タレントで俳優・稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾が4日、東京・駒沢公園で『パラ駅伝 in TOKYO 2018』閉会式に登場し、スペシャルライブを敢行。パラスポーツ応援チャリティーソングとなる楽曲『雨あがりのステップ』を初披露した。
3人は、『パラ駅伝』で車いすのタイヤがパンクしてしまうというアクシデントに見舞われたラストランナーの選手に競技場内で付き添って走るなど、最後の最後まで盛り上げに一役買った。
閉会式では関係者から、「草なぎさん、稲垣さん、そして“かとうさん”……あっ、香取さん!」と、香取が呼び間違えられることに。これに爆笑する場内に、香取もサービス精神を前面に出し、あわや“乱闘”といった身の乗り出し方をしつつ隣りにいた『タカアンドトシ』に押さえられる風な小芝居を展開し、さらにドッと沸かせた。
その後、3人はプレゼンターとして選手たちにメダルをかけたりした後に、終盤にスペシャル歌唱として、『72』を歌った後に、稲垣から「僕らがスペシャルサポーターを務めさせ頂いていますけれど、今回、少しでもお役に立てるようにと、歌を作ってみました」と、楽曲『雨あがりのステップ』のタイトルをアナウンス。
草なぎは、「この曲は僕達のパラスポーツを応援したいと思ってくれた、ワーナーミュージック・ジャパンさん、作曲家の菅野よう子さん、作詞家の麻生哲朗さんと一緒に作りました」と、関係者やスタッフを挙げ、香取からも、「3月19日よりiTunes Store限定でデジタル配信を行います。この売上は全額チャリティーとして日本財団パラリンピックサポートセンターを通じて寄付され、パラスポーツの支援に当てられます。パラスポーツの発展に向けてぜひご協力をお願いしたいです」と、呼びかけた。なお、同曲は250円(税込)で配信され6月30日にチャリティー販売を終了し、通常販売になるとのことだ。
そして、『雨あがりのステップ』を初披露。楽曲タイトルどおり、雨あがりのような爽やかな気分になれる、明るくポップな楽曲に仕上がっており、3人ものびのびと歌い上げ、集まった1万7100人の大観衆から大きな拍手が寄せられた。
終了後には、3人の囲み会見が開催。実は3人一緒に囲み会見に立つのはこれが初とあって、草なぎは、「こうやってみなさんの前に立つのはたぶん初めてですね」としみじみ。
1日を振り返って、稲垣は「待ちに待ってた『パラ駅伝』だったので嬉しかったですし、何よりも駅伝日和で、たくさんの方に駆けつけて頂いて、僕らも選手の力になれるように応援させて頂いて、1つになれてすごく幸せな1日でした」というと、草なぎも「僕も楽しくて。選手のみなさんがゴールするときに、素直に感動できた自分が嬉しくて」と、うなずく。
香取は「気持ちよかったですね。ウェーブで走ると思わなくて(笑)。急に走ったら走れて。僕めちゃくちゃインドアなんで。青空の下でスポーツをして、走って応援してってこんなに気持ちいいんだ!って……」と言っている最中に、普段からマラソンなどをしているという草なぎと稲垣が「普段からやりなよ(笑)」「なかなかいいフォームしてたし」「普段サボりすぎなんだよ!」と、ツッコミを入れられていた。
そして、楽曲の話題が振られることに。香取は「気持ちよかったですね。歌っているときに、観客のみなさんのお顔を見るのがこんなに好きなんだって」と、観客の顔を見て気持ちもアガったそう。稲垣も「大勢の人がいて求めてもらえて、歌えて通じ合うのはすごく好きなことなんだなって思いました。人前で歌うのは久々ですし、歌詞の内容もすごくピッタリ合ってて、なんかすごく幸せな気分でした」と、笑みを浮かべ、草なぎも「新しい道が続いているんだよという歌詞は僕らの心情にもピッタリです天気も良くて青空に向かってという歌詞も合ってて」と、最高のお披露目になったようだった。
また、レゴ壁画へは、香取は「描かせてもらった壁画は実寸台でこんなに大きいんだって。これはレゴだから持ち歩きできるし、何かのときにみなさんの前でお披露目できる機会があればと思っています」と、感想を寄せていた。