グラビア風に指さしをお願いすると、ニッコリと応じてくれる
ラッパー・呂布カルマが24日、東京・神保町の書泉グランデでルックブック『カルマ』発売記念イベントを前に、報道陣向けに会見を開いた。
本書は呂布が公認大使を務めている住友ゴム工業株式会社が展開している『DUNLOP REFINED(ダンロップリファインド)』ブランドの新たなアパレルラインを今月15日より発売したことを記念して作成されたもの。同日は先着50人限定でカルマから書籍にサインをしてもらったり、袋とじを開封する機会を用意している。
本書のオファーが来たときのことへ、「最初は『出します！』って言い切ってなくて……『写真集、本になるかもです』ぐらいの感じで。“そうですか”という感じだったんですけど、本当になりました。 いや、騙されたというわけではないですけど、悪ふざけに巻き込まれたなっていう感じですね」と、包み隠さず感想を伝えて、笑いを誘う。
本作の撮影へ「『DUNLOP REFINED』の衣装がかっこよく映るようにっていうことしか考えてなかったんです」という呂布。全編インドロケで行ったという意欲作だが、自身としては「インドから早く帰りたいなって。2日目ぐらいに限界が来てて。3日目、4日目がちょっとマシになって」と、しみじみ。
インドのどこがそこまで気になったのかへは、「空気汚い。うるさい。人が多い。 もう日本人が嫌だと思ってるもの全部がそこにありました」というが、人生観は「結構変わりました。日本と全く違う文化圏で、日本の常識と全く違う常識で、 あんなでかい国があって、あんなたくさんの人がいるんだって。日本が当たり前だと思ってたんですけど、全然当たり前じゃないんだなって感じました」と、感じ入る部分もあり「日本最高だなって思いましたね」も話していた。
ニコニコとお気に入りカットを披露
お気に入りのカットは、「ちっちゃい集落みたいなとこで撮った写真。この村に文明をもたらしたアジア人みたい」に見える写真だそうで、「個人的にプリントアウトして、額装して飾りたいなと思うぐらい、ちょっといい写真」という部分もあるそうだ。
会見内では呂布が袋とじページも開封。「恥ずかしいんですが」と言いつつ、お披露目し「本当に本当の悪ふざけ、ダンロップさえも関係ない」と苦笑いしつつ、「セミヌードって触れ込みですけど、あれ、フルヌードですよ。そういう気持ちでやりました」と、とにかく露出が多いあまり「最低です」と言い切りつつ、「袋とじ以外のいろんなページはインドの雑踏と、このシンプルなダンロップがいい感じで溶け込んでます」と、そこ以外をしっかりアピール。
「最低です」と言いつつも自身も思わず笑顔に
ほかにも、ACジャパンのCM『寛容ラップ』で一躍有名になった呂布へその後の反響を質問する記者もおり、「今まで僕を認知してくれてないような人たち、特にあの高齢者の人たちへの認知がむちゃくちゃ広がって。しかもいい印象で広がったので、すごい良かったですね」と話すとともに、「やっぱラッパーって、結構すぐ逮捕されたりとか、反社との繋がりがあるように見られたり。それで、使いにくかった部分があると思うんですけど、ACのCMに出たことで、ある種お墨付きがついた。『カルマは使って大丈夫なんだろうな』っていうことになったんだと思いますね」と、客観的に見た影響も語っていた。
そのため今年1年は「めちゃくちゃ忙しくて、人生生きてきた中で1番忙しくて、ほとんど記憶がない。でも、1個1個はすごい貴重な体験で、インドももちろんそうです。一生モノの体験をいっぱいさせてもらったので、時間をかけて、ちょっとずつ思い出そうかなって」と、語っていた。
また、呂布はグラビアアイドルらが好きなのだそうで、グラビアの聖地ともいわれる同所の市松パネルをしげしげと見ながら「感動ですね、僕とグラビアファンの間で（書泉グランデ内の）青い板をしょったグラドルさんの加工されてない写真はいつも楽しみで」と、感激する様子も見せていた。
開封
