アイドルグループ『A.B.C-Z』橋本良亮が27日、都内で『連続ドラマW 坂の上の赤い屋根』完成披露試写会に俳優・桐谷健太、倉科カナ、蓮佛美沙子、村上正典監督とともに登場した。
作家・真梨幸子氏の小説が原作。18年前の“女子高生両親殺害事件”をモチーフにした小説企画を、新人作家が出版社の編集者に持ち込んことから始まる物語。登場人物たちが抱える嫉妬、劣等感、孤独、過去など“黒い感情”の正体と事件の真実に迫っていく。轟書房編集者・橋本涼役に桐谷、新人作家・小椋沙奈役に倉科、女子高生両親殺害事件」の主犯格とされる死刑囚・大渕秀行役に橋本、大渕と獄中結婚した法廷画家・礼子役に蓮佛が起用されている。
主人公の橋本涼が橋本良亮と名前が似ているということで、桐谷と2人笑い合う橋本。キャストそれぞれ全話すでに観ていることが明かされたが、橋本は「全話観てらっしゃるんですね」と、3人を覗き見るような視線を送ると、「みなさんと同じタイミングで観たいと思ってまだ1、2話しか観てないんです」と話すと、倉科から「うっそだー(笑)」と疑惑の声が飛ぶ。すると、橋本は「3から5話まで見れなかったんです」と、映像のダビングができてなかったと声に力を入れて釈明していた。
役作りの話題へ。死刑囚の大渕役を演じるためになんと13キロ落としたという橋本。「減量はすごく大変だったんです」と切り出したが、なんと出演を聞いたのが「撮影1ヶ月半前で、そのときマネージャーさんから言われたのは2言。『死刑囚役』『痩せてください』といわれて。でも、どれくらい痩せれば良いのか分からなくて、なんとか1ヶ月半で13、14キロ痩せることができました」と、急激な体重減少をさせたそう。
その外見の役作りとともに内面へは、「サイコパスというか、心情をむき出しにするし、どこかに優しさがあるし、どういう気持ちでやればいいんだろうって戦っていました」と葛藤があったという橋本。すると、桐谷は「観る人によって見方が変わっていくキャラクターなんです」と、その健闘がちゃんと反映されていると称えた。
ちなみに、脚本のト書きには美しいビジュアルのことも書いてあるのだそうで、「そう言われたこと無いので、緊張しました」というと桐谷にイジられる一幕もあった。
作品にかけてあの過去があるから今があるエピソードを披露へ。橋本は「『A.B.C-Z』というグループでやらせて頂いているんですが、『A.B.C-Z』って最初は4人グループで、僕が後から入ったんです。その入った2週間後に、横浜アリーナでライブがあると言われて。踊りも知らなかったんですけどですけど1日で15曲の曲と振りも覚えました。これができるから後のことは絶対できると思って」と、懐かしげ。
すると、桐谷は先程の体重の話もかねて、「毎回急やな!(笑)」とツッコむと、倉科からも「マネージャーさんも、これができるから、急でいいんじゃと思ってるんじゃないの?(笑)」と言い出し、橋本が無茶振りでもやりきれる人材なのでは……と話て盛り上がっていた。
『連続ドラマW 坂の上の赤い屋根』は3月3日午後10時よりWOWOWで放送・配信予定!