アイドルグループ『Hey! Say! JUMP』山田涼介が22日、東京・千代田区の和洋九段女子中学校高等学校の講堂で映画『サイレントラブ』(監督:内田英治/配給:ギャガ)特別ホームルームイベントに俳優・浜辺美波とともに登場した。
『ミッドナイトスワン』などを手掛けた内田監督オリジナル脚本の最新作。希望もなくただ生きているだけの主人公・蒼(山田)が、事故で目が不自由になるもピアニストの夢を持つ音大生の美夏(浜辺美波)と出会ったことから始まる切ないラブトーリー。目が不自由になってもピアニストになる夢をあきらめない美夏や、美夏の夢を叶えたいと奮闘する蒼のように、夢に向かって一生懸命頑張っている現役の中・高校生達への思いを語る場として“特別ホームルーム”という形での直前イベントとなった。
2人が姿を表す直前に、ロングの予告編が上映。生徒たちからは1シーンごとに黄色い歓声が飛び交うことに。講堂の席を縫ってのものとなると、一気にその熱気は最高潮となるなかでの登場となった。山田は「みなさんは『サイレントラブ』知ってましたか?」と客席に問いかけると、全員手を挙げ、「知っていただいたみたいですね。嬉しいです」と、笑みを浮かべた。
学校のイベントということで、どんな学生だった?との質問が寄せられ山田は、「わりかし…どちらかというとヤンチャな学生さんでしたね。この作品にも出ている、野村周平と一緒に後ろを向いてやいのやいのと言ってました」と、苦笑いしつつ「文化祭があるんですけど、芸能クラスって浜辺さんも同じ学校で後輩なんですけど」と明かすことも。
学校で打ち込んでたことへ、「芸能クラスの子はあまり文化祭に、変に騒ぎになって文化祭に影響があってもいけないので」と、参加は控えていたそうだが、「ダンスイベントに仮面をつけて出て、それは楽しかったですね。バレずに終わりました」という思い出もあるそうだ。
学生時代に夢はあった?という問いかけに山田は「あまり目標だったりを持たないんです。器用じゃないので、目の前のことを全力でやり続けることを信念に掲げてましたね」と、クールに返答していた。
その後、生徒たちからの夢にかかわるお悩みに質問に次々に答えてさばいていくことに。その際に山田は質問者の名前を呼んであげて、講堂内は黄色い歓声が溢れかえっていた。
最後に山田から「夢は見るものではなく、叶えるものだというのがあるんです。みなさんは行動力1つで叶うかどうかの時期だと思います。夢を叶えるためにだ大切に生きてほしいなと思います。この作品は、人の行動力ってここまで変わることができるんだなって思ってもらえると思います」と、作品のアピールも交えつつ、350人の生徒たちに向けて「劇場で私もこの2人に会ったと言ってもらえれば」と、お茶目な笑みを浮かべていた。
映画『サイレントラブ』は26日より全国公開!