囲とコミュニケーションを取らず殻に閉じこもる山添くんと、常に周りを気にかけている藤沢さんの温度差が感じられる。

 さらに、発作が起きた山添くんを心配し、藤沢さんがいきなり家に押し掛ける場面では、突拍子もない藤沢さんの行動に驚く山添くんだが、このときの会話をきかっけに藤沢さんが抱える生きづらさを知ることに。日常の交流を通して徐々に心を開いていく二人だったが、共同作業で一つの仕事を担当することになる。隣に座り仕事に取り組む様子からは、お互いが遠慮のないありのままの姿でありながら協力し合う、そんな特別な絆が感じられるカットとなっている。

 原作者の瀬尾氏は本作へ「何よりも温かな心地のいい作品だと思いました。無理に盛り上げたような大げさな部分が一切なくそっと心に寄り添ってくれるような映画で、それでいてひきつけられる作品でした。漂う空気は原作と似ていると思います。主人公たちの真面目でひたむきなのにどうにもできない気持ちがあり、それなのに、その二人のやり取りがどこかおもしろくいつまでも聞いていたくなる雰囲気などは共通しているかなと」と太鼓判を押している本作だが、公開に先駆け、全国の書店員限定で行った試写会からも声が寄せられることに。

 「間違いなく今年のベストムービー。もしかしたら数年単位でもベストかも。本当に疲れきって何もかも嫌になって観たくない読みたくない、そんなときでもその心にそっと寄り添ってくれるような作品。『明日はきっといい日になる』なんて超プラス思考にならなくてもいい、ただほんのすこしの”夜明け”が見られれば人は生きていけるのかも」(Sさん/三省堂書店有楽町店)

 「陽の光や木々のゆらめきはもちろん、夜の闇までもあたたかさや柔らかさを感じられる物語でした。本屋大賞の一次投票で投票したぐらい大好きな作品だったのでその世界観が壊されずに映像化されていたことが嬉しかったです」(藤田さん/ジュンク堂書店奈良店)

 「小説の良いところそのままのとてもとても素敵な作品でした。クスクス笑えるシーンや心にしみるセリフがたくさんあって観終わったあとは心が軽くなった気がしました」(井上さん/水嶋書房くずはモール店)

 など。ほかにも『ケイコ 目を澄ませて』(2022)で国内外の観客を魅了した、三宅唱監督と撮影の月永雄太氏による圧倒的な映像美を絶賛する声や、原作からイメージ通りの山添くん(松村北斗)、藤沢さん(上白石萌音)の姿を自分事としてじんわりと受け止める声も。映画化にあたり小説にはないオリジナルな表現もあり、原作好きの方も原作とはまた違った良さを楽しめるものとなっている。

 ※記事内画像は(c)瀬尾まいこ/2024「夜明けのすべて」製作委員会