LAPONEエンタテインメントの所属アーティストでグローバルボーイズグループ『JO1』、『INI』、『DXTEEN』の3グループによる合同ライブ『LAPOSTA 2024』(ラポスタ ニーゼロニーヨン)Day1公演が20日、神奈川・Kアリーナ横浜で開幕。それぞれのカバーパフォーマンスや各グループコラボによるスペシャルカバーなど、メドレー含む全44曲で観客たちを熱狂させた。
『LAPOSTA』は昨年5月に初開催。アーティスト自身がやりたいことを実現させたエンターテインメント性あふれる合同イベントであり、大反響を呼んだ。本日20日と21日の2日間での開催となり、総勢28人がパフォーマンスを繰り広げる。2公演でそれぞれ1.7万人、計3.4万人を動員。即日完売のプレミアチケットとなっている。
会場センターには2階建てのメインステージ、ランウェイをわたって中央には3つのステージが広がる構成。開演時間となると、各グループそれぞれのスタイルを感じさせる衣装と、照明によるシルエット演出とダンスを織り交ぜて登場。観客たちの視線を釘付けにするなか、トップバッターは『JO1』が務め7TH SINGLE『TROPICAL NIGHT』内楽曲『Trigger』からスタートを切った。そこからは、3グループが交代しながら、18曲ノンストップパフォーマンスで魅せた。
18曲目の『RadioVision』ではタイトル通り“Radio”のような観客たちへの煽りから入って歌唱をしていき前半戦を締めくくった。そこからのMCでは、全員が横一列になってごあいさつしたもののすぐに次の準備に入るということで28人から5人でトークを繰り広げ、お互いの名前を呼び合って話を勧めていく。そのなかで『INI』藤牧京介は昨年の『LAPOSTA』でもあった「今回もカバーあります」と先に“ネタバレ”して、4人から「いいの言って?」と、イジられていた。
中盤戦の直前には『LAPOSTA』イベントで大人気だった3グループシャッフルユニット企画として、今回はPOPS、HIP HOP、DANCE、ORIGINALの4種類を行うことを予告。その組分けの模様がVTRで紹介され期待感をあおっていく。
まずコーナートップバッターは『JO1』川尻蓮と川西拓実、『INI』西洸人の3人によるオリジナルのDJ&Rapからとなり、その最後には人文字を作るようなポージングで楽しませることに。そのまま『DANCE』コーナーとなり、『INI』後藤威尊と田島将吾と松田迅、『DXTEEN』田中笑太郎によるムーディーさ漂うものから、キレキレ、高速なものまでさまざまなダンスで楽しませた。
そこからは各グループメンバー混合でのガバー楽曲パフォーマンスコーナーへ。『JO1』白岩瑠姫と鶴房汐恩、『INI』尾崎匠海と許豊凡、『DXTEEN』福田歩汰が会場中央のステージにスタンドマイクを持って現れると『One Direction』の楽曲『What Makes You Beautiful』を歌唱し花火演出のなかポップな楽曲を歌いこなしていき、5人での肩組み歌唱の瞬間も。
『JO1』大平祥生と豆原一成、『INI』木村柾哉と藤牧京介、『DXTEEN』大久保波留によるアイドルグループ『SMAP』のスローな楽曲『オレンジ』をカバー。会場は暗転しており、それぞれのソロでの歌いだしでオレンジ色のピンスポットが当たるものとなり、スポットが当たって誰が歌唱しているのか判明するごとに、観客たちから黄色い声援が飛び交った。
『JO1』金城碧海と與那城奨、『INI』池﨑理人と佐野雄大、『DXTEEN』谷口太一と平本健による『HIP HOP』コーナーとなり、ブラックフラッグも振られるなど、雰囲気満点に。
さらには、『Vaundy』の『怪獣の花唄』のカバーではなんとバンド形式での展開に。『JO1』の木全翔也がBa、河野純喜がGt、佐藤景瑚がDr、『INI』髙塚大夢がGt、『DXTEEN』の寺尾香信がKeyの編成で「いくぞー!」の声から演奏を始め、紙吹雪も舞う中でのものとなり、本イベントならではのステージを繰り広げた。
再びのMCでは、「最高!」との28人がステージを楽しむ様子を見せながら『DXTEEN』の田中笑太郎は「緊張しましたけど楽しく踊れました」と、手応えを感じている様子や、與那城はバキバキの肉体に赤いジャケットとゴツい雰囲気の衣装だったが可愛い声色で「すごく楽しかったな」と、お茶目さ全開なコメントで笑いを誘った。
後半戦はお互いのグループカバーを連発。そのカバーコーナーが終わると、それぞれのグループ初披露楽曲を惜しげもなく見せていく展開に。
『JO1』からは今月8日にデジタルリリースした『Your Key』となりこの日誕生日を迎えた河野からは「俺の誕生日!」と、アピールする一幕も。もう1曲、2023年12月2日に放送された日本テレビ系音楽の祭典『ベストアーティスト2023』で披露した『WOW WAR TONIGHT 時時には起こせよムーヴメント(JO1 ver.)』をライブ初披露となりメンバー同士が肩を組んで歌ったりと楽しげな様子とキレのいいダンス、さらにはステージを端から端までダッシュを見せることも。『INI』からは昨年9月12日のデジタルリリース楽曲『Busterz』、『DXTEEN』からは3RD SINGLE『Snowin’』収録の『Stars』をそれぞれ初披露していた。
ラストスパートは3グループ全員でのメドレーとなり疾走感あふれるステージングを見せ、『Rocketeer』まで終えると、「みなさんありがとうございました。また会いましょう!」「SEE YOU!」などのメッセージを残して本編が終了。
アンコールではオールキャストがステージに現れステージ全体に散らばると今月17日にリリースされた本イベントテーマソング『LOVE ALL STAR』をパフォーマンス。この場でしか観られない、メンバー同士のニコニコとした絡みなども観られるものに。最後は観客たちも一緒にクラップして、一体感あふれるステージを見せた。
そして最後に豆原一成から「この3グループのファンのみなさんと一緒に楽しめて嬉しかったです」と笑顔でイベントを締めくくった……かのように見えたが、ここで河野が「ちょっと待って~」と、ステージセンターに躍りだしてきて、あらためて誕生日をアピールし、メンバーたちから『ハッピーバースデートゥーユー』を歌われてお祝いされながらもうひと盛り上がり。全員で観客たちをバックに記念撮影をすると、メンバーたちは客席に思い思いに手を振って初日公演を終えていた。
メンバーたちが全員ステージを降りた後には、再び会場が暗転『NEW WORLD』との文字が浮かんだ後に、『2025年 LAPOSTA』の文字が浮かび来年の本イベントの開催を窺わせるようなメッセージも残るものとなっていた。
■出演者
JO1(大平祥生、川尻蓮、川西拓実、木全翔也、金城碧海、河野純喜、佐藤景瑚、白岩瑠姫、鶴房汐恩、豆原一成、與那城奨)
INI(池﨑理人、尾崎匠海、木村柾哉、後藤威尊、佐野雄大、許豊凡、髙塚大夢、田島将吾、西洸人、藤牧京介、松田迅)
DXTEEN(大久保波留、田中笑太郎、谷口太一、寺尾香信、平本健、福田歩汰)
※記事内写真は(c)LAPONE Entertainment