安田章大 青木豪氏と2度目のタッグで4月舞台「あのよこのよ」主演!眼鏡エピある?

安田章大 青木豪氏と2度目のタッグで4月舞台「あのよこのよ」主演!眼鏡エピある?1

 アイドルグループ『関ジャニ∞』安田章大が4月8日より上演予定のPARCO PRODUCE 2024『あのよこのよ』(作・演出:青木豪)を主演することが19日、発表となった。

 作・演出を務める青木氏と安田が2019年上演の音楽劇『マニアック』以来、2度目のタッグ。『マニアック』で魅せた笑いのエッセンスはそのままに明治黎明期を舞台にとある浮世絵師・刺爪秋斎(サシヅメシュウサイ)の姿を描く。秋斎を取り巻く人々がひょんなことから事件に巻き込まれ珍道中に繰り出すことに。先行き不透明でどこへ向かっているのかさえ分からないご時世に、足が地に着かない人々が戸惑い彷徨うさまを、青木氏の味付けで爽快感あふれるエンターテインメントに昇華している。

 (2019年記事:安田章大 古田新太から関ジャニ∞へ「変わった人が多い」に爆笑!主演舞台「マニアック」へ「“ブラボー”の作品を観に来て」

 刺爪秋斎を演じる安田は、アーティストとしても活躍しているが、同じ画家でも今回は愉快痛快な時代活劇と銘打って、青木氏による当て書きと、予測不能な展開により、これまでになく大暴れする……かもしれないとのこと。安田演じる秋斎は劇中で何を見て、何を描き出すのか。青木氏ならではのちょっとひねくれたユーモアと笑い、そこにちょっぴりの切なさ。粋な音楽を織り交ぜた新感覚のオリジナルストーリーが展開される。

 今回の発表にあわせ青木氏、安田からそれぞれコメントが寄せられた。以下全文。

 ■青木豪氏
 おそらく震災のあとぐらいから、現実感のない日々が続いている。一度も降りたことのない駅に寝過ごして来てしまったような、途方に暮れる日々が続いている。
 こういう感覚を芝居に出来ないものか、と朧げに考えていたらパルコさんから「安田くんと痛快な時代劇をやりませんか?」とお誘いをいただいて。それで思い出したのは「マニアック」という芝居でご一緒して以来、安田くんの芝居にしろバラエティにしろドキュメンタリーにしろ音楽にしろ、とにかく安田くんの活動を見ていると、僕は意味もなくポジティブになれるということで。
 だからこの「あのよこのよ」という作品は「こんな時代になると思わなかった、な明治初期」の「なぜだかポジティブになれる痛快時代劇」になるはずであります。
 グチャグチャな気分をポジティブに変えたいという方々、ぜひお越しくださいませ。

 ■安田章大
 マニアック」以来5年ぶりに青木豪さんとご一緒させていただきます。5年前の自分とは芝居に対する感じ方や考え方、取り組み方が大きく変わり、これからまた一緒に1つの作品を創り上げていく時間が楽しみです。
 青木豪さんが作るエンターテインメントは真面目とおふざけの振り幅がすごく広くて、その行ったり来たりする面白さに加えて、「あのよこのよ」というタイトルの通り、物語を見ていただくと浮遊している自分をどこかで感じてもらえたり、どこの世が事実で、自分がいる本当の世界なのか…こういうちょっとした不思議さを感じられる作品になっていると思います。
 僕自身久しぶりの時代物です。髪の毛を伸ばしていた理由はここにありました(笑)江戸が終わり明治維新、この時代を生きている僕を楽しんでもらえたら嬉しいです。そして、登場人物たちが青木さんの描く世界の中でどのようにうねっていくのかというところにもぜひご注目ください。眼鏡にちなんだエピソードもお楽しみに。

 PARCO PRODUCE 2024『あのよこのよ』東京公演は4月8日から同29日までPARCO 劇場にて、大阪公演は2024年5月3日から同10日まで大阪市文化創造館 Dream House 大ホールにて上演予定!

 ■あらすじ
 舞台は明治初期。
 浮世絵師・刺爪秋斎(安田章大)は、新政府を批判したとして番屋に入れられていたが、初犯ということもあり解放され、迎えに来た
弟の喜三郎と、居酒屋で宴を共にしていた。
 そこで秋斎は喜三郎から出所祝いとして眼鏡をプレゼントされ喜んでかける。
 さらに秋斎は居酒屋に居合わせた、未来が見えるという能力のある常連・フサに占ってもらうと、「女に出会う」と告げられる。「その女が秋斎の未来を決めるだろう」と。
 そこに美しい女が男と共にやってくる。秋斎が出会う女性は彼女なのではないかと話していると、突如、刀や銃を持った男たちが現
れる。そして男たちは秋斎たちに襲いかかって来るのだった……。