「B: The Beginning」プレミアイベントが開催！
Netflixオリジナルアニメ『B: The Beginning』ワールドプレミアが21日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで開かれキース・風間・フリック役の平田広明、黒羽役の梶裕貴、星名リリィ役の瀬戸麻沙美、皆月役の石川界人、中澤一登監督が登壇し、司会はニッポン放送の吉田尚記アナウンサーが務めた。
映画『キル・ビル』アニメーションパートを監督したことで知られる中澤一登氏と、『攻殻機動隊』シリーズなどを世に送り出したProduction I.Gがタッグを組んだ作品。群島国家「クレモナ」を舞台に、王立警察特殊犯罪捜査課（通称「RIS」）の伝説の捜査官・キースが、犯行現場に必ず「B」の文字を刻み込む連続殺人犯【Killer B】を追う姿を、海外ドラマさながらの壮大なスケールで描くノンストップクライムサスペンス作品となる。
12話中、3話が上映されたあとに作品に合わせて全員が黒の衣装で登壇。平田は「ようやくこの日がやってまいりました！声優になって30数年……。海賊声優やおじさん声優として呼ばれていましたが、きょうから私を“ゲニ声優”とお呼びください」と、キースが呼ばれている天才を意味する“ゲニ”を引き合いに場内を爆笑させながらスタート。
そんな序盤からお茶目さ全開だった平田だが「結構大人向けの本だなと思って読ませて頂きました。これね1年前に収録していて、ちょうどいまごろ5、6話を録ってました」といい、作品へは「濃いというのは分かっていたから、次の台本をもらうのが楽しみで。しゃべるなよキースと思っていたんです。キースは3話まではあまりしゃべらないですけど、嫌になるほど喋る回があるんです」と、大変な部分もあったようだ。
梶は本作にオーディションを受けて参加となり、「これは絶対おもしろい作品になるなと思って、僕らも自習の台本をも合うまでわからなかったので、いちファンみたいなところがあって、もしかしたら来週にも自分が死んでしまうのではないかという印象のなかでした」と、緊張感が漂っているともいい、瀬戸は「こんなに壮大な話とは最初分からなかったです」と、複雑さに尻込みするようなこともあったよう。
一方の石川は、「前の週の台本を確認するのが楽しいんです。終盤になって序盤の台本を読み直しても楽しいなって」と、何度も見返すことでも楽しめるとのことで、平田も「何度も繰り返してみたく成るような作品になっています。1回目観たときに分からなかった答え合わせができると思います！」と、いろいろな伏線があることも伺わせていた。
イベント中盤には好きなセリフを挙げるというコーナーがあったが、平田は石川演じる皆月のセリフをわざと言い、終わった後に石川へ「ツッコめよ！」と、無茶振りをかます丁々発止なやりとりがあったが、当の石川は平田のあまりのうまさに、ただただ聴き入っていたと告白するという一幕も。
さらに平田は5話でキースが“う●こ”と発するセリフがあったといいその際に「キースの場合は“う●ち”じゃないですかねと言ったら5分くらい会議になって。そうしたら“ち”の方になったんですけど、画は“こ”の口になっていて、それがこの前観たら“ち”に直っていて。監督ありがとうございます」と、話の導入こそあれだったが、監督をはじめとしたスタッフ陣の情熱が伝わってくるようなエピソードも披露されていた。
ほかにも、梶は「『僕はここにいる』というセリフですね。作品全体を通して大事になってくるセリフで」と、話したかと思えば自身がさまざまな作品で演じる役でも似たようなセリフがあることを引き合いに、「よっぽど自分の現在位置を知らせたいんだろうなって」と、自分でイジって笑いを誘るなどで盛り上がっていた。
平田から「ゲニ平田広明をよろしくお願いします！」と、最後の最後まで茶目っけたっぷりであいさつし、場内を沸かせ終演を迎えていた。
オリジナルアニメ『B: The Beginning』は3月2日より全世界190ヶ国で同時配信スタート！
「ツッコめよ！」と石川に詰め寄る平田
