キスマイ藤ヶ谷太輔 主演舞台「そして僕は途方に暮れる」の囲み取材などが開催！
“キスマイ”の愛称で親しまれているアイドルグループ『Kis-My-Ft2』の藤ヶ谷太輔（30）、女優・前田敦子（25）、俳優・中尾明慶（29）、板尾創路（54）が5日、東京・渋谷のBunkamuraシアターコクーンでシアターコクーン・オンリパートリー2018『そして僕は途方に暮れる』（作・演出：三浦大輔）プレスコールを開催した。
ささいなことが積み重なって、恋人・鈴木里見（前田）、親友・今井（中尾）、バイト先の先輩、学生時代の後輩、姉、母などとの人間関係を断ち切ってしまい、歯車が狂って1人ぼっちになってしまう自堕落なフリーター・菅原（藤ヶ谷）の逃亡していくさまを描いた現代劇。藤ヶ谷がBunkamuraシアターコクーンの舞台に立つのはこれが初となる。
プレスコールではメディア向けに1幕途中から2幕途中までの3シーンを公開。1シーン目は、同棲して5年という設定の里見と菅原の会話シーンとなり、こちらでは藤ヶ谷が下着姿から着替える様子や、ある理由から食って掛かる里見から逃げ出そうとする菅原と、日常に起こりそうな微妙な感情を熱演。さらに、里見の家から逃げ出して居候することになった今井の家で、なぜか横柄で大きな態度で食べ物を食べたり今井に対して上から指示を出す菅原の姿などが公開となった。
その後の囲み会見では、この公開となった部分に記者から「藤ヶ谷さんにちょっとムカつきました」と、率直な感想が寄せられると、藤ヶ谷は逆にしてやったりといった表情を浮かべ「それはもう作戦通りですね。演出の三浦さんにいろいろ鍛えて頂いたのが出たのかなって。自信になりますね」と、ニッコリ。「あそこから面白いんですよ」と、期待感をあおるコメントも。
ちなみに、その菅原のキャラクターは三浦氏を模して作られているそうだが、キスマイメンバーの宮田俊哉（29）が菅原に近いという藤ヶ谷。「やっぱ宮田さんあたりは本当は心で思っていることが違っても、『ああいいね！』と言いながら違う顔しているんです。たまにテレビを観てても、『ははは』って言いながら目が笑ってないときがあるんです。そういうシーンもあるんですよ、先輩の話が面白くなくても『あはは』と言ってて、そういうときは顔がよぎります。そういうところはちょっと参考にしてます。だから『ああ』のレパートリーも多いんです」と、思い浮かべつつ「1箇所そんな場所があるかなという感じですけど、本人には言わないですよ。調子に乗りそうなので」とのことだった。
一方、前田演じる里見も実はモデルがあるそうで前田は「三浦さんの彼女さんがすごい描かれているそうで、赤裸々にしゃべってくれるので。でも彼女さんは舞台を観に来てくれるって言ってました」と、修羅場が起こりそうなコメントも。
さらに、中尾は2014年の舞台『コルトガバメンツ』以来、藤ヶ谷とは2度目の共演となるだけに、すでに打ち解けているようで「すごいいい匂いのする座長ですね。なんか甘い匂いがするんですよ。こんなにいい匂いのする座長は初めてなんで（笑）。後半に抱き合うシーンがあるんですけど、匂いを楽しみに頑張ってます」と、意外なコメントが飛び出し、これには藤ヶ谷も照れ笑い。
中尾は続けて「前回の舞台よりご本人が楽しそうにやられてるなって思います」というと藤ヶ谷は「そのときがストレートプレイが初めてだったんですよね。だから悔しさしか残らなかったんです。できないことばかりで」と、後ろ髪を引かれるような思いがあったそう。それだけに今回は「楽しみながらやってはいますね」と、この期間に成長もあったことを感じさせることも
前田から見て藤ヶ谷は「すっごい真面目です」といい、「役として距離感が難しくて、知りすぎないほうが良い気がするって気がして」と、前田自身も考えながらという。すると藤ヶ谷は「今回全員一緒に出てくるシーンがなくて、みんなで盛り上がるということがないんです。1度スタッフさんも交えてみんなでご飯を食べに行きましたけど、シーンとなったことがあって別に仲悪いというわけではないんですけど」と、舞台裏を明かしていた。
「人生の中でいろいろ逃げたい瞬間とか逃げた瞬間があると思うんです。その逃げた先に何があるのかというロードムービーのようになっています。リアルな感情をぜひ体感しに来てもらえれば」と、藤ヶ谷が呼びかけていた舞台『そして僕は途方に暮れる』東京公演は6日から4月1日までBunkamuraシアターコクーンにて、大阪公演は4月9日から15日まで森ノ宮ピロティホールにて上演！
