『GIFTech ~テクノロジーとモノ創りを楽しむ才能~』プロジェクト発表会が15日、都内で開催され株式会社レアゾン・ホールディングスの大泉共弘氏、Z世代エンジニア代表として同社の窪田浩之氏と佐藤貴子氏、menu株式会社の友兼論史氏、株式会社Preferred Roboticsの寺田耕志氏が登壇した。
スマホゲームアプリ『ブルーロック Project: World Champion.』といったゲーム事業の開発・運営、書籍、代理店業、フードテック事業ではデリバリー&テイクアウトアプリ『menu』の開発・運営などを事業領域に持つ株式会社レアゾン・ホールディングス。同社がZ世代を含む若手エンジニア向けのプロジェクト『GIFTech ~テクノロジーとモノ創りを楽しむ才能~』を今年3月より展開する。
プロジェクトでは“仲間と共創し、プロダクトやサービスを0から開発できる”を掲げ、エンジニアの創造性を刺激し、モノ創りの喜びを再発見していく。アカデミーや次世代型ハッカソンを通じ、仲間とともにプロダクトやサービスをゼロから開発するアイデアや技術を深掘り、それらの体験から「テクノロジーとモノ創りを楽しむ才能」を伸ばし大きく成長できる機会創出するというもの。無料で参加が可能となっている(詳細は文末にて)。
こうしたプロジェクトを発足するきっかけとなったのは、社内の意識調査だったそう。その調査結果によって、エンジニア間における成長格差という課題が挙がったという。今回のプロジェクトでは、動画チャンネル『GIFTech ch』を開設し、その過程を動画で公開することで、多くの人々に知識と情熱を共有できるようにすることが特徴となっている。
トークセッションでは、プロジェクトを経た佐藤氏から、友兼氏と寺田氏に質問していく形で展開。エンジニアが聞きたいプロダクトサービスのことを尋ねていく。佐藤氏が、開発の際に、どのような話し合いを経ているのか戦略的な部分について問いかけると、友兼氏は「いろんな機能を積んでしまいたくなるんです。何かが当たれば良い、多く出せば当たるということを考えてしまって。ですが、作ることでコストや検証時に時間がかかり、本当に必要なものを考えながら削いでいくことをやっています。というのも、過去に機能を積みすぎて、使ってみたら全然違うというところがあって」という。
また、友兼氏は「事業部からこういう昨日がほしいと言われるんです。その期におけるコストが、エンジニアの方に分かりにくいものが多いことがあるんです。そこで『この機能の方が早くできるからどうですか』という代案を確認したり、『このまま進めるとテストの工数が多いですけど、それでもやりますか?』と確認したりしています。否定ばかりでは進まないので代案を考えたりもしています」とのことだった。
寺田氏も友兼氏の話に深くうなずきながら「やらないことをどうするかを決めて開発をしています。特に初期の段階でやらないことを決めることは重要だと思っています」といい、そのたとえとして、ライフスタイルにかかわったものを作るときに、「夜使いたい人もいれば、朝使いたい人もいて。朝だからライトをピカピカ光ってということをしていたら夜使う人は眩しすぎるとなったりするんです」という両極端な意見が生じたと振り返っていた。
■『GIFTech ~テクノロジーとモノ創りを楽しむ才能~』プロジェクト参加概要
●プロジェクト参加方法
https://giftech.io/giftech2024spring/outline/よりエントリー
●参加資格
以下の4つの条件のうち1つでも満たす方が対象。
・「GIFTech」になることに興味のある方、共感できる方
・プログラミングの経験はあるものの、実際にプロダクトを0から開発したことがなく、0からのプロダクト創りにチャレンジしたい方
・0からの開発経験があり、その楽しさを他のエンジニアに伝えたい方
・プロダクトを作りたいと思っているものの、社内でプロダクトを創る経験などがあまりなく、プロダクトを創る楽しさを感じたいと思っているエンジニアの方
※GIFTechでは撮影クルーが入りセミナーの様子など収録し「GIFTech CH(公式YouTube)」にアップするため顔出しがNGな方参加ができない。
※現地参加時にご自身のノートパソコンを持参できる方に限る。
●参加費用
無料