“キンプリ”こと『King&Prince』の平野紫耀(21)が21日、東京・新宿バルト9のロビーで初主演映画『honey』(監督:神徳幸治/配給:東映/ショウゲート)スペシャルイベントを開いた。
漫画家・目黒あむ氏の同名作が実写映画化。赤く染めた髪と鋭い目つきで不良と恐れられるが実は思いやりにあふれる料理上手な好青年の鬼瀬大雅とヘタレでビビリな女子高生・小暮奈緒(平祐奈)の、女の子が憧れるような甘い初恋が描かれた作品。
作品イメージに合わせたような黄色いカーペットがしかれるなか、カーキのロングジャケット姿で会場内の2階部分から軽やかに階段を降りて現れた平野。ファンからマイクを受け取り司会から映画初主演を祝福されると「ありがとうございます!」と満面の笑みで「みんなが映画を観終わってから鬼瀬くんかっこよかったなっていう気持ちで帰ってもらえたら」と、呼びかける。
普段の『King&Prince』の活動とは違い1人でのイベントになるだけに「いつもなら5人並んでいるんですけど、きょうはいないのであれ!?どうしたのかなって気分です。でもきょうは代表としてじゃないですけど、堂々として立たせて頂いています」と、胸を張る。
本作主演の話が来たときは「不安な気持ちでいっぱいで、まだ客観的に観れてなくて、うちのメンバーの高橋海人っていう子と一緒に観たんです。そうしたら、『今まで観た少女漫画原作の中で1、2位』となぜかドヤ顔で言ってくれて(笑)。でも、本当に素直に嬉しかったです。緊張しながら撮影したものだったので、いいって言ってもらって緊張がほぐれたというか」と、安心したそうだ。
しかし、平野としては作品に対してちょっとイメージが違ったところもあるようで「少女漫画といえば、壁ドンしまくったりとか顎クイとか、王子様というイメージなんですけど、『honey』は鬼瀬くんの人間味がすごくあふれてるなって思いまして。人間愛や家族愛が描かれていて身近な気持ちになれると思います」と、違いも語った。
鬼瀬へは「ギャップのある子へ、目つきがきつくて、笑ったときにふにゃっとした顔がかわいかったり、そういうギャップを楽しんでほしいです。一途さを一生懸命出しているのでそこも観てほしいですね」と、オススメしつつ「僕は眉間にしわを寄せて暮らしてないので、練習で集中してるとシャンプーが目に入って(苦笑)」という、エピソードも披露。
さらに、司会からその“眉間にしわ”の表情を求められると、「あのときは鬼瀬くんになっていたので」と、はにかんでいた。
ほかにも「撮影中にずっと監督にずっとウソつかれてて(苦笑)。1日1個くらいのペースで。たとえば、監督に話しかけると『ここはしゃべっちゃいけない地域だから』とか、鬼瀬くんと奈緒ちゃんで山を下りながらしゃべるシーンがあるんですけど、鬼瀬が草むらを転がりながらしゃべるからと言われて。スタッフさんも草を刈ってたかマジでやるんだと思って自分だけ勝手に緊張していたんですけどそんなことはなくて。だから、そのシーンはここ平野転がりながらやるところだったんだなって思ってもらえれば」と、裏話も披露していた。
イベント後半では観客たちからの「映画初主演おめでとう!」の掛け声で平野がひもを引いて除幕するという演出もあり盛り上がりつつ、「いったん平野ということを忘れて、鬼瀬くんという役でやっていますので鬼瀬くんという気持ちで観てもらえれば」と、メッセージを寄せてその場を後にした。
映画『honey』は3月31日より全国ロードショー!
※完成披露試写会の模様はこちら!(平野紫耀 天然さく裂のエピソード連発でしゃがみこむことも!“with B”ゲームのポージングも披露)