『ワールドツアー上映「鬼滅の刃」絆の奇跡、そして柱稽古へ』(監督:外崎春雄)舞台あいさつが17、18日、シンガポール、ジャカルタでそれぞれ開かれ竈門炭治郎役の花江夏樹、竈門禰豆子役の鬼頭明里が両日ともに登壇した。
漫画家・吾峠呼世晴氏が少年誌『週刊少年ジャンプ』に連載していたシリーズ累計発行部数1億5000万部を突破した漫画『鬼滅の刃』。2019年に2クールでTVアニメ放送され人気に火がつき、20年10月には『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』の公開、21年から22年には、『テレビアニメ「鬼滅の刃」 無限列車編』『テレビアニメ「鬼滅の刃」遊郭編』、『刀鍛冶の里編』が放送され、いずれも人気を博し、2024年春には『テレビアニメ「鬼滅の刃」柱稽古編』の放送を予定している。本作では、《刀鍛冶の里編》第十一話の劇場初上映に加え、来たる鬼舞辻無惨との決戦に向けた柱稽古の開幕を描く《柱稽古編》の第1話が楽しめる。
以下、公式レポート部分。
シンガポールとジャカルタでは、炭治郎役の花江夏樹、禰豆子役の鬼頭明里が登壇。大勢のファンに囲まれながら登場し、早速シンガポールに到着した感想を聞かれると花江は「今日の朝に来たのですが、町がとてもきれいでびっくりしました。まだ観光はできていませんが、スタッフさんから色々聞いているので(楽しみです)」と笑顔で話した。
ついに世界中でも公開となった本作について、花江は「みなさん、すごかったですよね!?以前からずっと鬼滅の刃は大きいスクリーンで見たいと思っていましたが、今回は炭治郎たちの活躍もそうですし、柱たちの活躍も見れるので、素晴らしい映像になっていると思います」と、会場に駆け付けたファンにクオリティの高さを語りかけ、鬼頭は「原作を読んだときから、(刀鍛冶の里編の)ラストシーンをどう演じようかと考えていました。禰??豆子が太陽を克服するシーンがやっと映像になったので、ものすごく感動しました」と、シリーズのなかでも重要なターニングポイントとなる刀鍛冶の里編第11話についての想いを明かし、会場のファンを和やかな空気で包んだ。
本ワールドツアー上映で初のお披露目となった柱稽古編第一話を見た感想について、花江は「うるさかったですね~!刀鍛冶の里編では、伊之助たちが登場しなかったので、やっと仲間たちが帰ってきたような嬉しい気持ちになりました」と、柱稽古編ならではの楽しい雰囲気を伝え、鬼頭は「善逸の声を久しぶりに聞いたのですが、本当に(うるさい)…!善逸も久しぶりに喋れたのと、禰豆子が喋れているのを聞いて、いつもの50倍嬉しかったんでしょうね(笑)」と、苦笑しながらも愛情があふれるようなコメント。花江は「禰豆子が喋っているところは本当に可愛いからね…!さっきスタッフさんに聞きましたが、シンガポールでは、“オニイチャン”コンテストというものがあるそうですよ(笑)」と話し、シンガポールでも「鬼滅の刃」の盛り上がりがすごいことを実感したそう。
ジャカルタでも、花江と鬼頭が登場するやいなや会場からは大きな歓声が上がり、名前を呼んだり手を振ったりと大盛り上がり!セリフを交えた挨拶と、インドネシア語を披露し会場を熱狂させた。本作で描かれる禰豆子の太陽克服シーンについて、花江は「僕も漫画を読んでいるときにとても楽しみにしていたシーンでした。演じていて苦しかった部分もありましたし、思わず涙してしまいました」と語り、さらに本作の魅力については、「タイトルのロゴが出るところで、炭治郎と柱たちが揃うところが、特にワクワクしてお気に入りです」と、炭治郎を演じた花江ならではの感想を語った。鬼頭も、「漫画を読んだ時から(太陽克服のシーンは)みなさまが楽しみにしていると思ったので、ものすごく気合を入れてアフレコに挑みました!」「柱のみなさんにワクワクしました」と、本作の魅力について熱弁。
会場に集ったファンたちは、アフレコ時の声優の心境に真剣に耳を傾けたり、生セリフ披露に歓声を上げたりと、舞台挨拶は大きな盛り上がりを見せた。花江と鬼頭は退場する最後までファンに手を振ったり言葉を交わしたりとファンサービスを行い、ファンからの愛情たっぷりの大歓声に包まれながら舞台挨拶は幕を閉じた。
※記事内写真は(c)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable