アイドルグループ『Hey! Say! JUMP』山田涼介が27日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで主演映画『サイレントラブ』（監督：内田英治／配給：ギャガ）公開記念舞台あいさつを俳優・浜辺美波、野村周平、古田新太、内田監督とともに開いた。
『ミッドナイトスワン』などを手掛けた内田監督オリジナル脚本の最新作。希望もなくただ生きているだけの主人公・蒼（山田）が、事故で目が不自由になるもピアニストの夢を持つ音大生の美夏（浜辺美波）と出会ったことから始まる切ないラブトーリー。
上映後、歓声に迎えられ登場したキャスト陣。蒼を演じるうえで、山田は「セリフに抑揚をつけないでほしいと言われていて、リズムのないセリフの中になったんです」とディレクションを話すとともに、そのリズムのない部分に対して「久石譲さん、Mrs. GREEN APPLEさんの曲が入って『サイレントラブ』の雰囲気がある感じがして。一つの作品として劇場で完成しているようなイメージでした」と、音楽も含めて総合的に作られていることに感銘を受けたそうだ。
撮影中の現場の雰囲気へ山田は「割とみんな静かな人たちで、それはみんな僕に気を使ってくれていたんだろうなって思うんですけど」と、言葉少なだったそうだが、野村は「周辺は（現実でも）同級生でもあるので言わなくてもわかり合えてたのかも」と、もともとのつながりがあり、言葉にしなくても分かり合えるような関係性があったのだとか。
さらに撮影裏話が続き、山田はスクラップ工場のような場所で働いてるシーンで山田が車を押すシーンがあるそうだが、「軽かった」ため重く見せるような演技でフォローしていたとも。しかし、隣にいた浜辺は本作を鑑賞した際にその山田苦労のシーンもとくに意識せず……だったことが明かされ、山田も思わず「もう1回見ようね」と、ツッコんでいた。
映画『サイレントラブ』は公開中！