俳優・上白石萌音、アイドルグループ『SixTONES』松村北斗が10日、東京・TOHOシネマズ日比谷で映画『夜明けのすべて』(監督:三宅唱/配給:バンダイナムコフィルムワークス=アスミック・エース)公開記念舞台あいさつを俳優・りょう、光石研、三宅監督とともに開いた。
作家・瀬尾まいこ氏の同名作。PMS(月経前症候群)でイライラが抑えられなくなる会社員・藤沢美紗(上白石)と、パニック障害を患って気力を失っている同僚・山添孝俊(松村)が恋人ではない特別な関係を築いていく物語。
上白石は無事公開され「早く公開されないかなと思っていました。なので、今とっても嬉しいです」と、ニッコリ。
本日登壇のりょうは、藤沢さんの母親役を演じており、「私はきょう“お母さん”がいるので、すごい嬉しくて」と、りょうの方を向くと、「お母さんとのシーンは、もうどれも大好きでした!」と、告白。
りょうも「嬉しい!」と笑みを返すと、2人でコートを傘にして歩くシーンを振り返り、「なんとも言えない幸せな雨降らしでしたね。今までやった中で1番暖かい雨降らしでした。あの瞬間、ちょっと姉妹みたいな感じにもなったりして、2人でキャッキャして」と思い返してほのぼのしていた。
一方、光石は「とにかく三宅組をお邪魔しちゃいけないと思って、おとなしくおとなしくして、なるべく目立たないようにして」いたという。しかし、上白石はこれを「何をおっしゃるんですか~!光石さん結構、いたずら好きです。勤めている会社ではちっちゃいライトをみんな持っているんです。それで撮影本番になった瞬間に、私の顔にライトを当ててきて(笑)。そのおかげで心がほぐれて撮影に臨めるってことが多くて。だから、会社のシーンは光石さんにほぐしてもらってました」と、エピソードを披露し、これには光石も苦笑いで深々と上白石に頭を下げていた。
ほかにも撮影中に藤沢さんがティッシュ配りのアルバイトをするというシーンもあるが、「受け取ってもらったらめちゃくちゃ嬉しいんですよ。普通のアルバイトなら1日で、私はその一部しか経験はしてないんですけど、やっぱめちゃくちゃ嬉しくて。なんかその、一瞬でも優しさってもらえるんだなっていうのはすごい思って」と、感激の思い出も披露していた。
イベント内では三宅監督からサプライズでの手紙も読み上げられ松村、上白石ともに感激させることに。降壇の際にはトーク中に松村が大人数で移動中に段差に差し掛かった際に、段差があることを伝えるため膝を曲げて歩行すると実演していたことを見ていたりょうが、ステージの階段を膝を普通よりも曲げて降り、それを見た松村も上白石も膝を深く曲げて降壇する最後までお茶目さ全開の温かさあふれるイベントとなっていた。
映画『夜明けのすべて』は公開中!