アニメ『傷物語 -こよみヴァンプ-』(監督・脚本:尾石達也/配給:アニプレックス)公開記念舞台あいさつが13日、東京・新宿バルト9で開かれ阿良々木暦役の神谷浩史、キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレード役の坂本真綾が登壇した。
作家・西尾維新氏の〈物語〉シリーズ作品。『化物語』の前日譚にあたる作品で、された2016年に映像化した『傷物語』の『Ⅰ鉄血篇』、『Ⅱ熱血篇』、『Ⅲ冷血篇』の全三部作を総集編として再構成し、『傷物語-こよみヴァンプ-』として劇場上映するというもの。
以下、公式レポート部分。
新年の時期且つ、作品ロゴが金色にて、ステージ上には金屏風も置かれ、坂本さんからは登壇早々に「まさか神谷さんと二人で金屏風の前に・・・めでたい!」とコメントもありました。
2016年の「Ⅰ鉄血篇」より、8年ぶりに総集編として劇場公開となった本作。映像作品として公開されることを最初聞いた坂本さんは「この作品はスクリーンで観るために生まれた映像。もう一度観ることができるのは嬉しい」と感じたとのこと。また、今回は3部作分を編集・再構成したことにより、アフレコも一部再収録を実施。
久しぶりに『傷物語』としての阿良々木暦を演じた神谷さんは「物語シリーズ時の自分の儀式は、原作と台本を照らしあわせる時間。今回は原作、前回3部作の台本、今回台の本の3つを比べ合わせて、台本をチェックした」とアフレコ収録に臨んだ際のエピソードについて触れました。
会場内には今回初めて『傷物語』を観る方もおり、「全部ですよ!本当に全部です。監督が人生の何分の一をかけて作った渾身のフィルム。全てを楽しんでほしい」と神谷さんから初見の方へのコメントもありました。逆にリピートを決めている方には、坂本さんより、「この傷物語の好きなところは“間”。“間“にある”美“。」と一つ一つの表現の部分を上げ、神谷さんからは「原作・漫画・アニメの違いを含めて楽しんでみたら」というアドバイスもありました。
物語シリーズの魅力を一言で、という問いに神谷さんは、『青春怪異小説の原点・古典』とコメントする一方で、坂本さんからは「物語シリーズと神谷さんは、一心同体」と会場の笑いを誘うシーンもありました。
記念撮影のコーナーでは、作品内で登場する、約2mの妖刀心渡をモチーフにしたパネルでの記念撮影も実施。
最後観客の皆さんへのメッセージでは、坂本さんからは「公開を待ち望んでいた皆さんありがとうございます。長年愛される作品に携われて幸運」、神谷さんからは「作品を楽しむ上で劇場は一番良い環境。最初から最後まで見逃すことなく、世界観にどっぷり浸かってほしい。終わった後、何か自分の心が動かされるはず」と、ファンに向けたコメントがあり、記念舞台挨拶は幕を閉じました。
アニメ公式HP:https://www.kizumonogatari-movie.com/
アニメ公式SNS:https://twitter.com/nisioisin_anime
※記事内写真は(c)西尾維新/講談社・アニプレックス・シャフト