平昌オリンピックは17日、フィギュアスケート 男子シングルFS(フリースタイル)を行い、宇野昌磨選手(20=トヨタ自動車)が最終滑走者として登場。冒頭の4回転ループを転倒するもその後の4本の4回転を含む4本のコナンビネーションや単独ジャンプを全て成功させ、200点超え、合計306.90点の2位で銀メダルを獲得。羽生選手とのW表彰台を金銀で果たした。
曲は『トゥーランドット』。冒頭の4回転ループを転倒してしまう。しかし、ここからが圧巻だった。次の4回転フリップを決め、トリプルループも成功。フライングキャメルスピン、フライングからのコンビネーションスピン、ステップシークエンスとつなぎ、後半の5連続ジャンプへ。
トリプルアクセルをなんとかこらえると、4回転トウループ+ダブルトウループを決め、単独の4回転トウループも決める。さらに、トリプルアクセル+シングルループ+トリプルフリップも成功させ、最後のジャンプとなるトリプルサルコウ+トリプルトウループのコンビネーションも見事に着氷させる。
最後はコレオステップシークエンス、コンビネーションスピンとまとめてフィニッシュ。最後は笑顔も。また、リンクを上がった瞬間には、「あぶねー」と、思わず本音も。
フリーの得点202.73点(技術点111.01点、演技構成点92.72点、減点1.00点)で、合計306.90点で2位となり銀メダルを獲得すると、コーチが宇野選手に抱きつくシーンも。
宇野選手は、「一個目のジャンプ失敗したんてだすけど、いい演技ができたんじゃないかなと思います。
(攻める宇野選手らしい演技だったと思うんですけど、ご自身ではどのように振り返りますか?)一個目のジャンプを失敗しても、焦らずに次のジャンプを飛ぶことが出来ましてし、最後まで練習してきたことを十分に出せたんじゃないかと思います。
(オリンピックの舞台で、しかも最終滑走。機能のショートは「気持ちが高ぶってしまった」と、話してましたが、今日はどうだったんですか?)今日の出だし、滑り出しは全然滑ってないという感触で、出来ない可能性のほうが高いなぁと思っていたんですけど、どんな状態でも飛ぶという練習してきたことが、この試合につながったんじゃないかなぁと思います。
(迎えた状況、どういう状況でいま自分が最終滑走になっているのかというのはわかっていました?)ぼくは全部見ていたので、自分がどのような演技をしたら、どの市に行くかというのは大体わかっていて、もし、1位になるとしたら、僕が本当に本当に完ぺきな演技をしたら点数的に1位になれる点数だったんですけど、一個目の4回転ループを失敗した時点で笑えて来ました。
(そこまで冷静だったんですか?)失敗した時点で頑張ろうと。焦ることもなく笑いがこみ上げてきました。
(初めて立ったオリンピックの舞台。あらためてどんな気持ですか?)そんなに特別な思いはなかったですね、最後まで」