2025年に建て替えのため休館を発表している帝国劇場(新・帝国劇場の再開場年は未定)。そのクロージングラインアップと記念エンブレムが16日、発表となった。
同劇場は1911年に「大衆性と芸術性の融合」を掲げ開場。66年に開場した第二期・帝国劇場ではオープニング作品となった『風と共に去りぬ』は世界初の舞台化を果たした。数々の日本初演作品や世界初演を実現するとともに、舞台『放浪記』の上演 2000 回達成、『SHOCK』のミュージカル単独主演記録の更新、東宝版『エリザベート』の2000年帝劇初演以来のロングラン上演、舞台『千と千尋の神隠し』の今春のロンドン上演へとつながる世界初演と歴史を重ねてきた。
その月ごとのラインアップは以下。(※のついた作品は今回新規に発表)
●2024年1月 『Act ONE』
◯出演:HiHi Jets 美 少年 7 MEN 侍 少年忍者
SMILE-UP. のタレント70名が、それぞれの『Act ONE』(第一幕の意)を渾身のパフ
ォーマンスで表現し、大きな反響を頂いています。
●2月 『ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド』
◯出演:松下優也/有澤 樟太郎 宮野真守
シリーズ累計発行部数1億2000万部を誇る荒木飛呂彦氏の大人気コミックシリーズ初
のミュージカル化。現・帝劇最後の新作オリジナル・ミュージカルとなります。
●3月 舞台『千と千尋の神隠し』
◯出演:橋本環奈/上白石萌音/川栄李奈/福地桃子
宮﨑駿監督の不朽の名作である『千と千尋の神隠し』世界初の舞台化の再演。
今年4月からはロンドン・コロシアムでの4か月間の長期公演も決定しています。
●4・5月/11月 『Endless SHOCK』※
2000年初演以来、帝劇で上演を積み重ねてきた、堂本光一主演『SHOCK』。堂本によ
る本作の単独主演記録は、今年2000回に達し前人未踏の回数へと積み重なる予定です。
●6・7・8月 『ムーランルージュ!ザ・ミュージカル』
◯出演:望海風斗/平原綾香 井上芳雄/甲斐翔真
目を見張る美しさ、息をも忘れる愛。ゴージャスの限りを尽くした世界、昨年夏に日本
初演を果たした『ムーランルージュ!ザ・ミュージカル』待望の再演。
●8・9月 『モーツァルト!』※
◯出演:古川雄大/京本大我
“音楽の天才”モーツァルトの生涯を描いた、ウィーン発ミュージカルを代表する傑作。
世界初演から25年を迎え、日本でも2002年初演以来、名立たる俳優が演じています。
●10月 『DREAM BOYS』※
時代時代に最旬のアーティストが演じ継いだ、少年たちの挑戦と友情を描いたオリジナ
ル作品。エンタテイメントの要素をふんだんに盛り込んで贈ります。
●12月・2025年1・2月 『『レ・ミゼラブル』 ※上演月を解禁
1987 年日本初演のミュージカルの金字塔。初演以来、全キャストオーディションで帝
劇に立った歴代キャストの皆さんは、日本のミュージカル界を力強く支えてきました。
●2025年2月 CONCERT『THE BEST ~New HISTORY COMING~』※
現・帝国劇場の最終公演は、その掉尾を飾るにふさわしく、また未来に光が射すような、オールスターキャストによるスペシャル・コンサートを企画しています。
また、エンブレムは、帝国劇場の扉が開かれたところに、「新たな」「歴史」がやってくるという意味を込め『New HISTORY COMING』をテーマ。『マトリックス』『るろうに剣心』などの広告チケットなどのデザインの岡野登氏が手掛けている。